相手がドナルド・トランプだしね~

歌手シェールが、「自分の髪形も見つけられないくせに」「真のバカ」と大統領候補を批判

2015/06/19 18:45

 ほかにも、「もし彼が大統領になったら、オーストラリアに移民する」というつぶやきに、「もし彼が大統領になったら、私は木星に移り住むわ」とツイート。また、「彼のことを指名する州(ステート)なんてあるんだろうか」というつぶやきには、「ひとつあるわよ! 自暴自棄状態(ステート)ね」と華麗におちょくった。

 オバマ政権が打ち出す医療制度改革法案の阻止に明け暮れているテッド・クルーズも、共和党から大統領出馬表明をしているが、「テッドとドナルドだったら、どっちがいい?」と聞かれ、「それって、偏頭痛と嘔吐のどっちがいいって聞いてるようなものよ?」と激怒。シェールはオバマ大統領と写真を撮ったことがあるため、「もしドナルドが大統領になったら写真を撮りますか?」という質問もされたが、「そんなことするくらいなら、自分の目に針を刺すわ」と激しい拒絶反応を示した。

 そして、「ドナルド・トランプの罰は、“ドナルド・トランプでいる”こと。彼は素晴らしい知性を持つけど、人の気持ちを理解できない人なの。私たちは弱者を守らなければならないわ」とTwitterユーザーに警告。「ドナルド・トランプのエゴは巨大に膨らんでいる。ヒンデンブルク号のようになればいいのに。辞書の“不快なケツ穴野郎”って単語の横にドナルドの写真が載っているのが見えるわ」とこき下ろした。ちなみにヒンデンブルク号とは、37年に乗員・乗客を乗せたまま爆発炎上事故を起こした飛行船のこと。シェールとしては「ハゲ隠しのみっともない髪形のドナルドは表舞台から消えてほしい」と切望しているのだろう。

 全米から「たちの悪い冗談」「悪夢」「金持ちの時間つぶし」と叩かれているドナルドだが、外野のうるさい批判はまったく気にならないようで、今後、金に物を言わせながら選挙活動を進めていくものとみられている。米エンターテインメント業界紙「The Hollywood Reporter」は、出馬表明した際にトランプ・タワーで彼に拍手を送りサポートしていた人たちは、50ドル(約6,100円)で雇われた役者だったと報道。ネット上では、「今後も大量のエキストラを雇って選挙活動を繰り広げるのか」「雇用を生んでるんだからいいのでは」とバカにされている。

 同じく共和党から出馬表明しているブッシュ家のジェブ・ブッシュのキャンペーンロゴは、ネットで「ださい」とコラされるなど、笑いネタが豊富な今回の大統領選挙。今後、ドナルドが選挙に関する発言をするたびに、シェールは攻撃するものとみられており、直接対決させればという声も上がっているほど。飽きのこない展開になりそうだと、全米をわくわくさせている。

最終更新:2015/06/19 18:46
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