[TVツッコミ道場]

世の”韓流ゴリ押し批判”の最中に、NHKが放ったほっこり韓流番組

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パク・ヒョンビン「シャバン シャバン」
(ソニー・ミュージックダイレクト)

 俳優・高岡蒼甫の「フジテレビの韓流推し批判」の一連の騒動などが引き金となり、いま、テレビでの”韓流ブーム”の扱いが揺れている。そんななか、NHKの場合は? 今回ツッコませていただくのは、8月5日放送のNHK『金曜バラエティー』。

 この日のテーマは「韓流歌手・大集合」。テーマだけ見ると「ああ、NHKでもやっぱりKARAや少女時代を推していく感じなのか」という思いがよぎる。だが、その中身は意外や意外!? というか、むしろ非常にNHKらしいと言って良いものだった。歌手と曲目は、以下。

○「シャバンシャバン」パク・ヒョンビン
○「サヨナラはくちづけのあとで」ハン・ジナ
○「胸いっぱいの哀しみを」JULY
○「東京の枯葉」チェウニ

 チェウニは少し知ってる気がするけど、あとはぜんっぜん知りません!! それぞれグループでもなければ、いまどきのダンスもなく、同じ金型でつくったような均一化された顔もナシ。一人一人が違って、それぞれにのっぺりしてるのに、濃厚で、それがなんだか懐かしい。桂銀淑とか、チョー・ヨンピルとか、我々がよく知っていた「韓流歌手」って、そういえば、こんな感じだったなあという気がしてくる。

 しかも、デビューしたばかりのパク・ヒョンビンが曲のタイトル「シャバンシャバン」について真摯に語る姿勢が、これまた不器用で泣けた。

「○△×■?◎△○……」

 「シャバンシャバン」が「かわいい」「まぶしい」「キラキラ」という意味だと最後に解説されたが、延々と語られた他国の言葉は、何を言ってるかぜんぜん分からない! 

 また、一人一人がお互いの曲を日本語で紹介し合う構成で、「ズライサン(JULYさん)はいま~」というヘタな日本語での紹介も、JULYが熱弁をふるった「日本と韓国の文化の違い」も、どれもこれも愛嬌たっぷり。

「お皿持って食べるの、ぜったいダメッッっ! マナー悪いのことです!!」(JULY)

 なんて牧歌的で、なんて懐かしいんでしょう。

 思えば、韓流ブームの火付け役として、NHKが放送してきた韓国ドラマも一役買っていたはず。にもかかわらず、世の中の韓流ブームは全く別のところに移行し、大きなビジネスになってしまった。NHKだけが置き去りにされたように、「韓流」を「ハンリュウ」ではなく、日本読みの「カンリュウ」と頑なに発音し続けている。

 いまどきのカッコいいK-POPの人たちから見ると、もしかしたら「ズライサン」とか「シャバンシャバン♪」は、「日本に媚びるケシカラン韓流」なのかもしれない。

 でも、不思議と彼らの歌に、ほっこりあたたかな気持ちになって、つい口ずさんでしまうのだった。シャバンシャバン~~♪
(田幸和歌子)

「シャバン シャバン」

シャバンシャバン~~♪

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