噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第254回】

安室奈美恵、円満独立のウラの“利権配分”と「育ての父」が語る美談の怪しさ

2015/01/20 21:00

 年明け早々に勃発したサザンオールスターズ・桑田佳祐の“不敬”反日問題を女性週刊誌は3誌ともに取り上げている。だが、その全てが「やりすぎ」「大誤算」と無難なトーンで、言論に対する考察や、パフォーマンスや社会風刺への無理解ぶりや異様な反応、そうした土壌を生む現在の日本の閉塞感や非寛容ぶり、右旋回する世論などの視点はまったくなかった。まあ、そんなものだろう。

 そして桑田もあっけなく謝罪をしてしまった。右翼団体の街宣活動や世論の広がりに恐れをなしたのか。そもそもアーティストが政治的、平和的メッセージを持ってパフォーマンスしたり風刺するのは当然の表現方法だし、桑田も「他意はない」とか「誤解」とか言い訳せずに、さらなるアピールをしてほしかった。「なぜ国民に謝る必要があるのか!」と。でもそんな気はなかったのか? いや事務所の意向でしょ。とりあえず鎮静させるという大人の判断ね。

 そんな中、興味深かったのが「自身」記事だ。サザンは昨年12月28日のライブで、安倍首相夫妻が見守る中「衆院解散」を揶揄するパフォーマンスを演じ話題になった。これは首相夫妻が観覧していたからこそのアピールと報じられていたが、実は違ったらしい。桑田は安倍夫妻が来ていたことを知らなかったというのだ。さらにライブ終了後、こんなことまで言っていたという。

「もし首相が来場していると知っていたら、“アベノミクス、バンザイ!”と歌っていたのにね」

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昭和芸能界を生きているかのような女・安室
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