動画が衝撃的！

完全にトリップ！　マイリー・サイラスの合法ドラッグ吸引動画が流出

2010/12/13 21:00

　2009年に脱アイドル宣言をした、アメリカの人気歌手&女優のマイリー・サイラス。しかし、セクシー路線に走ったミュージック・ビデオやステージの評価はイマイチ。未成年入店禁止のクラブで夜な夜な遊んだり、アルコール飲酒疑惑が持たれるなど、悪いことばかりが注目され、10年はバッシングされ続けた1年となってしまった。そんな彼女が今最大のピンチを迎えている。なんと、大麻吸引にも使われる水パイプから煙を吸引している姿が、インターネット上に流出してしまったのである。

　米「TMZ」によると、この動画はマイリーの18歳の誕生日から5日後に自宅で開催されたミニ・バースデー・パーティーで女友達により撮影されたもの。オリジナルの動画が、何者かによりコピーされ流出に至ったそうだ。動画は、マイリーが火を点けられたボングと呼ばれる水パイプから煙を吸い込んでいるシーンからスタート。「もっと、ちゃんと吸わなきゃ」と促され、煙を深く吸い込んだマイリーは、動画を撮影している女友達に向って「きてるかも、きちゃってるかも」「なんか、バッド・トリップになりそう」と言った直後、「ちょっとマジ!?　あそこにいる彼、リアムに超似てるじゃん。てか、リアムなの？　そっくりさん？　一体何なの？」「あそこにいるのは、私のボーイフレンドなの？」と、パーティーに参加している男性を指差しクスクス笑い出した。

潰れた声に下品な笑い声が衝撃的な映像は
こちら

　そして「え～リアムに全然似ていないって？　マジ？」「ってことは私トリップしているってこと？」「これって幻覚？」と、ゲラゲラ大爆笑。女友達に「オー・マイ・ゴッド！　私が思っているくらい、あなた、今、変？」と言い、意味不明な言葉を大声で繰り返し叫び、笑い転げる姿が映しだされている。動画は、2分36秒と短いもので、男性の「これ見たら、すげぇびっくりするぜ」という不気味な言葉で終わっている。

　情報筋によると、マイリーが吸っているのはマリファナではなく、幻覚性サルビア。近年アメリカのティーンの間で急速に広まっており、社会問題となっているハーブ・ドラッグである。幻覚性サルビアは、LSDやマリファナ同様の幻覚作用を引き起こすとされており、規制に踏み出す州も出ている。

　マイリーが住むカリフォルニアでは、幻覚性サルビアは合法とされているが、流出動画を見たカリフォルニア州議員のアンソニー・アダムは「成人が幻覚性サルビアを購入し使用することは認められているが、未成年の使用は認められていない」と、どの道マイリーは違法行為をしていると強調。「しかし、実際はマイリーのように多くのティーンが使用しているんだ」「今回の動画流出でよく分かっただろう。幻覚性サルビアは厳しく規制しなければならない！」と規制に向けて動き出すと発表した。豪「The Sydney Morning Herald」の取材に応じたアメリカ麻薬取締局のスポークスマンも、「幻覚性サルビアについて、もっと詳しく調査する準備を進めている」と明かし、今後、合法ハーブ・ドラッグへの取り締まりを厳しく行うことを示唆した。

　今回の動画が掲載された数時間後、マイリーの父ビリー・サイラスは「みんな、ごめんな。全然知らなかったよ。あんなことをしているマイリーを初めて見たよ」とTwitterにファンに向けた謝罪文を掲載。これまで全てにおいて彼女をかばい続けてきたビリーだが、「心から悲しい。もう自分がコントロールできるような状態じゃないな」と悲しみのツイート文を綴った。

　マイリーは、先日離婚すると発表した両親の不仲原因は自分にあると思いこみ、嫌なことを忘れるため、幻覚性サルビアを吸引したのではないかともささやかれている。ハリウッドに大きな衝撃を与えた、今回の動画流出。マイリーに失望したという声も多くあがっている。しかし、「幻覚性サルビアを吸ったことありますか？」と聞かれたエアロスミスのスティーヴン・タイラーは、「何だそりゃ？」と答えながらも、マイリーが吸引したハーブ・ドラッグだと知らされると、「その話、マジなら、俺に電話するようマイリーに伝言してくれっ！」と、真剣な眼差しで熱くコメント。薬物中毒を克服し、『アメリカン・アイドル』の審査員として指導者的な活動も始めたスティーヴンなら、きっとマイリーを悪い道から救い出してくれるだろう。何はともあれ、マイリーがこれ以上悪の道を進まないことを祈るのみである。