チャート命なお国柄?

オリコン対象外で緊急“水増し”!? SUPER JUNIOR D&E、ミュージックカードをCD変更

2015/02/14 15:00
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SUPER JUNIOR DONGHAE&EUNHYUK公式サイトより

 韓国の13人組アイドルグループ・SUPER JUNIORの派生ユニット・SUPER JUNIOR DONGHAE&EUNHYUKのコンサートチケットについて、ミュージックカード付きとして販売予定だったものを限定CD付きに変更することが公式サイトで発表された。ミュージックカードといえば、オリコン・リサーチが合算集計の終了を発表していただけに、ファンを中心に波紋を呼んでいる。

 ミュージックカードは、カードに記載のPINコードを入力することで楽曲がダウンロードできる商品形態のことで、EXILEが2012年に販売して以降に広まったもの。CDより安価な上にオリコンチャートに反映されることから、売り上げを“水増し”できるアイテムだったが、15年4月6日付のデイリーランキング以降は集計対象外として扱われることに。これまでEXILEやエイベックス所属のアーティストが中心に販売してきた商品のため、この一件はネット上でも大きな話題となった。

 そんな中、SUPER JUNIORのファンクラブやオフィシャルサイト先行で取り扱っていたチケット「SUPER JUNIOR D&E THE 2nd JAPAN TOUR 2015」(1万800円)に付いてくるミュージックカードが、4月1日にリリースされる同ユニットのミニアルバム『Present』限定盤に変更となることが明らかになった。

「SUPER JUNIORは、昨年12月17日発売のシングル『MAMACITA‐AYAYA‐』が初週6.5万枚を売り上げ、29日付のオリコン週間シングルランキング1位に初登場。11年6月に日本で正式デビューを果たしたSUPER JUNIORにとってシングル・アルバムを通じて初の首位獲得となりました。しかし、12月20日の福岡公演ではメンバー別ミュージックカード盤全10種(500円)を販売するという“水増し”があり、これによって売り上げを大きく伸ばしたといわれています。当時は1位獲得のニュースに対し、ネット上で『ミュージックカード商法』と揶揄する声も出ていました」(芸能ライター)

 ミュージックカードはSUPER JUNIORだけでなくその他K‐POPアーティストの間でも主流で、現在でも楽曲をDLできるavexのサイトでは、BIGBANGからD‐LITE、SOL、G‐DRAGONのソロ活動組や、BoA、U‐KISS、WINNERらのミュージックカードがDL可能となっている。

「今回、SUPER JUNIORがミュージックカード付きだったものを限定CDに変更した理由は『諸般の事情』となっていますが、やはりオリコンのチャートに売り上げが反映されなくなったことも一因なのでは。一部ファンからも『オリコン反映されなくなるからだね』『チャート反映されないと意味ないってことか』『CDに変えてきた』『わかりやすすぎ』と、呆れた声が上がっています」(同)

 ミュージックカードの集計が廃止となったことで、今後はSUPER JUNIORをはじめK‐POPアーティストがオリコンチャートでどう奮闘するのか、注目していきたい。

最終更新:2015/02/14 15:00
『SUPER JUNIOR WORLD TOUR SUPER SHOW6 in JAPAN (Blu-ray Disc2枚組) (初回生産限定)』
対応の早さに脱帽
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