TL(ティーンズ・ラブ)編集者座談会

「ガテン男に溺愛されたい」「フェラはNG」TL編集者が明かす“女がエロに求めるモノ”

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松井 そういえば最近、年上のおじさまに溺愛されるストーリーがはやっています。前は、Sキャラの王子様が主流でしたが、現実の恋愛はそううまくいかない。楽してモテたい願望の表れなのかもしれません。

白石 あと最近では、ジャニーズ的な王子様ではなく、EXILE系のキャラの人気が出てきました。作り手側の私たちは、ずっと「イケメン=ジャニーズ」をイメージしていたんですけど……。

松井 EXILE系の男性キャラを出したら、そっちの方がウケたんですよ。特に地方では。

白石 ギラギラしててオスっぽい方が、「女に奉仕を求めない」感じでいいのかもしれません。一度雑誌で「絶倫ダーリン」という特集をしたら大変好評で、第2弾もやりました。

小柴 ずっとインテリ男性のキャラを出していたんですが、ガテン系をやってみたら人気でしたね。ただ、EXILE系やガテン系が人気になったとしても、「仕事ができない」男性キャラはいないです。「仕事ができる」のは絶対大事。バンドマンなどの夢追い人だとか、そういう設定のものもたまにはありますけど、基本的に男性の社会的スペックは今も昔も高いです。

松井 ガテン系は、1年くらい前と、2年くらい前の夏に特集しました。ちょっと暑苦しいですが(笑)。あと、結婚モノも割と人気です。最後プロポーズされて結婚する話も、そもそも夫婦という話も。

白石 それは最近顕著ですよね。結婚生活モノで、旦那さんから溺愛されているストーリーとか。読者は、不安な話は読みたくないんでしょうね。世相を反映してか、TLの好みも安定志向というか。2人に危機が迫る……という展開に“ハラハラドキドキ”する作品から、ただただ愛されて胸キュンする作品が求められるようになったと思います。

小柴 結婚していると、エッチシーンを入れやすいですしね。一作品だいたい32~40ページくらいなので、その中で「出会って、恋をして、付き合って、エッチする」までしないといけない……。ただ、なるべく日常で妄想しやすいように、自然な形で見せたいですけど、ときには力業でエッチシーンに持っていくので、とっぴな設定の作品もできちゃいますよね。

松井 夏葉ヤシ先生の『お隣はHクリニック』という作品があるんですが、男性キャラの「また自慰を見てほしい」というセリフから恋が始まっていくんです(笑)。確かに、日常にエロワードをぶっこむという無茶なところもあるんですけど、リアルラブが主流の中、こういったトンデモ展開の作品を手がけられるのは編集者として楽しい瞬間です。

──今後のTLは、どうなっていくと思いますか?

松井 今の雑誌の読者は、現実的な恋愛を求める傾向にありますが、コミックスになると「石油王にさらわれる……」など、ロマンス小説のコミカライズもあるんです。あと、吸血鬼や執事が出てくるファンタジー作品もあります。TLで描かれる世界観が、どんどん選べるようになっているので、エッチシーンの幅はますます広がっていくんだろうな、と思っています。

小柴 本屋さんに行って、コミックスをジャケ買いする方も結構いると思います。普通の少女マンガよりも、TLの方がそういうケースが多いかもしれない。ジャケ買いをする人に向けて、タイトルで設定がわかるよう、雑誌掲載時とはタイトルを変えているものも結構多いです。

松井 「お医者さん」だったり「絶倫」だったり、サブタイトルに「おもちゃを使う」ということを入れたりして……。読者の好みがどんどん細分化していく中で、女性もより性的嗜好に合ったものを選べる時代になっていくのではないでしょうか。

楽してモテたくってもいいじゃない、マンガだもの

しぃちゃん

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