口パク疑惑にバックシンガーの陰

マイクがズレても音は変わらず! ブリトニー・スピアーズの口パクを立証するビデオが流出

2014/02/14 22:00
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本文中にはさらっと書かれてるけど犬の散歩の方が衝撃じゃない?

 ロリータ顔に成熟したボディ、甘えるような歌声と抜群のダンスパフォーマンスで、90年代後半から2000年代前半にかけてのポップミュージックをリードしてきたブリトニー・スピアーズ。私生活の影響で精神がバランスを崩した時期もあったが、歌手としての人気は変わらず。昨年9月には、ラスベガスの有名ホテル「プラネット・ハリウッド」での定期公演『Piece of Me』を行うことを正式に発表した。

 世界中のファンを大喜びさせたラスベガス定期公演のニュースだが、口パクをするのではと予想する声が大きく、英大手タブロイド「Daily Mail」は、「大金を払って公演を見に行っても、残念だがブリトニーの生声は聞けないだろう」と伝えた。しかし、ブリトニー側は、「ショーで実際に歌います。“口パク”はしません」と宣言。12月27日の公演初日には、ケイティ・ペリー、マイリー・サイラス、アダム・ランバート、セレーナ・ゴメスら大勢のセレブが駆けつけ、辛口評論家もショーを絶賛。全盛期に比べるとボディもダンスもキレがないが、ポップミュージックの女王の貫禄を見せつけた。

 一般人の恋人をステージに上げ、ボンデージ・ギアと首輪をつけて犬の散歩のように従えるサプライズを演出した日もあり、話題になっている『Piece of Me』。しかし、口パク疑惑は色濃く残っており、プラネット・ハリウッドが「バックには常に歌声を流しており、ブリトニーはその歌声にかぶせるように歌っている。激しいダンスやパフォーマンスをこなすには仕方のないこと」と認めたという報道も流れ、とうとう疑惑にどどめを刺すような動画が流出してしまったのである。

 米ゴシップ芸能サイト「RadarOnline」は、インスタグラムにアップされた『Piece of Me』公演中のブリトニーの動画を紹介し、ワイヤレスマイクのパックが腰から外れ、耳にかけたマイクが大きくずれたにもかかわらず、歌声はまったくぶれず音程も変わらないのはおかしい、と指摘。口パクの証拠だとし、Twitterでもこの動画をもとにアンチが大騒ぎしていると伝えた。

 ここまでブリトニーが口パクで叩かれるのには理由がある。昨年末にリリースした8枚目のアルバム『Britney Jean』に収録されたいくつかの曲が、バックシンガーのマイヤ・マリーが歌っているものではないかという疑惑が浮上したのだ。マイヤはブリトニーそっくりに歌えることから、ブリトニーは彼女の声に頼るようになったという推測が流れ、ネット上では「アルバムまでも口パクか」「詐欺だ」と祭り状態となった。

 ブリトニーは09年頃から口パクをバッシングされるようになり、オーストラリア公演では、口パクしかしない彼女に激怒した観客100人近くが会場を出て行く、という騒ぎが起こった。コンサートでの口パクは、「激しいダンスがあるから、仕方ない」と理解を示す声も少なくないが、さすがにアルバムの件は問題視されている。マイヤは否定しているものの、この件を境に、ブリトニーの口パクに対する風当たりは一層強くなってしまったのである。

 今回の証拠動画について、アンチは鬼の首を取ったかのように騒いでいる。しかし、ファンは、「別にいいじゃないか」「いまさら」「ファンはブリトニーの生の歌声を聞くためだけに行くわけじゃない。彼女は最高のエンターテイナーであり、ショーを見に行くのだから」と擁護している。

 ファンはブリトニーには甘いが、アメリカは実力至上主義社会。金を払ったのに口パクを見せられるのは詐欺行為だと強く批難されている。激しいダンスが求められるショーには必ずつきまとう問題だが、ブリトニー側がどう対処していくのか。その手腕が問われることになりそうだ。

最終更新:2014/02/14 22:17
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