"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第190回】

ロンブー・淳の「嫁の条件105カ条」再掲載! 淳夫妻の異常性を伝える「女性自身」

2013/09/24 22:00

 今回は、そんな淳の要求に付き従う嫁の西村香那も加わった。これまでの淳の女性観、理想などは、「俺様」でアホな男の戯言だと思っていた。しかしそれを現実化する女性が現れてしまった。さらに悪いことには、メディアによって大きく流布されたことで、同様の時代錯誤な嫁を賞賛する声も上がっている。これが“正しい嫁”だと勘違いされ、結婚したら仕事は辞めて家庭に、そして良妻賢母にといった押し付けが広まっていくのが怖い。そんな風潮が広がれば、結婚後の女性の社会進出、仕事、家事や育児の分担など女性の権利を大幅に後退させることにもつながる。

 とはいえ、こんな生活を西村は本当に耐えられるのだろうか。多くの女性のためにも「結婚前に語ったことはあくまで理想で、実際は自分を殺して結婚生活を続けてきた」「でも限界だ。淳との生活は異常だった」という西村の離婚会見を望みたい。

 芸能マスコミをここ何十年も悩ませていること。それがゲイカップルの扱いである。同性同士であるゆえ、一緒に食事してもホテルの同部屋に泊まっても、お互いの家に出入りしていても、友達か恋人か判然としないからだ。決定的な証拠とはならない。よって芸能界でも数多くのうわさは存在するが、実際に報じられたのは氷川きよしと松村雄基、槇原敬之の公私共のパートナーくらいなものだ。そんな歴史を塗り替えたのが、今回の「セブン」報道である。国生さゆりと甲田英司夫妻の離婚の原因が、ニューハーフのはるな愛だったというのだから。

 記事によれば、家族ぐるみの付き合いだった3者だが、次第にはるなと甲田は国生抜きで逢瀬を重ね、今年7月のはるなの誕生日にはハワイ旅行に2人だけで行き誕生日を祝ったというのだ。本当だったら結構すごいことだ。無類の女性好きといわれる甲田をニューハーフのはるなが略奪した。しかも略奪相手は有名女優の国生である。ニューハーフ界において、はるなは賞賛の嵐であろう。そして国生の事務所もはるなの事務所も否定はせずに「ノーコメント」。うーん、真相は?

 はっきりいってわからない。この報道を受け、はるなは自身のブログで「昔からの友達で、国生とも連絡を取っている」と全否定したのだ。また国生もテレビでこれを笑い飛ばした。でも、しかし――。わからん。だがこうした報道は意義がある。同性愛者、ニューハーフ、レズビアンたちは、今だ差別や偏見を受けている。芸能マスコミにとっても、その“恋愛”はタブーと捉えられがちだ。だからこそ、有名人である彼ら彼女たちの“性”がもっとオープンになり、異性愛者と変わらない報道がなされていけば――世間の偏見も徐々にだが、なくなるのではないか。そういった意味でも(真偽はさておき)タブー視することなく、果敢に挑戦し、記事化した「セブン」は偉い。ある意味芸能マスコミ史に残る一本だと思う。

 今週の「自身」には、面白い“あの人は今”企画が2本あった。細川ふみえと中森明菜だが、本欄では細川ふみえを取り上げたい。2007年に不動産会社社長と重婚疑惑、不倫略奪、デキ婚をした細川だったが、玉の輿と思ったのも束の間、夫が09年に20億円以上の負債を抱えてしまい夫婦は離婚した。表舞台から姿を消した細川だったが、元気に子育てをしているらしい。生活費は貯金を切り崩して。最近では芸能界復帰も視野に入れているという。今回、自転車に乗った細川の写真も掲載されているが、帽子をかぶりキチンとした雰囲気で以前と変わらず美しい。かなり不自然な写真ではあるが、おそらく今話題の矢口真里方式だろう。細川も矢口も復帰は近い!?

最終更新:2013/09/24 22:00
『頭のいい夫婦 気くばりのすすめ―ちょっとしたコツですれ違い解消!!』
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