大統領選へのモチベーション!?

孫誕生に舞い上がるヒラリーをけん制した、クリントン元大統領の名言が素晴らしい

2014/11/14 18:45

 エレンは、星条旗がいくつも掲げられた大統領専用車そっくりの玩具をビルにプレゼント。ナンバープレートには「ファースト・ベイビー」と記されており、ヒラリーの大統領選出馬を後押しするような雰囲気に会場は包まれた。

 ビルがけん制しなければならないほどの孫フィーバーに興奮しているヒラリーだが、待ち望んでいた孫なのだから仕方ないのだろう。今年6月に発売された『Blood Feud』というノンフィクション本でも、「ヒラリーは2016年の大統領選の前に、どうしても孫が欲しかった」と記されており、「チェルシーに早く孫が欲しいとせがみまくったが、チェルシーは“頑張ってるのよ”と言うのみ。業を煮やしたヒラリーは、“プレッシャーとかストレスとかがいけないの。だから妊娠しないのよ。ビルと私もそうだったわ。だから思い切ってバミューダで休暇を取ることにして、そこであなたを妊娠したのよ。だから、あなたたちも、携帯電話やiPadを家に置いて、誰にも行き先を告げずにどこか行きなさい”とハッパをかけ、チェルシーはその言葉に従い、見事妊娠した」とも書かれている。

 ヒラリーは今年5月に出席した会議のスピーチで、テーマから脱線しつつ、孫が生まれてくることが楽しみで仕方ないと発言。「初めて親になるときは、子育ての大変さを考えて不安になったり、責任の重さを感じたりするもの。でも、初めて祖父母になるときは、純粋に幸福感とわくわく感しかないわね。責任なんてほとんどないのだし。本当に楽しみだわ」と世の祖父母の本音を代弁しつつ、「1つだけ残念なのは、亡き母がひ孫に会えないということかしら。生きていたら、飛び上がって大喜びしていたはず。そして、新しく親になった娘夫婦だけでなく、新米祖父母の私たちにもアドバイスをしてくれたはず」と、上の世代が下の世代にアドバイスするのはありがたいことだという持論を展開した。

 このように孫フィーバーに興奮しているヒラリーに釘を刺した、と得意げに明かしたビルだが、彼自身も余計なことをポロッとしゃべってしまうクセがある。12年にリムリック大学のイベントに出席した際、「娘夫婦は子作りしてる。そろそろ孫もできるだろう」と発言しているのだ。そんな彼のポロリを期待して、ヒラリーが16年の大統領選に出るかどうかについて度々聞かれているが、今のところ「知らない」「ヒラリーが決めることだから」と頑張っている。しかし、世間はそろそろポロリが出る頃、とビルに期待を寄せている。

 6月にはロサンゼルスで行ったスピーチで、「大統領選には一度出てるから、どんなものなのか大体わかっているけど、おばあちゃんになるのは初めてのことだから、本当に楽しみ」と語ったヒラリー。念願だったおばあちゃんというステイタスを手に入れ、今は、もうそれだけで満足そうにも見受けられる。しかし、多くの米メディアは、孫娘のためにも女性初のアメリカ合衆国大統領になりたという意欲が湧き、16年の大統領選には必ず出馬するだろうとの見解を示している。

最終更新:2014/11/14 18:47
孫/これから音頭
孫フィーバーすら金にする男!
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