【男と結婚】――男が結婚したい理由(全4回)

男は「自分を変えない」女は「年齢を甘く見てる」――男は結婚に何を夢見る【婚活編】

2015/03/15 21:00
kekkon-otoko.jpg

 仕事に燃える国家公務員で、結婚後も自分の仕事を邪魔されたくない女と、自分を食わせてくれる女を探すニート男が結婚相談所で巡り合う『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)。夫を支える良妻だが、実は結婚しておらず、「子どもを作らない」「年収の20%を支払う」などの契約書に基づいた夫婦生活を送る『○○妻』(日本テレビ系)。今クールのドラマでは、結婚生活を手に入れようとする男を描く両作品が話題を集めている。

ドラマとはいえ、愛ではなく「条件」で結婚を求める彼らは、結婚に何を求めているのか? そこまでして彼らが結婚したがる理由は何なのか? サイゾーウーマンでは、今後4回にわたり「男性と結婚」について多方面から考えていく。初回となる今回は、結婚相談所を運営する矢内文浩氏から、結婚相談所に登録する、男性側の意識や、男女のギャップについて話を伺った。

――結婚相談所に登録している男女比は、どうなっていますか?

矢内文浩氏(以下、矢内) 私が加盟している相談所では、男女比は6対4くらいで男性の方が多いです。女性は30代が圧倒的に多いですね。次に40代前半の女性、続いて、40代後半~60代で、20代はわずかです。男性は30代半ば~40代が全体の6割を占めています。続いて、50~60代となります。20~30代前半の男性も少ないですね。

――男性が結婚したい、と思う理由で多いものは何ですか?

矢内 「家族(パートナー)を持ちたい」「子どもが欲しい」という理由がほとんどですね。そんなはっきりした理由がなくても、「結婚したくない」という気持ちよりも、「結婚したい」という気持ちが勝ってきたときが、そのタイミングなんだろうと感じます。例えば、「将来、子どもとキャッチボールしたい」「子どもと一緒に家族で出掛けたい」そういう夢やあこがれを持っている男性は、意外と今の時代でも多いんです。

――結婚の「条件」として女性が男性に求めるものは、何が上位でしょうか?

矢内 「経済力(年収)」は大きいですね。もちろんそれは、ある一定以上の「人柄」、誠実さや穏やかさ、おおらかさなどをクリアした上での話ですけど。

――年収は数値としてはっきり出ていますが、人柄を写真とプロフィールだけで判断するのは難しそうに思えます。

矢内 むしろ女性では、写真を見た瞬間に、合う、合わないを見極める方が多いですよ。女性の3~4割はこういった直感を判断の基準にされている印象です。また、プロフィールには書かれたその方自身のメッセージだけでなく、担当アドバイザーから見たその人に対する所見(コメント)を入れるようにしています。

『ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)』
既婚男性いわく「結婚の理由はどうでもいい」らしいです
アクセスランキング