そんなに広くしてどうすんの?

値段も規模もエピソードも超ド級! 成功の証しであるセレブの邸宅

2012/07/17 15:00
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ウィル・スミスって、どうしてもお金持ちに見えない……

 今年5月、人気コメディエンヌのエレン・デジェネレスと、妻で女優のポーシャ・デ・ロッシが、愛の巣を3,700万ドル(約30億円)で売却して大きな話題となった。2人はこの家を名司会者のライアン・シークレストに売却し、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットから1,200万ドル(約9億6,000万円)で購入したマリブ浜辺沿いにある邸宅に移り住むことになったのだが、最も話題となったのは、購入時より800万ドル(約6億円)高い値段で売り、不動産投資として成功したことだった。

 アメリカは相変らず不景気だが、高級不動産市場は活況だ。セレブたちは、5つ星ホテルよりも豪華な邸宅に住み、夢のような暮らしをする。そして、状況に応じて高値で売却し、エレンとポーシャのように、次の豪邸に移り住むのだ。

 今回は、お値段とインパクトの強さを基準に選出した「セレブの大豪邸トップ 5」を紹介したい。

■第5位 ウィル・スミス&ジェイダ・ピンケット=スミス 2,000万ドル(約15億8,000万円)

 ハリウッドで最もパワフルなファミリーとして名高いウィル・スミス一家の豪邸は、カリフォルニア州カラバサス・サンタモニカの北に位置する山の麓にある。土地面積はなんと63エーカー(約7万7,000坪)、建物面積は310坪というビッグスケールで、ウィルが「うち専用のZip Code(郵便番号)があるほどなんだ」と笑い飛ばすのも納得できる。

 アメリカ人建築家ステファン・サムエルソンは、ウィルから、「ジェイダと自分の愛が無限大であるようにと祈る、そんな気持ちを描いた家にしてほしい」との要望を受け、デザインしたとのこと。ゴルフコース、テニスコート、バスケットコート、広々としたプール、巨大な人工湖が、ゆとりを持ってバランス良く配置されており、上品だとも評価されている。なお、ジェイダはこの家のことを、「ウィルと私にとってスピリチュアルなエンデバー、努力の結晶なの」と表現している。

■第4位 ビリー・ジョエル 3,500万ドル(約28億円)

 波乱万丈な人生を送っている「ピアノ・マン」ことビリー・ジョエルが住むのは、フロリダ州マイアミ・ビーチのリゾートとして知られるラ・ゴース島。豪邸は、ガラスをテーマにしたスタイリッシュな建物。この島にはシェールなど金持ちセレブが住んでいるが、土地面積8,574坪という広さを誇るのは彼くらいである。

 こだわりを持って作られたこの邸宅の自慢は、リビングルームにある手彫りの暖炉と、美しい黒の光沢を放つオニキススタッドイで作られたバスルームだと伝えられている。

■第3位 ヒュー・ヘフナー 5,400万ドル(約43億円)

 男性誌「PLAYBOY」創業者でミスター・プレイボーイとして親しまれているヒュー・ヘフナーの豪邸、通称「プレイボーイマンション」は、ロサンゼルスの西部ホーンビーヒルズにそびえ建つ。マイケル・ジャクソンが亡くなり20億円で売りに出された邸宅もある超高級住宅街なのだが、ここにヒューは土地面積619坪もある、夢のマイホームを建てたのだ。

 1927年に多くのハリウッドの建築を手掛けたアーサー・R・ケリーが設計したチューダー・ゴシック様式の、まるでホテルようなこの豪邸には、22部屋、広々としたプール、バス・ハウス、サウナ、グロット(有名なプールのある洞穴)、ワインセラー、滝、ゲームルーム、テニスコートのほか、動物園や鳥小屋、ペット墓地まである。そして、70年代前半にあのエルビス・プレスリーが8人の美女と共に一夜を過ごしたと伝えられる「エルビス・プレスリー・ルーム」も存在するのだが、残念ながらこちらは非公開となっている。

 86歳になるヒューはこの家をたいそう気に入っており、イベント等で外泊しなければならないような時でも、さっさと切り上げて帰ってくるとのこと。多くのプレイメイトたちを出入りさせ、大人が楽しめるパーティーを頻繁に開催しているヒューの「プレイボーイマンション」は、男性にとって夢の大御殿だと言われている。

■第2位 オプラ・ウィンフリー 8,500万ドル(約67億円)

 アメリカで最も強い影響力を持つオプラ・ウィンフリー。アナウンサーから司会者、実業家へと華麗なる成功を成し遂げた彼女の自慢のドリーム・ハウスは、カリフォルニア州南部の高級住宅街モンテシトにある。土地面積648坪、緑の木々に囲まれた中に建つ邸宅は、通称「オアシス」と呼ばれており、気高い雰囲気が漂っている。

 『オプラ・ウィンフリー・ショー』に度々ゲスト出演していた世界的インテリア・デザイナー、ネイト・バーカスが取材でオプラ邸を訪問した時、彼女はゴルフ・カートを運転し、敷地内を案内。ティーハウス、シアター、人工湖を紹介した。そして、最も大切にしているローズ・ガーデンも披露。このローズ・ガーデンは彼女が発行している雑誌「オプラ」でも特集されているが、さまざまな種類の600本の美しいバラの花が咲き乱れる庭園で、専門家も太鼓判を押すほど丁寧に手入れされている。「オアシス」と呼ばれるのは、オプラにとってスピリチュアル的な癒やしの空間になっているからだと伝えられている。

■第1位 ビル・ゲイツ 1億4,750万ドル(約116億円)

 マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが住居を構えるのは、ワシントン州の中で1人当たりの収入が3番目に高いメディナという地区。ワシントン湖を一望できる自然豊かな最高のロケーションの土地を、なんと1,855坪も購入し、大豪邸を建てている。

 建物のデザインはパシフィック・ロッジ・スタイルで、カトラー・アンダーソンやボーリン・シウィスキー・ジャクソンら、アメリカを代表する世界で活躍する建築家が監督。玄関を開けると、正面大階段が広がっており、まるでお城のようだという。自動調節の照明を完備するなど、ハイテクノロジーも嫌味なく取り入れられており、大自然とうまく調和した豪邸になっている。シアタールーム、エクササイズルーム、プール、ボーリング場、大広間もあり、贅沢を尽くした最高級の邸宅となっている。

 ちなみに、長年「アメリカで最も高価な邸宅」と言われていた、テレビプロデューサーの故アーロン・スペリングの「荘園」と呼ばれた大豪邸は、2009年に1億5,000万ドル(約118億円)で市場に出たものの、昨年売却された時の値段は大幅に下がった8,500万ドル(約67億円)だった。購入したのは、F1最高責任者の娘、ペトラ・エクレストン。22歳で、123部屋、バスルーム27個、キッチン5つもある城の主となった。

最終更新:2012/07/17 16:09
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