今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

人徳のなさすら疑われてしまう、安倍総理のダサすぎるゴルフウエア

2013/08/23 21:00
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『安倍晋三論』/ワニブックス

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ジャンボ尾崎風もキツいけど……
 今、ゴルフがリバイバルブームらしい。会員権崩壊で、一部の名門コース以外は敷居が低く、利用しやすくなったのと、ウエアの種類が豊富で、「カッコから入りたい」という初心者たちが気軽に始められるというのが大きいらしく、某スポーツウエアメーカーの人によると、「マラソン、ヨガ、ゴルフ」が、今、出せば売れる三大ウエアらしい。

 前置きが長くなったが。ハイセンスウエアが、こんなに世に溢れているというのに、あの安倍総理の夏休みゴルフのウエアは何なのだ。トップスの白いポロシャツと日焼け止め長袖はまあいいとして、あのヨレヨレの白半ズボンと白ソックス……。アメリカ人の観光客か。ジャンボ尾崎風テンガロンハットとかでキメキメにされるのも気が重いが、あのカッコは、近所のコンビニに行くのも憚られるレベルのダサ古さである。ロッカールームから出て来た時、「それはやめましょうか総理」って、誰か言ってやる人間はいなかったのか。どっから引っ張り出してきた。いつのだ。さんざんアベノミクス煽って、お前が買わんのかい。あーびっくりした。

◎ハダカの美奈子が滑り込んだ椅子
 先日、夜祭りに行ってきた。地方の小さなお祭りで、地元の家族連れがいっぱいいた。普段あまり「ヤングファミリー」が集まるようなところに行かないので、見るともなしに観察してしまったが。若いお父さんは、「つるの剛士系」が多かった。さほど現役バリバリ感はなく、それなりに今風のオシャレにも気配りしてるが、結局出口でヤンキー味を帯びてしまう、という感じ。黒や白の無地のタンクトップにカラフルなボトム、首、手首、足首と、首と名のつくところにはすべてミサンガ的なものが巻かれ、明るい髪の色にハットorキャップ。足元は120%クロックス。対して、嫁の方は、ちょっとぽっちゃりで、キャラT orチュニックにパンツの体型カバールック、美容院ではなくセルフカラーリングっぽいパサついた茶髪に、うっかり日焼けの手足で子どもたちを追い回す、「ハダカの美奈子」系が大多数。

 今の芸能界は、石を投げればママタレに当たるわけだが、ママタレといってもその大部分は、スラっとした体で、肌も爪もキレイで、よそいきのキレイな服着てブランド物のバッグを普段使いしてるようなのばっか。「いいなぁ」と思いはしても、生活のレベルもリズムも、とても一般人が共感できるようなものではなかった。

 そこに来て「ハダカの美奈子」だ。華もないし喋りもうまくないし、タレントとして一体どこに需要があるのか、とテレビで見る度思っていたが、ブログランキングでは常に上位を獲得。テレビに映るママタレの中で、およそ最も「リアル」に近いのが彼女である。自分たちと等身大のまま、芸能界につながる唯一の存在として、全国の母親たちが、なんか感情移入して視線を注いでいるってことなんだろうか。今までその枠って、北斗晶だけだったから。「現実系ママタレ枠」ということなのか。作れば椅子は作れるものだ。

◎女は“手”に表れる?
 手相占いが得意な知人が、「あれはヒドい!」と言っていたのが、この前ブログで指輪&ブレス自慢をしていた山田優の手。手首のシワ、指の関節の節くれ立ち方、手の甲のスジ、ネイルのしすぎで曲がった爪、皮膚の水分のなさなど、総合的に「50歳ぐらいの手」らしい。確かに。肌の質感もそうだが、見ると指輪やブレスの付け方も、なかなかどうして。新婚の人気モデルというよりは、ピーターみたいだ。この手でフルボッコされたら痛いだろうな。もうされたのかな。よくわからんが、とにかく頑張れ、小栗旬!

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

最終更新:2019/05/22 16:36
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