"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第171回】

『めちゃイケ』の壮大な悪ノリを冷ややかに見ていた、矢部浩之&青木裕子の親族

2013/04/09 21:00

 裕福な家庭である青木家の事情はこうだ。裕子は3姉妹の長女であるが、次女は沖縄に嫁いでいて子どもができたばかり。だから家族が揃って動けないらしい。でも父は? 三女は? 取材に応じた母親はその辺のことは何も語っていないようだが、おそらくキチンとした家庭だからバカなバラエティネタの披露宴には欠席する。それが分別のある対応と考えたのだろう。まっとうである。

 では矢部家はどうか。青木家とは対照的に極貧家庭であるらしい矢部家。矢部自身がネタにしているが、極貧の元凶である破天荒な父親の存在も有名だ。父親が生活保護申請をしようとして矢部がそれを止めた、なんて報道もあったが「自身」は記事でそれを否定。そして唯一、披露宴に出席した矢部兄を直撃すると――このお兄さん、かなり面白いのだ。

 母親が欠席した理由は、「司会が石原裕次郎で、美空ひばりが歌って、森光子がでんぐり返しするなら行く」と言っていたと明かし、下の弟も「司会が掘北真希、歌はももクロ、冨永愛がトカゲのモノマネ」をするなら行くなどとめちゃくちゃなエピソードで記者を煙に巻いたのだ。さすが芸人の兄。真面目な取材に真偽不明のネタで返すとは。面白い。さらに母親は披露宴に行けば交通費もかさむし、時給千円という“高待遇”のパートを休むわけにはいかない。弟も介護の仕事で宿直だったから抜けられない、との事情も明かしたのだ。これまたまっとうな家族であり、しごく正論である。

 そしてこのお兄さん、なんとも正鵠を得たコメントをしているのだ。

「壮大なコントに付き合うよりも、日々の仕事が大切ってことですね」

 “壮大なコント“――今回のバラエティ披露宴の本質を一言で言い表した矢部お兄さん。おバカなバラエティ披露宴であったが、両家ともこんなまっとうな家族がいれば、矢部&青木夫妻も安泰かも。冷静な両家がクローズアップされた「自身」の直撃取材だった。

 先ほどテレビ出演をしたり、事務所を解雇されたりと動きが慌しくなってきた中島知子だが、ちょっと変わった中島関連記事が「週女」に掲載された。記事には高木希奈という精神科医のコメントが掲載されているのだが、これが“新説”というか興味深いのだ。

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