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黒髪ブームは女が強い証し!? 日本史から読み解く、黒髪と日本女性の美意識

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『黒髪と美女の日本史』(水曜社)

 今、巷では黒髪ブームが巻き起こっている。女性誌でも黒髪を押し出す企画が数々立ち上がり、表紙を飾る女性も石原さとみ、知花くらら、前田敦子ら黒髪が印象的な女性が目立つ。さらには、女性たちの「ヘアカラー離れ」が加速しているとニュースになったほど、ブームは大きなうねりとなっている。『黒髪と美女の日本史』(水曜社、平松隆円)は、女性の髪形を平安時代から現代までたどり、日本人固有の髪への美意識をひもといていった一冊だ。著者であるタイ国立チュラロンコーン大学専任講師の平松隆円氏と、コスメティックプランナーの恩田雅世氏との対談で、加熱する黒髪ブームの背景を探ってみた。

■黒髪がはやる時代は女が強い!?

恩田 TSUBAKIやアジエンスが発売された2006年頃も黒髪ブームの波がありましたが、再度ブームの波が来ています。同じ黒髪ブームでも、最近メディアに引っ張りだこの壇蜜さんみたいな個性的なキャラクターが出てきたことによって、セクシーさと慎み深さが相まった「内的」なものまで黒髪が表現するようになってきたと感じています。04年頃はアジアブームの中の1つのファッションとしてはやっていましたが、そこからさらに一歩深まった理由はなんでしょうか?

平松 前回のブームは、メーカーさんのCMの影響が大きかったと思います。しかし今回は、女性たちが主体的に黒髪であることを選び取っている感じですね。美容業界からの黒髪キャンペーンによる流行ではなく、社会の動き・流れに黒髪が対応していったのかなと。

恩田 黒髪ロングがはやっている時は、経済や社会が元気な時という印象があります。いわゆるバブルのワンレンボディコンがはやった時代は、石原真理子(現・石原真理)、W浅野といった女度が高くパワフルな女優さんが目立っていました。

平松 平安時代は黒髪ロングの時代なんです。この時代は社会的に女性が強かった。通い婚の時代でしたが、訪れてきた男の人を受け入れるかどうかは、女の人に決定権がありました。財産の管理権も女性にあったほどに。特権階級の選ばれた女性たちに限ってですが、女性が強い時代だったわけです。そして、バブルの時代もワンレングスの黒髪がはやりました。今の流れも、女性が強いポジションに来ていることを反映していると思います。逆に、女性が弱くなったというか、バブルがはじけてここ10年の間では、キャバ嬢のように髪を盛ることがはやりました。盛ることでかわいらしく見せるわけです。かわいらしさというのは、赤ちゃんや子犬と同じで、男性からみると「かまいたい」「守ってあげたい」と思わせるんです。

恩田 大人の年齢に達した女性のかわいらしさ・幼さのアピールは、男性への媚びの一種ですが、確かに父性本能を刺激しますよね。一方で、壇蜜さんは、逆に包み込むような母性本能を前面に出しているように感じます。両方とも男性にはニーズがあると思うんです。「愛でたい、かわいがりたい」というのと「癒やされたい、頼りたい」という思いの両方。そういった意味でも、今回の黒髪ブームは単なるはやりではなく、精神的な部分のニーズに影響を受けているのかもしれませんね。

あたちも黒髪になりたい

しぃちゃん

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