罵倒し合いの果て......

「子種をくれて本当にありがとう」ハル・ベリーの泥沼裁判、いよいよ決着か?

2012/02/16 16:00
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美男美女カップルも壊れるのはあっという間

 41歳で初出産したアカデミー女優のハル・ベリーが、子どもの父親である元恋人の美形モデル、ガブリエル・オーブリーと親権をめぐり再び火花を散らしている。ガブリエルから親権を奪いたいハルと、もっと自由に父娘の交流を持ちたいガブ。両者一歩も退かない対決となっているが、今回のラウンドは、どうやらガブリエルの分が悪いようである。

 ハルとガブリエルは、2005年11月にヴェルサーチ広告撮影現場で知り合い、ドナテラ・ヴェルサーチに猛プッシュされ交際をスタート。9歳年下のイケメンモデルを連れ歩くハルに世の女性は羨望の眼差しを送った。2度の結婚に失敗しているハルは、「誰かの妻になりたいとか、それを証明するものが欲しいとか、そんな気持ちはもうない。だからもう2度と結婚しない」と公言し、ガブリエルとは結婚しないと宣言。しかし、「彼の子どもなら産める」と明かし、2008年3月には待望の赤ん坊ナーラを出産した。その後、仲良く育児する姿がパパラッチされていたが、2010年4月に破局を発表した。

 友好的に別れるのだと主張したハルとガブリエル。しかし、実際は最悪な別れだったと報じられている。ガブリエルの浮気が原因だというゴシップが流れたが、米芸能誌「USウィークリー」は、ハルはそもそも恋愛には興味がなく妊娠・出産をしたいだけだった、赤ん坊が生まれ、ガブリエルが邪魔になり、邪険にしているうちに彼の方から離れていってしまったと報じた。また、米「USマガジン」も、ガブリエルは年収5,500万円の売れっ子モデルだが、立ち上げたレストランが2年で閉店に追い込まれてしまい、ハルはそれをバカにしていたと報道。「負け犬」「ルーザー」とけなされ、ガブリエルが我慢できなくなってしまい、破局になったと伝えた。

 「別れても協力して娘を育てていく」と、あくまで円満破局をアピールしていたハルだが、早くも翌月にはバトルが勃発。ハルが映画撮影のため南アフリカに3カ月間滞在することになり、そんなに長期間、娘に会えないのは耐えられないとガブリエルが永久親権を取得しようと動き出したと報じられたのだ。ガブリエルは、ハルとの間に2人目の子どもが欲しかったというほどの子ども好き。ハルと破局してからというもの、あまり娘に会うことができず、ふたりは話し合いを重ねたという。しかし、お互いの意見を主張するだけでこう着状態となってしまい、ガブリエルは半年後の12月に共同親権を取得する裁判を起こした。

 この裁判はたちまち泥沼化し、米「TMZ」に、「ガブリエルはハルのことをニガーとかファッキング・ビッチという言葉で罵った」「ガブリエルの元彼女は、彼が人種差別的な人間なので別れた」という情報がリークされたり、ハルは雑誌のインタビューで「娘は黒人よ。私も黒人だし」と発言するなど、人種差別問題にまで発展。ハルが「娘はガブリエルが来る度に泣く」と言ったという情報や、ハルがガブリエルに「アンタが得意なのはたった一つのことだけでしょ。精子くれて本当にありがとう」というメールを送ったというウワサも流れ、醜い戦いを繰り広げた。

 4月に入りようやくふたりは親権同意書に署名をして、落ち着いたように見えた。しかし、そのたった2カ月後に、ハルが再び裁判を起こすことに。「ガブリエルは娘の面倒をきちんと見ていない、ネグレクトしている」と主張し、裁判所に親権同意書内容の再交渉をしたいと申し立てをしたのだ。この裁判の最中にも、ふたりに関するさまざまなゴシップが流れたが、10月に「3時間までは娘とふたりきりで過ごせるが、それ以上はベビーシッターの立会いが必要」という条件つきでガブリエルにも親権が与えられ、一件落着した。

 しかし、そのまた2カ月後の今年1月に、ハルがガブリエルに対して娘への接近禁止を求める裁判を起こした。その理由は、ガブリエルが娘を抱っこしていたベビーシッターに対して暴言を吐いて突き飛ばしたから。この日、ガブリエルは娘を無断で学校から早退させ、ふたりきりで過ごしており、学校に迎えに行ったベビーシッターが驚き、ガブリエルの家へ行き口論に発展してしまったとのこと。負傷したベビーシッターはすっかり脅えてしまい仕事を辞めたのだが、その前にハルに一部始終をぶちまけたのだ。

 幸いナーラにケガはなかったが、子どもを危険な目に遭わせたとのことで、児童相談所にあたるDCSFや警察も捜査に乗り出すほどの大問題に発展、ガブリエルはピンチに陥ってしまった。DCSFから提案された「怒り制御セラピー」を受けることも合意し、なんとかして親権を維持し続けようと必死になっていると伝えられている。

 DCSFは、現在、ハル、ガブリエル、ナーラの関係をよく知る人たちに接触して情報を集めているが、ガブリエルの父親としての能力を疑うような証言がとても多いと伝えられている。「TMZ」は、DCSFがナーラにインタビューを行った際、「パパが怒って私に絶叫したことがある」「とっても怖かった」という証言を得たと報道。ガブリエルが不利なのは誰の目から見ても明らかで、絶体絶命の状態だという。

 いつまでも終わらないガブリエルとの親権争いだけでなく、精神病棟から脱走していた異常者から命を狙われたりと、悩みの多いハル。ナーラを連れて、婚約がウワサされているフランス人俳優オリヴィエ・マルティネスと共に、フランスに住むことも真剣に考えているそうで、もし、これが裁判官に認められたら、ガブリエルが娘に会える機会はガクンと減ることになってしまう。

 今後、裁判はどのような展開を見せるのか、どんな新情報が出てくるのか。ドロドロに煮えたぎった騒動に注目が集まっている。

『わかりやすい離婚』

ハルはハルで激しい性格って感じ

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最終更新:2012/02/16 16:00
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