大久保ニューの【美のぬか床】 第5回

死化粧のような上沼恵美子の白肌に愕然! BBA肌に必要な「照り」を取り戻せ!

2013/07/20 14:30

 「若い頃とマニュアルが変わったこと」として、「油分」というのもある。先日、大勢の呑みの席にて、テーブルにアラフォー女が集り、「最近、油取り紙って見ないよねー」という話になった。そういえば、20代だった1990年代頃まではマストで持ち歩いていたけれど、まったく使わなくなってしまった。昔は「顔がテカってる!!」と大騒ぎしていたものだが、今や「顔がツヤツヤ☆」とうれしくなっている。逆にサラサラな感じの方が「水分が足りてない?」と不安になってしまったりするくらいだ。「皮脂の重要性に時代が気がついたんだよねー☆」などと40女たちでキャイキャイはしゃいでいたところへ、高校教師の男性が登場した。すかさず「最近、油取り紙を使ってるコっていないでしょ?」と質問してみたら、「フツーに使ってますよ?」と返され、落ち込む中年軍団。そうか、テカテカは若さの特権だったのか……。

 もはや負け惜しみの感もあるが、それでも昔に比べたら「顔のツヤ」は重要視されていると思う。最近の化粧品のCMも、陶器肌、古く言えば「博多人形のような肌」ばかりだった昔にくらべると、かなりテカった肌質が多いような気がする。料理に例えたって、「照り」がある方が美味しそうなのは周知の事実。メインの食材である肌が古くなった今、油に漬け込んでマリネにした方が、殿方の食欲をそそるのではないかしら?

 そんなワケで油が欲しくなった私。普段はホホバオイル入りの石けんを使っているだけだが、仕上げ用の照りが欲しい。周りの友人に油事情を聞いてみたところ、「馬油をブースターとして使っている」という話を得た。ブースター? なんとなく車やゲームが好きな男子が言いそうな単語だが、洗顔後の肌に塗る油をブースターというらしい。油の浸透しやすい性質が、その後の化粧水を肌の奥まで導く効果があるのだとか。ほほう……。ちょいと試してみたくなったが、馬油は今の気分じゃないな。「BBAが馬油」なんて笑えない。そのオイルの名前を聞いただけで、そのオイルを手に取っただけで、ウットリできる油はないかしら……。

『上沼恵美子 スーパー・ベスト』
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