不快指標だったのに!

「露出し過ぎなセレブ」ランキングの意味合いが変えた、米リアリティ番組の隆盛

2014/03/14 18:00
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リアリティ番組と巨尻の申し子キム・カーダシアン

 米名門経済誌「フォーブス」が「露出し過ぎなハリウッドセレブ」トップ10を発表した。全米が大嫌いなセレブが誰なのかよくわかるこのランキングは、好感度調査などをしている大手調査会社「Eポール・マーケット・リサーチ」によるもの。6,600人を超えるセレブの中から46の特性に基づき、「誰が最も醜態を晒し、マスコミに取り上げられているのか」を投票により選ぶ本調査で、不名誉な1位に輝いたのは、昨年から自滅的に突っ走っているジャスティン・ビーバーだった。

 実に67%もの回答者から「露出し過ぎ」と投票されてしまったジャスティンは、世界中の少女たちを夢中にするアイドル歌手としてキャリアをスタートさせたが、恋人セレーナ・ゴメスに捨てられたことがきっかけとなり自暴自棄に。今年1月には、酒を飲んで薬を服用し、ドラッグレースをしていた疑いで逮捕されてしまった。その後も警察沙汰を起こし、一瞬おとなしくしていたが、宣誓供述での高圧的な態度が公開され、世間の怒りを買うことに。当の本人は再び脈が出てきたセレーナと復縁しようと必死で、「弱っちいくせにギャングスタのようにイキがり、ロマンチックな男を演じることは滑稽この上ない」とタブロイドは面白がって連日のように報道。大手マスコミも彼の法的トラブルを大々的に報じており、世間から「いい加減、露出し過ぎ」と認定されてしまった。

 第2位に選ばれたのは、昨年の同ランキングでトップだったキム・カーダシアン。個人の究極の秘め事であるセックスビデオが流出したことで一躍セレブスターの仲間入りした彼女は、07年からリアリティ番組『Keeping Up with the Kardashians』で私生活を垂れ流している、露出セレブ第一人者である。最近は、婚約者カニエ・ウエストに振り回されっぱなしだが、出産後も健在な巨尻を強調する水着自撮り写真を公開するなど、誰も頼んでいないのに露出し、61%の回答者から「露出し過ぎ」と認定された。

 第3位にランクインしたのは、この1年で舞台を裁判所からリハビリ施設、リアリティ番組へと移した元祖お騒がせ女優リンジー・ローハン。裁判所に命じられた90日間のリハビリ治療を終え、米テレビ界の女帝オプラ・ウィンフリーの情けでドキュメンタリーのようなリアリティ番組を制作してもらうことになったものの、文句タラタラ。高額なギャラをもらってパーティーで大はしゃぎし、8歳年下のイケメンモデルとの交際がウワサされるなど、タブロイドは「リンジー復活」と大喜び。女優としてのキャリアを立て直そうと必死だが、お騒がせセレブの汚名はなかなか返上できないだろう。

 第4位に選ばれたのは、言葉通り何もかも露出しているマイリー・サイラス。ディズニー・チャンネルを卒業した11年以降、せっせと脱アイドルしてきた彼女だが、その方向性に世間は眉をひそめた。昨年8月には『MTVビデオ・ミュージック・アワード』で一緒にパフォーマンスを行ったロビン・シックの股間に自分の尻を押し当て腰を振ったり、11月に『MTV EMA 2013』で受賞スピーチを行った際にステージでマリファナを吸ったり、世界中の人たちが不愉快な思いを抱いた。今年2月にスタートさせたツアーでは、観客に向けて股を広げ、マスターベーションするような仕草をするなど、その内容は18禁で、57%から「露出し過ぎ」と言われてしまった。

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