子どもをアクセサリーにしない所に好感

セックスシンボルからママセレブに! 出産でイメージが変わった女たち

2013/07/07 21:00

 09年1月6日に次女セラフィナ・ローズ・エリザベス、12年2月27日に長男サミュエルを出産。俳優だけでなくプロデューサーや脚本家、監督としても忙しいベンは「正直、子育ては妻任せ」と懺悔。彼の映画のクレジットには、協力者としてジェニファーの名を入れるほどだが、彼女はベンが不在がちでも文句を言うことなく、子育てに大奮闘。パパラッチも「忙しすぎて気にならない」と公言している。

 とはいえ、女優の仕事をあきらめたわけではなく、出産後も『JUNO/ジュノ』(07)、『ウソから始まる恋と仕事の成功術』(09)、『ミスター・アーサー』(11)などに出演。ベンのスケジュールが空いた時に仕事を入れており、家庭を最優先させるスタイルを採っているようだ。数多くのタブロイドが彼女のことを「ハリウッドで一番のセレブママ」だと絶賛しており、昨年は『Today’s Parent Magazine』の「今年、最も素晴らしかったセレブ・ママ」に輝いた。

■ジェシカ・アルバ

 人気SFドラマ『ダークエンジェル』、SF映画『シン・シティ』(05)など、翳のあるセクシー美女役が当たり役だったジェシカ・アルバが、『ファンタスティック・フォー』(05)で知り合った撮影技師キャッシュ・ウォーレンと結婚したのは08年のこと。FHM誌の「世界一セクシーな女性」第1位に選ばれるなど、セックスシンボルとしてのイメージが強かった彼女だが、同年6月に長女オナー・マリーを出産後は公園などで子どもと楽しそうに遊んだり、仕事で海外に行く時に子どもを連れて行くなど、意外にも育児熱心であることが判明し、若い女性から支持されるように。

 体があまり強い方ではなくアレルギーに悩まされることが多い彼女は、子どもには安全なものを与えたいと切望するようになり、12年にエコで安全なベビー向け商品を扱う、ネット通販「ザ・オネスト・カンパニー」を立ち上げた。自己満足なセレブのネット通販はこれまでも存在したが、ジェシカは多くの母親のニーズに合ったものであり、「実業家ママ」としても話題に。今年3月には、自身のライフスタイルを綴った『ザ・オネスト・ライフ』を出版。一般の主婦も参考になるようなエコノミカルな内容は、主婦の共感を集め、さらにイメージアップした。

ジェイダ・ピンケット=スミス‎ 

 エディ・マーフィー主演の映画『ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合』(96)でヒロイン役を演じるなど、152センチという背の低さに悩みながらも、必死で演技派女優を目指してきたジェイダ・ピンケット。97年には人気がうなぎのぼりだったウィル・スミスと結婚。ジェイダは、ウィルの出世ドラマ『ベルエアのフレッシュ・プリンス』(90~96)で彼の恋人役としてオーディションを受けたものの、背が低いことを理由に不合格となった。しかし、ウィルと顔見知りになり、その後、交際に発展。ウィルが前妻と離婚した2年後に、ゴールインしたのだった。最初は玉の輿だと騒がれたが、インタビューでジェイダを褒めたたえたり、イベントに夫婦揃って出席する時に幸せそうな表情で彼女を見つめるウィルを見て、世間はジェイダを「素晴らしい妻」だと褒めるように。

 98年に息子ジェイデン、00年に娘ウィロウを出産したジェイダは、幼い頃から子どもを「1人の人間」だということを念頭に育児をし、「記憶ばかりさせる教育システムには賛同できない。子どもたちには詰め込みではなく、学んでほしい」と自宅学習での教育を開始に。興味を持ったことはすべて挑戦させ、その流れで、ジェイデンは幼児期から子役として活動するようになり、7歳で『幸せのちから』(06)で銀幕デビュー、ウィルと親子共演を果たした。ウィロウもウィル主演の『アイ・アム・レジェンド』(07)に出演した後、10年に歌手デビューしており、ジェイダは子どもたちを全面的にバックアップ。なお、08年、ウィルと共に理想の学校「New Village Leadership Academy」を設立し、現在子どもたちをその学校に通わせている。

ジェニファー・ハドソン

 国民的オーディション番組『アメリカン・アイドル』で抜群の歌唱力を披露し、ビヨンセ主演の『ドリームガールズ』(06)の脇役を射止め、同役でアカデミー賞を獲得。08年9月にリリースされたデビューアルバムは米ビルボード誌の「R&B/ヒップホップ・チャート」で第1位となるなど、とんとん拍子でキャリアを重ねてきたジェニファー・ハドソン。私生活でもレスラーのデビッド・オタンガと交際を始め、08年9月に婚約を発表。幸せの絶頂にいたが、翌月に母、兄、甥を、姉の元夫に殺害されるという悲劇に見舞われてしまう。全米が彼女に同情をし、09年2月に国民的スポーツイベント、スーパーボウルで国歌斉唱を務めて歌手復帰した時も、誰もが応援。妊娠を発表した時も、幸せを願う声が多かった。

『ほしのボディ。HYPER!』
典型的失敗例!
アクセスランキング