噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第274回】

「交際反対」神田愛花・母に、バナナマン・日村勇紀・母が応戦!? 「結婚絶対ない」宣言

2015/07/14 21:00

 確かに、子どもたちはダディのことを「清志さん」なんて呼んで、敬語で話す。ダディをまるで尊敬すべきボスのように見つめる。しかし、妻である美奈子は違った。キツいことも言う。当たり前だ。夫婦だし、あんなに沢山子どもがいるし。しかし幼い子どもたちは、それに違和感を持ち嫌悪した。それも当たり前だ。ダディにそうしつけられたのだから。
 
 そんな一家に、子どもたちの実母さえ耐えられず離婚。その次に来た美奈子も、さらにその次に来た女性も去っていった。もちろん次男には罪はない。悪いのはそんなふうに小さい頃から子どもたちを洗脳、仕向けたダディだから。そんな大家族に溶け込むには1つしかない。子ども以上にダディに洗脳され、何をされようとも何を言われようとも、従属すること。できるワケない。

「自身」では、次男の本についてダディがブログに書いたあまりに無責任で、他人事なコメントを紹介し、批判している。同感だ。さまざまな賛同と批判を浴びたダディ一家のドキュメントだったが、結局は仕事を転々とする独りよがりな父親に振り回され、それでも慕う子どもたちのなんとも気の毒な物語だったのかもしれない。

 女性週刊誌の社会派記事が注目を集めているが、今週の「週女」も、身近でわかりやすい視点で安保法制批判を展開している。それが医療だ。

 現在でさえ、医師不足や救急車でのたらい回しが問題になっているが、もし有事や戦争となれば、民間の医師や看護師が徴用され戦地に行く可能性がある。それだけでなく医療行為や薬品さえも兵士優先になり、一般の人の医療が制限される恐れがある――。

 生活視線で安保法制の問題点を浮き彫りにする。今後も、こうした視点の記事を期待したい。

最終更新:2015/08/28 15:16
『ハダシの熱志』
洗脳と教育は相性よすぎて危険度高し
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