"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第193回】

木嶋佳苗の私小説『男性礼賛』、セックス自慢に消された「死刑判決を受けた私」

2013/10/15 21:00

 これまたタイムリーというか(苦笑)。まるで“名器”木嶋記事と呼応するような記事が。「週女」による“名器の作り方”である。

 作家の岩井志麻子が美容整形外科の本田昌毅先生と「週女」で対談をしたのをきっかけに“名器”手術を敢行した。その手術とはどんなもので、どんな効果があるのか!? そして志麻子先生は本当に名器になったか! という8頁もの袋とじ(ハブ?)特集。速攻で袋とじをビリビリ破きました。

 まず志麻子先生が受けたのは「Gショット」という手術だという。もともとは不感症患者のためのもので、膣内のGスポットにヒアルロン酸を注射する。Gスポットは触るとザラザラボツボツするが、ヒアルロン酸を注射することで、そのボツボツザラザラが隆起して、いわゆる「かずのこ天井」と言われる名器を作り出せるのだとか。この施術により女性のセックスの感度と同時に、男性の挿入感もアップする効果があるらしい。ほかにもGスポットの少し奥の方にこれを打つと「タコツボ名器」になるなど、いろいろな膣名器も「Gショット」で作れるという。わかったような、わからないような。

 かつて志麻子先生が「名器自慢ほど証明が難しく、それは霊能力と同じ」と言っていたことを思い出し、名器は存在するのかという根本的な問題も以前としてあるが、それはさておき、名器手術はヒアルロン酸1ショット5万円からで、時間も5分ほど。その日の夜からセックスも可能らしい。これを実践した志麻子先生の夫は「シマコがしまる!」と叫んだという。

 5万円で名器に! これでは木嶋佳苗も立つ瀬がない(笑)。この記事を是非佳苗にも読んでもらいたいものだ。あなたの自慢の名器は5万円よ、と言ったらどんな反応をするのか。「私は持って生まれたナチュラルな名器。あなた(志麻子)の作られた嘘の名器と比べられるはずがないでしょう」なんて嘯いてくれると面白い。

 宮沢りえの自宅マンションお泊り愛が発覚した。スクープしたのは「セブン」である。お相手は舞台で“初恋の男”として共演した、現在12歳年下の俳優・小久保寿人。すでにりえの長女(4)も懐いている娘公認の男らしいが、宮沢りえといえば、娘の父親である夫と別居し、娘の親権を巡って離婚協議中の身。こんなことがバレたら離婚にも影響するだろうことは明白。宮沢サイドは即座に「セブン」報道と熱愛を否定した。

 しかし、今回の宮沢りえ熱意報道でつくづく思った。代役を熱演するなど女優としての評価も高く、知名度も抜群のりえだが、彼女の私生活や恋愛にはあまり興味を持てない。むかーしの貴乃花(現親方)との婚約破棄騒動、中村勘三郎(当時)との不倫・自殺未遂騒動や、ビートたけしの庇護疑惑などで、筆者の興味は終わっている。あの頃の華やかな恋愛物語に比べると、元プロサーファーの夫や、今回の若手俳優の恋愛沙汰なんて、面白くない。霞んで見えてしまうのだ。

最終更新:2013/10/15 21:00
『木嶋佳苗劇場~完全保存版! 練炭毒婦のSEX法廷大全 (宝島NonfictionBooks)』
「あの女の鼻っ柱をへし折りたい」女の欲望をむき出しにさせる佳苗
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