計算ではなく天然! ブラピ、チャーリー、ブルック・シールズの“パパラッチ操縦法”

2013/07/15 16:00

■パリス・ヒルトン 

 ヒルトンホテル創業者一族の令嬢であり、「生まれながらのセレブ」であるパリス・ヒルトン。モデルとして活動していたにもかかわらず、パッとしなかった彼女の知名度を上げたのはセックステープとリアリティ番組『シンプル・ライフ』、そしてなんといっても毎日のようにネットに流れた大量のパパラッチ写真である。話題のイベントに出席するゴージャスな姿を撮られ、「生きるバービー人形」と呼ばれた彼女だが、動画で見ると滑稽なまでにパパラッチに向かって全身をくねらせ、ポーズを取る姿が確認できる。

 『Paparazzi Princess:The Paris Hilton Story』(08)というテレビ映画がカナダで製作されるほど、パリスとパパラッチは密な関係にあるとされるが、それもそのはず。パリスは自分のスケジュールをパパラッチに渡し、マークするよう誘導していたというのだ。無駄足を踏まなくてもよいパパラッチは、天然でエロかわいいパリスを面白がり、パーティーでハメを外し、ノーパンで股を開く姿をスクープ。執拗に追い掛け回されるようになると、さすがの彼女もウザそうな顔を見せるようにもなったが、基本的には笑顔を絶やさず、どこから撮られてもOKな姿勢がパパラッチに大ウケした。

 群がるパパラッチに、「アタシの新車が~! 気をつけてぇ~!」と悲鳴を上げることもあるが、そんな姿にも彼らは大喜び。最近もカンヌのクラブで、年下の彼と激しくイチャつく姿を激写され話題になったが、本人から「クラブに行く」というタレ込みがあったのではとささやかれていたほどだった。

ブラッド・ピット 

 映画『セブン』(1995)で共演したグウィネス・パルトローと交際中に、全裸で股にチンコを挟みながら立ち、グウィネスに爆笑されている情けない姿がパパラッチされたり、ジェニファー・アニストンと婚姻中に『Mr.&Mrs. スミス』(05)の共演者アンジェリーナ・ジョリーとの浮気現場をパパラッチされ、不倫だとバッシングされたことから、パパラッチ嫌いとして知られているブラッド・ピット。08年にはテレビのインタビューで、「パパラッチが大キライ」と公言し、彼らが子どもたちに危害を加えるとして敵意を丸出しにしたが、それでも一部のパパラッチからは、ウケがよいといわれている。

 大型バイクをカスタマイズして乗り回すのが趣味の彼は、09年にご自慢の単車で出かけた先でバイクが突然故障し、動かなくなるというハプニングに遭った。1人でバイクに乗る時は、近づきすぎなければパパラッチに後をつけられても嫌な顔をしなかったブラッド。故障した時も何人かのパパラッチが車で追っており、その1が断られる前提でブラッドに「車で送るよ」と声をかけた。すると、ブラッドは「すまないな」と申し出を受け、パパラッチのしょぼい車に乗り込んだのだ。このことがあってから、パパラッチはブラッドに好意を寄せるようになったそうだ。

 ブラッドもパパラッチを見る目が変わったと言われるようにもなったが、その後、バイクに乗るブラッドにパパラッチの車が接近しすぎて軽い事故を起こしてしまい、ブラッド自身は再びパパラッチを敵視するようになってしまった。

■チャーリー・シーン 

 2011年、薬漬け・アルコール漬け・セックス漬けで好き勝手した挙げ句、プロデューサーにケンカを売り、主演テレビコメディ番組を降板させられたチャーリー・シーン。しかし世間は「殺伐とした世の中で自分の信念に基づき、好き勝手やってるチャーリー、カッコイイ!」「ブッとんでて最高!」と絶賛し、彼は一躍時の人となった。彼は気分の浮き沈みが激しいが、パパラッチに対してとてもフレンドリーに接することで有名だ。ネタになりそうな発言をたくさんしたり、使える写真を多く撮らせてくれるので、パパラッチのウケがとてもよい。顔見知りとなったパパラッチには自ら歩み寄って話をしたり、「我が友」とまで呼んでくれるのだという。

 チャーリーの性格上、計算でパパラッチに好意的に接しているわけではなさそうだが、結果的にはパパラッチをうまく使い、良くも悪くも好感度をアップさせた。チャーリーとパパラッチの関係は、まさに「持ちつ持たれつ」なのだ。しかし、チャーリーが単にパパラッチを利用しているだけではないということを、世間は知ることになる。今年元旦に、ジャスティン・ビーバーを追いかけて事故死したパパラッチが、チャーリーと親しいパパラッチの仲間であり、家族が葬式代にも困るほど貧しいということを知ると、1万2,000ドル(約120万円)をポンと出したのだ。

『ブラッド・ピット コレクション』
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