[女性誌速攻レビュー]「HERS」11月号

「HERS」に激震! 萬田久子がミニスカを封印し、膝小僧をしまったぞ!

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「HERS」11月号(光文社)

 今月号に限ったことではないのですが、賀来千香子の躍進が止まりません。もともと「ミセス」(文化出版局)、「家庭画報」(世界文化社)など、エレガント系の中年女性誌に引っ張りだこの賀来ですが、「JJ」モデルとしてキャリアをスタートさせた光文社との相性は抜群。他誌では年相応のコーディネートをもともと「落ち着いた顔」の賀来が着ることで「いかにも」といった感じでしたが、「HERS」で見せる賀来は逆に若々しい。

 今月号でも「ベーシックこそ、新しいこと、ひとつずつ」というページで、50歳には見えないかわいらしさを見せていました。齢50を超えたことで、完全に「HERS」世代に入ってきた賀来。バブルど真ん中世代がそろそろ「STORY」から卒業することで、「女子大学生」がもてはやされた時代の象徴でもある賀来が、「HERS」におけるポスト・萬田久子になり得るのでしょうか? となると、「HERS」卒業者の雑誌もそろそろほしいところですが、60歳を過ぎても「イケイケ」でいたい女性がいるかが焦点ですね。というわけで、今月もトピックからどうぞ。

<トピック>
◎「女でよかった(はあと)」なオシャレがしたい
◎ビオラ7が行く!
◎湯山玲子の人生相談 五十路越え!

■50代の膝小僧が引退?

 まずは、第一特集の「『女でよかった(はあと)』なオシャレがしたい」ですが、萬田が「クラシカルなタイトスカートは女冥利に尽きる」と、しっとりとグラビアを飾っています。萬田によると、ちょっと前までは「目パッチリのキュートなブライス人形に浮気もしたけれど、結局今は、幼い頃憧れたバービーの女らしさが気分」とのこと。そして、驚くべき一文が。

「50歳になった頃は、型にはまった自分を壊してみたくて”ズル可愛”なんて言葉で遊んでミニスカートやショートパンツに挑戦していたけれど、今はそんな気持ちもちょっと落ち着いて、本来自分が好きだったモノに戻っている気がします」

 ここ数カ月は兆しもあったので覚悟もしていましたが、「HERS」の象徴でもあった(ように思う)”ズル可愛”を萬田は卒業してしまったようです。”ズル可愛”がないということは、萬田や50代女性のミニスカートから見える膝小僧にも会えなくなってしまうということ。悲しすぎます。

 そうは言っても、まだバブル時代をひきずったギラギラした方も数人ですがいらっしゃいます。ショートパンツから膝小僧を見せている読者の方のスナップも1点見かけましたし、ブーツ特集やほかのページでも2~3点はミニの写真もあるのですが、以前に比べると圧倒的に少なくなってしまいました。もちろん、季節的なこともあるでしょうが、今後、この傾向は続くのではないかと思われます。

 誌面を見ている自分は、ベーシックなファッションに包まれた50代女性を見ていて穏やかな気分ではいられますが、どこか寂しさを感じることも否めません。

■「ビエラ」と空目しちゃうよ

 そんな一抹の寂しさを覚えた誌面の中でも、妙にギラギラしていて逆にほっとさせてくれたのが「ビオラ7が行く!」。ビオラ7というのは、7人の読者モデルで結成され、「HERS」4月号から連載をスタート。名前の由来は「美」と「オーラ」から来ているようですが、ここ2カ月は連載がなくて不安に思っていたところ、今月号は復活。ベーシックでシンプルな雰囲気のページの多い今月号の「HERS」の中で、ここだけは7色に光り輝いていました。

 ビオラ7のみなさんは、今月はホテルでスイーツ三昧。「わ~スゴイ! チョコレートケーキにパウンドケーキ、プリン」「これ全部食べたら脂肪になっちゃうわけね」とテンションも高めです。この世代の女性たちは、若者に気兼ねして空気を読んだりすることなく、いつまでも「最後のお姫様」のような存在であってほしい、となぜか目を細めてしまいました。

■パンフが置いてあったら、そういうこと?

 このほか、以前と変わらずにギラギラした「いい感じのオーラ」が出ているのは、コラムニスト・湯山玲子さんの人生相談です。今月の相談は、「社会人1年生になった娘に彼氏ができて、ふたりで泊まりの旅行をしたいのですが、どうすればいいでしょうか?」というもの。

 これに対し、湯山さんは相談者が絶対に孫の顔を見たいのならば、「婚前旅行をガンガン応援し、子宝湯として有名な伊香保温泉のパンフをそっとテーブルの上に出しておくべきかも」と気持ちのいい答えを導き出しています。

 湯山さんが、これだけガンガンに婚前旅行を推奨するのは、「現在の日本の恐ろしい現状」として「生身の女性から逃げ出しがちの若い男性事情」があり、現在、二十代の若い女性の間では「いい男の青田買い」が熾烈に繰り広げられているからだそうです。そして、親が娘の婚前交渉に難色を示しているうちに競争に負けてしまい、娘さんの「負け犬」化を促進してしまうことになるからだとか。

 湯山さんは、「モテ系の男子同士では『安全日を信用するな!』が鉄則。常にコンドーム着用でないと、妊娠→結婚になだれ込んでしまうから」という身も蓋もないエピソードも紹介しておられます。「HERS」で、若い女性の間に繰り広げられている”結婚”という熾烈な椅子とりゲームについてリアルな話を聞けるとは思ってもみなかったので、関心すると同時に、恐怖で震えあがってしまいました。来月も、湯山さんが「HERS」の相談者たちにどんなアドバイスを導き出すのか、楽しみで仕方ありません。
(芦沢芳子)

「HERS」

きっと膝小僧の角質を処理中なんだよ

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