アイドルは腰掛けじゃできません

「板野のはずでは!?」前田敦子AKB48卒業に見る事務所バランス

2012/03/28 21:00
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アイドルってしんどい職業なのね

 AKB48前田敦子のグループ卒業は、ファンだけでなく芸能界全体に大きな衝撃を与えた。グループ結成当初から中心メンバーとして活躍し、現在は不動のセンターという確固たる地位を築いた前田。にもかかわらず「辞めたいと言って辞められる」ということについて、疑問視する業界関係者も続出したのだった。

 かつて「AKB48に自分の人生を捧げると決めている」とまで言った前田だが、所属の太田プロは大島優子とともに「卒業させたい」意向をかねてから示していたという。しかし人気のふたりを同時に抜けさせることは不可能で、ここにきてようやくに前田を卒業させることができたようだ。

「太田プロが前田の卒業発表について『本日聞いた』というコメントを出したときは『何を言ってるんだろう』と笑ってしまいましたよ。同社の幹部・I氏はAKBプロジェクトの参謀長のようなものだし、秋元康さんの親戚も役員を務めているし、太田プロは“AKBの中核”といっていいプロダクションですから」(芸能プロ関係者)

 絶対的エースの卒業には各メンバーもコメントを寄せているが、引き止める内容は皆無。さらに、近年のグループ内には、前田のほかにも脱AKBを考えるメンバーが存在していたようだ。

「神7からの第一卒業者は、1年ほど前から板野友美だというのがもっぱらのウワサでした。脱退したいという意向は各担当者に伝えていたそうですし、イニシャルで『秋ごろ脱退』と書いたメディアもあった。さらに板野は昨年の総選挙でトップ7から漏れてしまったときも、本人は悔しがることなく所属事務所も『ソロに専念させることができるとホクホク顔だった』という報道もありました」(前出関係者)

 板野は前田について「私もAKBを卒業して夢をかなえられたら」とコメントしていた。EXILEのTAKAHIROとの交際(既報)は現在でも継続中のようで、一部週刊誌は事務所も半ば公認の半同棲だと報じている。すでにAKBとは違うポジションを見据えている板野ではあるが、グループ卒業は前田に譲り渡すことになってしまったようだ。

「やはり結成当初からAKBに目をかけていた太田プロの意向には、AKB本体や各プロダクションも物言いができなかったのでは。前田の卒業は、結成当初からAKBが何より総力を挙げている“話題作り”に最も適していますし、なるべくしてなった今回の発表だったのでしょう」(週刊誌記者)

 現時点で「時期も決まっていない」という卒業は、確かにいつまでも話題を引っ張ることができるだろう。「前田は4月末まではスケジュールが埋まっているため、卒業はそれ以降になるはず。今後の大きな動きといえば6月6日の総選挙と、8月後半の東京ドーム公演。前田は選挙に出馬するのか、また最後のステージはドームなのか秋葉原のAKB48劇場なのか、連日報道が繰り返されています」(前出記者)

 グループの世代交代は中心メンバーも口にしていることだが、やはり報道されているような「本人の意志を尊重して」という理由だけで、簡単に卒業できるというわけではないだろう。こうなると前田の卒業以上に、在籍メンバーたちの今後が気になってしまうところだ。

前田敦子写真集『不器用』

アイドルの誇りと自覚持ってよ!

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最終更新:2012/03/28 21:00
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