J.Loの地元愛も偽物!

ディカプリオは全然エコじゃない!? 偽善者と呼ばれるセレブたちの“悪行”

2015/07/05 16:00

■マイリー・サイラス

 いまやアバズレ街道驀進中のマイリー・サイラスも、「とんでもない偽善者」とレッテルを貼られているセレブの1人。09年にラジオのインタビューで、「あたし、絶対に喫煙しない」「ドラッグはバカな人たちがやるもの。あたしは絶対そんな人にはならない」ときっぱりと宣言。「ドラッグとかなくても楽しめることがたくさんあるんだし!」と優等生発言をし、「偽善者っぽく聞こえるかもしれないけど、気にしないわ」と言い切った。

 しかし、その翌年には合法ドラッグを吸引する動画が流出。開き直ったのかマリファナ愛好者であることをカミングアウトし、13年の『MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード』では、マリファナを吸いながら受賞スピーチを行うなどやりたい放題。「喫煙しないんじゃないのか?」「ドラッグはバカがやるんじゃなかったのか?」と大バッシングされるようになった。

 また、09年8月にリリースした大ヒット曲「Party In The U.S.A.」の歌詞に、「And the Jay‐Z song was on(ジェイ・Zの曲が流れてる)」というフレーズがあり、ジェイの曲に助けられたという内容になっているのだが、インタビューで「どの曲?」と聞かれたマイリーは、「知らない」「あたしが書いた曲じゃないし。ここまでヒットすると思ってなかった」「実はジェイ・Zの曲って聞いたことないの」と発言。おまけに、父親ビリー・レイ・サイラスの大ヒット曲をカバーする予定を聞かれると、「あり得ない。それって、ジェイ・Zの曲をカバーするようなものじゃない!」と暗にジェイをディス。「アメリカに住んでいてジェイの曲を聞いたことないなんてあるわけがない」と叩かれた。そんなマイリーだが、13年にジェイが「somewhereinamerica」でマイリーをディスるような歌詞を入れたことには即座にTwitterで反応。「ジェイの曲なんて聞かないんじゃないのか」「本当にウソつき」と大いにバッシングされた。

■レオナルド・ディカプリオ

 トヨタのプリウスのほか、アメリカ製の超高級ハイブリッドカー「フィスカー・カルマ」や1,000万円を超えるスポーツカータイプの電気自動車「テスラ・ロードスター」と環境に良い高級車を乗り回し、エコな男をアピールしているレオナルド・ディカプリオ。13年末には「クリーン・エネルギーは地球の未来を握る鍵だ」として電気自動車レーシングチームを編成。昨年9月に開催された世界初の電気自動車レース「フォーミュラ E 選手権」に参戦し、話題となった。

 しかし、彼が移動する手段として最も使用しているのは愛車ではなく、プライベートジェット機。仕事、チャリティー、バケーションも、所有しているプライベートジェットでさっと移動。「排気ガスは地球に悪い! ハイブリッド車に乗ろう!」と言いながら、自動車とは比べ物にならないほど大量の排気ガスを排出するジェット機を乗り回してる、とんでもない偽善者だと一部でバッシングされている。また、エコな生活を送るのに最適なニューヨークのリバーハウスの高級マンションを購入したときは「さすが!」とたたえられたが、ハリウッドヒルズにある広い敷地の大豪邸と、マリブの高級邸宅&ビーチハウスは毎月高い維持費がかかっており、電気代もさぞかしすごい額だろうと囁かれている。

 なお、レオナルドはことあるごとに、「プライベートジェットには、できるだけ乗らないようにしている。旅客機を利用するようにしている」と発言しているものの、ジェット機の便利さを捨てることができない様子。世界各地のリゾート地で、エコっぽくないデップリとした体形でたくさんのモデルたちをはべらせているパパラッチ写真に、「レオナルド=偽善者」だと確信している人はかなり多い。

■ジョン・レノン

 平和を象徴する曲として世界中で歌われている「イマジン」。その曲を手がけたジョン・レノンのことを、彼が最初の妻との間にもうけた長男ジュリアン・レノンは「偽善者だ」と断言している。

 ジュリアンはインタビューで、「ジョンは世界に向けてラブ&ピースを呼びかけた。大きな声で、たくさんの人に呼びかけた。でも、彼自身はどうだろう。周りにいる家族を、妻や子どもをまったく愛さず、そっけなく接してきた男のくせに。家族をバラバラに引き裂いた人間に、ラブ&ピースなんて呼びかける資格があるのだろうか。妻子と口もきかず、不倫して、離婚を突きつけるような男が!」と怒りをあらわにして発言。「最も愛さなければならない妻子に対してラブ&ピースできなかったくせに、よく言えるもんだよね。正直じゃないってことだよ。偽善者なんだ」と言い放った。

 ジュリアンは両親の離婚時、「毎年2,400ポンド(約45万円)の養育費と25歳になったときに5万ポンド(約940万円)を受け取る権利」をもらったが、ジョンの遺産は莫大なもの。実子なのにひどすぎる扱いだと、96年にジョンの遺産のほんの一部をあらためて相続した。何を相続したのかは非公開になっているが、オノ・ヨーコが気前よく遺産を分け与えるわけはなく、ジュリアンは「全然フェアじゃない」とコメント。「別にいいし。裁判所で争うなんてうんざりだし」と語っているが、ネット上では、「お気に入りの子どもにはたんまり遺産を相続させ、どうでもいい子にはほんのちょびっとしか相続させないなんて、あんまりだ」「ラブ&ピースが聞いて呆れる」とジョンをバッシングする声が上がった。

最終更新:2015/07/05 16:00
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