卑猥画像を、口説いた女性にリークされ……セレブのSNS痴態事件

　先日、人気ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』で硬派なFBI捜査官役を演じているトーマス・ギブソンが、ジャグジーに浸かりながらアホな言葉を囁く動画が流出してしまい、滑稽な晒し者になるという騒動が発生した。妻子あるトーマスが、まるで思春期の少年のような恥ずかしい動画を送った相手は、2年前にTwitterで知り合った女性。ポルノサイトから拝借した画像を「自分」だと偽り、Twitterを通して「大ファン」だとアプローチしてきた女性に引っかかってしまい、彼女を喜ばすために卑猥なメッセージや画像・動画を送り合う仲になっていたのだ。その後、トーマスは、「子どもたちのために一緒に住んでいるが、妻との関係は2年半前から破たんしており、家庭内別居状態。だから浮気じゃない」と弁解したが、大物俳優がSNSでこんなにも簡単に女に引っかかるのかと大きな話題になった。

　インターネットが普及した今、ネットやSNSで異性を口説いたり、サイバーセックスをする人はとても多いといわれている。トーマスのように、セレブがネットで性欲を満たそうとした挙げ句、不幸にもそれが流出してしまうケースもまれにある。

　今回は、そんな、ネットやSNSを使って相手を口説き、それが明らかになった「セレブのオンライン痴態事件」をご紹介しよう。

■カニエ・ウエスト

　居眠り事故による大けがを乗り越え、ラッパーとして大成功を収めたカニエ・ウエスト。自分をキリストと重ねたり、神だと宣言するなど、この上なく自己中心的でナルシスト男ともいわれている。

　2010年10月、そんなカニエの恥ずかしい写真がネットに流出した。1枚目は、上半身裸のカニエがサングラスをかけソファーで首をかしげながらカメラを見つめている写真、2枚目は下半身のみのショットで、ソファーに座った状態で、少し下げたブリーフから、硬く勃起し血管が浮いたペニスをむき出しにした写真。タトゥーや体形などからカニエであることは間違いなく、陰毛の処理をまったくしていないのがカニエらしいと話題になった。この写真、実はカニエがSNSで手当たり次第に女の子たちをナンパしていた時に使っていたものだと伝えられている。SNS黎明期の雄「Myspace」で、気に入った女の子たちを喜ばせるため、自慢のイチモツを自撮りして送りつけていたのだ。

　カニエはこの写真について特にコメントしていないが、流出と同時期にリリースした「Runaway」という曲の中に、「オレがメールで写真を送ってたことが、彼女にバレちまってよ／写真つーのは、ビッチに送ってやった、オレのイチモツ写真なんだけどよ」という歌詞があり、ステディな彼女がいながらも、「チンコ丸出し」写真を送ったことがあると告白している。また、インタビューでも、「HipHopのルールを破るためなら、ヌードにもなる」「ビヨークみたいなもんだろ？　ビヨークが、全裸でポーズとりたいわってなってたら、みんな、“ビヨークだしね”って納得するだろ？」と“オレ様がルール”と言わんばかりのトークを展開。自己愛の強いカニエらしいと世間を納得させた。

■リース・マスティン

　人気オーディション番組『Xファクター』オーストラリア版で優勝したことがきっかけで、大ブレイクした若手歌手のリース・マスティン。ブラッド・ピットからイケメン要素を少し引き、ぽっちゃりさせたような外見のリースは、安心感を与えるルックスからか、若い女の子たちにモテモテ。「豪版ジャスティン・ビーバー」と呼ばれ、SNSでも持てはやされている。国民的メロドラマに出演している若手女優のリアノン・フィッシュとの交際はファンも公認で、お似合いのカップルだといわれている。

　そんなリースがスキャンダルに見舞われたのは今年5月のこと。Twitterで彼をフォローしていた女性ファンが、彼からプライベートメッセージを受け取り、ヌード写真を送ってほしいと求められたと暴露したのだ。女性によると、リースはフォロワー同士だけが送ることができるダイレクトメッセージを利用し、女性にアプローチ。「Snapchat」で、いやらしい写真を送ってくれよと求めたのだという。「Snapchat」とは送った写真が10秒以内に消滅するという仕組みのアプリで、保存できないため、エロい写真を送るために使われることが多い。