今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

思わず口を出したくなる、達者な12歳・はるかぜちゃんの「らしからぬ」発言

2013/08/16 21:00
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春名風花公式プロフィールより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎老婆心ながらも……
 3歳で始めたブログやTwitterで、独特の大人びた口調が注目されている、はるかぜちゃんこと春名風花ちゃん12歳。最近では「遺書」を書いていたと話題に。いつ死んでも悔いがないように、大切な人への感謝の言葉や、嫌な人に言えずにいた言葉を綴っているそうな。

 いやー、はるかぜちゃんに「嫌な人」って書かれて先立たれたら、正味の話たまらんなこりゃ。これがホントの風評被害。うまい。いやうまくない。

 そんな達者なはるかぜちゃんであるが。日テレ『PON!』のゲストコーナーに登場した際、マンガが並ぶ部屋の写真を紹介して「もっと大量にあったんですけど、売りました」って。そんなこと言っちゃダメでしょはるかぜちゃん。「ブック○フ」を匂わせる発言したら、大好きなマンガを出してる出版社がみんな気を悪くしちゃうよ。「ぼくは、大好きなまんがたちを、もっとふさわしい場所へと旅立たせたんだ」って、いつものフワッとポエムな感じで表現しなくちゃ。

 ……このコ将来どんな感じになるんだろう。イルカをこじらせたような感じになるのかなぁ。

◎UZのクオカードに募る心配
 CMキャラクターである、織田裕二のクオカードが当たるキャンペーンを実施中の、サッポロ一番「麺の力」。うーむ。今どき「○○のクオカードが当たる!」て。その○○の部分に名前が入るの、AKB48だのももクロだの、ド直球ストレートのアイドルだけだと思うのだが。きっとお宝にされることもなく、即当たったオバチャンたちに使われることだろう。金券ショップでも、プレミアなしの「クオカードあります」のコーナーに並べられることだろう。そんな、カード目当てでは誰も商品を買わないであろう、織田裕二のクオカードプレゼント。HPにもデザインが発表されてないってとこがまた。商品持ってニッコリってな感じのベタなヤツとは思うのだが。もしアートな感じでカッチョよく撮られた織田ちゃんだったらどうしよう。ちょっとセクシーな織田ちゃんだったらどうしよう。何だかんだで一周回って、織田裕二のクオカードが欲しかったのは私か。そのテ続出か。もう買っちゃおうかな麺の力。

◎「シャブ」と呼ばれた男
 「シャブ&飛鳥」。文句なく今年の流行語大賞受賞の「雑誌見出し部門」に決定~!! そんな部門はない。今私が作った。何もしてないのに自分の名前を「シャブ」にされてしまったチャゲの心中やいかに。

 それはともかく、これをきっかけに、警察も「芸能人薬物ルート」解明に動いているというから大ごとだ。それ聞いたら、なんか昔警察関係の人に聞いた、清水健太郎の話を思い出した。いわく「アイツが捕まっても、警察はまったく『芸能人ルート』を考えない」らしいのだ。いつも芸能界に一切関係ない、一番ベタなヤク中専門の販売ルートしか浮かばないらしい。

 芸能界の闇の解明にさえ役立たないしみけん。しっかり償って、次は必ず役立って欲しい。次て。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

最終更新:2019/05/22 16:36
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