[連載]安彦麻理絵のブスと女と人生と

初・胃カメラも初・セックスもコツは、単なる筒となり“コーコツ”とすること

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(C)安彦麻理絵

 先週金曜日、えらい目にあった。生まれて初めて救急車で運ばれた。突然、モーレツな胃の痛みに襲われたのである。それこそ、脂汗ダラダラで、くの字になったまま動けないくらいの痛み。息も絶え絶えで、目が「白眼」になってるみたいな激痛。朝の7時頃の話である。あまりにもキツいもんだから、私の代わりに、夫が子どもらを保育園に連れてっいったのだが。一人になった途端、痛みはどんどん激しさを増し、ついには耐えきれなくなり、自分で救急車を呼んでしまった……というのが、事の顛末である。あれは何だったのだろう、一体。

 最近、木嶋佳苗対談でご一緒させて頂いた、ライターの神林広恵さんが、「佳苗仕事をするようになってから、なんだかろくな事が起きない」とボヤいていたが、私もそんな「佳苗の呪い」に、やられたのだろうか? てゆうか、「呪い」というよりも、なんていうか、「サバにあたった」とか、「生牡蠣にあたった」みたいな、そんな感じかもしれない……「佳苗にあたった」。ウホウホ言いながら、フグやら生牡蠣に舌鼓を打つように佳苗についてベラベラ喋ってたら、思いっきり中毒になった、みたいな、そんな気がする。「毒を食らわば皿まで」とは言うけれど、深入りのしすぎは要注意という事か?

 しかし、こんなひどい目にあいながらも、己の食い意地には、心底驚かされた。なにしろ、ストレッチャーに乗せられて、救急車で運ばれてる最中でも「くやしい!! 鍋の中の煮込みハンバーグ、いい具合に味が染みて食べ頃だったのに!! こんなんじゃ食えねぇ!! ムカつく!!」だの「こんな調子で来週の誕生日、至高のブスメシが食えんのか!!??」などと、あうーあうー唸りながら、悶絶してるのだから……自分でも恐れ入った。そんなわけでとりあえず、病院に着いてすぐに点滴を打ったのだが、いまいち、痛み治まらず。仕方ないので、翌日「胃カメラ」を飲むハメになってしまった……これまた、人生初の「胃カメラ」である。

 その日、私は「検査入院」という事で、病院に一泊したのだが、同じ病室のババァに、ベチャベチャした口調で「あれはキツいわよ~、リラックスすれば平気なんて、あんなのウソ!! ゲェゲェ大変なんだから!!」と、さんざん脅された(入院してると、こんな事でしか楽しみが得られないようである)。翌日。ババァの言うように、ゲェゲェ悲惨な目にあったかというと。結果的に私は、医者から「ホントに胃カメラ飲むの初めてですか!? お上手ですねぇ~~!!」と、褒められたのであった。履歴書には是非「得意技・胃カメラを飲む事」と書き添えたいものである。

 てなわけで、「内視鏡検査の流れ」を、ここに書き記しておくことにする。これから胃カメラ飲む人は参考にしてみて下さい。まず、紙コップに入ったドロっとした薬を飲み干す。次に、肩のあたりに、胃の働きをナンタラカンタラする薬を注射する。そして、喉の麻酔。紙コップに入った、これまたドロっとした液体。これを「うがいする」みたいに、上を向いて喉の奥に、しばらく溜め込む。飲み込まないように要注意。頑張って長く溜め込んでおいたほうが、麻酔も効く。そして、診察台に、横向きに横たわる。口にマウスピースみたいのを取り付けられて、いよいよ胃カメラ挿入。医者曰く「ここが一番大変」なんだそうである。確かに多少オエっとはなるが、大騒ぎするほどでもない。ゴックン、と、恐れず普通に飲み込んでしまえば、それで完了、である。

 それにつけても、「婦人科でアソコの検査をする時」もそうだが、この手の「挿入系の検査」は、ビクビクかまえすぎると、うまいこといかない。私の友人が「アソコの検査をする時は、ふんぞり返って偉そうにすると、あんまり痛くない」と言っていたが、まさにそういう事である。胃カメラを挿入される時も「コーコツとする」……これが一番のコツなのではないかと思った。検査の間中、私はヨダレを垂らしながら、ボケ~っと、コーコツとしていたのだが……「自分が単なる筒と化してる」とでも思うと、案外、楽。「まるで串刺しにでもされてる」みたいな、そんな不思議な感覚に、ちょっと酔いしれていたのかもしれない。最後に、喉の奥から胃カメラをズルズルズルっと引きずり出す感じは、なんだかエイリアンっぽくて、けっこう快感(?)なのであった。

 そんなわけで、検査の結果は「まぁ大丈夫ですよ。」とのこと。胃に穴が空いてる、とか、そういうんじゃなかったので、安心した。まぁ、暴飲暴食には注意した方がいいだろう。

 ところで、胃カメラを飲む際、私が「今回初めて」である事を明かした途端に、医者は露骨にイヤそうな顔をした。「え〜、そうなんだ、まいったなぁ~~、めんどくせぇなぁ」とでも言いたげな表情。多分、胃カメラ初心者は、よっぽど扱いにくいのだろう。そんな医者を見ていて、私は友人のK君の事を思い出した。彼は、何故かやたらと「処女遭遇率」が高いらしい。そして、それを露骨にイヤそうな顔をして話すのである。「手垢のついてない処女を相手にできる」なんて、はたから見てる分にはなんだかうらやましがられそうな話ではあるが、彼曰く「ぜんぜん良くない」との事。

「まるで『突貫工事』でもやってるみたいで……ほんとにアレは『工事』ですよ!!」

……身もフタもない言い方である。今回、内視鏡検査をやってくれた医者も、きっとK君のソレと同じような心境だったのだろう。多分「ディープ・スロート」が好きな女は、内視鏡検査も得意かもしれない。(私は別に好きでもないが)

『だから女はめんどくさい』

っつうかイラストの内容がグロいわ!

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