元カレの現在ってたまに調べちゃうよね

あの王子様はいま? 渋谷系アーティストたちの現在を大捜査

2012/01/05 08:00
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小沢健二公式サイトより

 小沢健二の2012年度のコンサート『東京の街が奏でる』の詳細が、公式サイト内で発表された。かつて”渋谷系の王子様”として人気を博した小沢だが、懐かしい名前であるとともに一部では伝説と化した小沢の、空白期間から現状までを追った。

 小沢はシングル『春にして君を想う』(EMIミュージック・ジャパン)をリリースした1998年以降、海外に居住していること以外の情報はほぼ遮断された状態で、2002年、また06年にオリジナルアルバムをリリースしたものの、この2作に関してのプロモーション活動はほぼ皆無といっていい状態だった。メールマガジン(数本配信したのみで現在は廃止状態)、ラジオ出演や雑誌インタビューなど点々と本人の肉声に触れることはあったものの、コンサートやテレビ出演といった生身の姿を確認できる機会は一切なかった。

 そんな状態が続いていた2年前、突如としてオープンしたオフィシャルサイトで告知された13年ぶりのコンサート発表は「もう音楽活動を行うつもりはなくなったのか」と目されていただけに大きな話題となった。

 しかし、このコンサートに関してもプロモーションはオフィシャルサイト上のみで行われ、本人がテレビや雑誌等に出演することはなかった。そこである週刊誌では、小沢のファンである女性記者がコンサート終了後に度々直撃取材を行っていた(本人はほとんどコメントをしていない)。そして「フライデー」(講談社)は関係者の話として小沢が結婚しているとスクープし、スポーツ紙なども「復活コンサート中のオザケン、入籍発覚」などと報じた。

 今回のコンサート発表を受け改めて取材を行ったが、レコード会社である東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)は小沢との契約に関して「担当者がすでに退職しているため時期は分からないが、すでに(契約が)切れていることは間違いない」とコメント。またこちらも詳細な時期は不明だが、小沢は90年代中頃には「ドアノック・ミュージック」という個人事務所に所属していた。当時連載を行っていた雑誌『オリーブ』(マガジンハウス)によれば、小沢と親交があったCMプランナー佐藤雅彦氏が取締役で、マネジャーも存在していたようだ。結局オープンはしなかったようだが、ファンクラブ開設の企画などもアナウンスされていた。

 しかし佐藤氏の事務所に問い合わせるも、担当者は「会社はすでに他人に譲渡しているため、弊社とは関係がありません」との回答。しかしコンサート会場で販売された著作物には「ひふみよ出版 ドアノック・ミュージック」と記されていたこと、また動画サイトにコンサートの音源をアップしたユーザーに対し、同社スタッフを名乗る人物が削除を求めたという出来事もあった。この人物は私立大学の教員で、小沢の父親でドイツ文学者である小澤俊夫氏の研究所職員でもあることから、個人事務所は文字通り身内での経営に変化したようだ。俊夫氏の事務所は「取材の対応は行っていません」とのこと。

 音楽の著作権を管理する「ジャスラック」サイトでは、アルバム収録曲以外はほぼすべての原盤権を「ドアノック~」が保持していることが分かる。また一昨年のコンサートで初披露した新曲3曲(1曲のみオフィシャルサイトで配信中)についても、同社での登録が行われていることも確認できる。

 すでに日本国内における”アーティスト”としての活動は完了してしまったかに見えた小沢だが、CDリリースと併せて展開されるコンサートツアー、パッケージ化を前提としたライブ活動から距離を取っているだけで、制作者としての活動は今後も行われていくことだろう。

 同じく渋谷系と呼ばれたアーティストたちの現在であるが、小沢と中学時代の同級生で共にバンドを結成し、解散後にはソロユニット「コーネリアス」として活動中の小山田圭吾は、映像作品が「第51回グラミー賞」最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞にノミネートされたことが話題に。プライベートでは2000年にアーティストの嶺川貴子と結婚。翌年に誕生した第一子・小山田米呂は、2011年度の「フェスティバル/トーキョー」で舞台出演を果たしている。

 また小沢、小山田がデビュー前から「尊敬していた」という「オリジナル・ラヴ」(現在は”オリジナル・ラブ”名義)の田島貴男は、バンドのメンバーチェンジを繰り返し90年代後期頃より田島のソロユニットに。SMAPやV6への楽曲提供が話題になったが、現在はメジャーからインディーズに活動の場を移しており、昨年は5年振りとなるオリジナルアルバムを発表。精力的にライブ活動を行っている。私生活に関して公に語られることはまったくといっていいほどないが、94年に「フライデー」誌上で妻子持ちということが明らかとなり、現在は離婚しているようだ。

 かつて時代を席巻した”渋谷系の王子様”たちは、21世紀の現在も制作活動を行い続けている。環境が変わりいつしかファン卒業を迎えてしまった方々も、年越しをきっかけに最新動向をチェックしてみてはいかがだろうか。

『LIFE』

元カレの現状を聞いて「そっかぁアイツも結婚したのかぁ」的な

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最終更新:2013/04/04 17:19
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