気になる会費は?

オープン翌日に閉鎖? マドンナの経営するジムがスタートから躓く

2010/12/02 16:00
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ボトックス打ち過ぎと騒がれたマドンナ

 事業家としても幅広く活躍しているマドンナが「ニュー・エボリューション・ベンチャーズ」と共同設立した、フィットネスクラブ「ハード・キャンディ」の第一号店が、11月29日、メキシコの首都メキシコシティでオープンした。

 同日開催されたオープニング・セレモニーには、マドンナ自身も参加。白と黒の若々しいワンピースに黒のニーハイブーツ姿で、すでに入会済みの会員700人が見守る中、レッドカーペットを歩いた。気合いを入れてボトックス注射を打ちすぎたのか、顔全体が腫れており、心配する声もあった。しかし、セレモニーにはメキシコシティのマルセロ・エブラルド市長も出席し、マドンナはメガサイズのハサミでテープカットを行うなど、終始ご機嫌だったという。

 英「Daily Mail」によると、6人のダンサーを連れてやってきたマドンナは、セレモニーの後、抽選で選ばれた会員20人にダンス・レッスンをしたという。身体を激しく動かしながら声を張り上げ、インストラクターとしての能力を発揮した。

 ストイックなエクササイズと食生活で、52歳とは思えぬほど完璧なボディーを保っているマドンナ。2008年にリリースした12枚目のアルバムのタイトルでもある「ハード・キャンディ」の意味は、ハード・ボディとアイ・キャンディ(見た目の良いもの/目の保養)を組み合わせた言葉だと説明しており、米AP通信の取材に対して「ハード・キャンディって、セクシーな名前でしょ。楽しみながらイマジネーションを活用させ、体力をつけるジムなの」と語った。

 「ハード・キャンディ」は3階建てで、敷地面積は3,000平方メートル。エントランスや廊下には、壁一面にマドンナの写真が貼られており、気分を盛り上げてくれる。共同経営するニュー・エボリューション・ベンチャーズは「ジムの製図や配色、マシーン選び、全てマドンナ自身が行った」「すべてのクラスにおける振付もチェックし、さらにダイナミックで、マドンナらしい特別な動きを付け加えたりしていた」とコメント。会員は、マドンナが計画したエクササイズメニューの中から自分にあったものをチョイスするとのことで、一流ヨガ・インストラクターのレッスンも受けられるという。

 気になるお値段だが、入会時に会員費と初回2カ月分費用827ドル(約7万円)を払い、3カ月目からは毎月159ドル(約1万3,000円)を支払うとのこと。

 「ハード・キャンディー」は今後、ロシア、アメリカ、ヨーロッパ、の10カ所にオープンする予定で、将来的にはアジア展開も視野に入れていると、マドンナは強い意気込みを見せている。が、大々的に行われたオープニング・セレモニーの翌日、行政から「土地の使用など、営業に必要な許可が一部で下りていない」として営業停止に。29日のセレモニーは特別に許可されたものであり、営業するには「危険」とストップをかけられてしまったのだ。

 30日も営業はされず、いつになったらオープンするのかと会員が苛立ち始めた12月1日。やっと許可が下り営業可能となった。オープニング早々出鼻をくじかれた形となったが、オープニング・セレモニーに出た会員の口コミ評判は上々で、今後会員数はうなぎのぼりに増えると見られている。

『マドンナ-クィーン・オブ・ポップ』

ガンバ!

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最終更新:2010/12/02 16:31
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