コラム 噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第54回】

「女性セブン」のスクープ、織田裕二と妻のツーショットの真偽は?

2010/11/23 22:00
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いっそのこと奥さんをお披露目して~

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第54回(11/18~11/23発売号より)

 安室奈美恵がファッション誌「GINGER」(幻冬舎)でロンブー淳について語ったと話題になっている。とはいっても淳だとは断定していない。「誰とお付き合いをしたとしても、きちんと再婚を決めるまでは子どもに紹介はしない」だって。偉い! ということは「アムロ息子と淳が仲良し」報道はウソだったのか。それはそれで結果は、よし。最近の沢尻エリカにしてもそうだが、渦中の人物がファッション誌や女性誌で重要なことを語り、話題になることが多い。付録ブームで売り上げを伸ばすファッション誌が、芸能マスコミに取って代わる!?

1位「山田優『切ない2時間』小栗旬を許しちゃった」(「女性セブン」12月2月号)
2位「自殺した妻 明けない夜 松平健」(「女性セブン」12月2日号)
3位「織田裕二と”ひた隠し妻”の週末の夜 身柄、確保しました!?」(「女性セブン」12月2日号)

※「女性自身」は合併号で休み

 写真週刊誌「フライデー」(講談社)に”ラブホ浮気”を盗撮されてしまった小栗旬だが、「フライデー」発売翌日、「セブン」は山田優を張り込んでいました! 後追い記事としては、なかなか優秀な企画です。

 この日、山田は男友達や弟と、深夜にハイテンションでカラオケをしていたという。やけ酒か!? と思いきや、その後小栗もこの店に駆けつけ、友人たちの励ましで和解し、小栗と一緒にデュエット”して仲直り”――。なんだか、青春です。歌ったのは中島みゆきの『糸』で、一緒にいた友人たちも号泣しながら2人の歌を聴いていたというんだから。

 若いっていいな。浮気されても許す26歳の山田。山田は「決定的な浮気以外は、何をされても嫌いになれない」んだって。「何をされても」――。グっときます。大好きなんだろうね。

 他の報道では、小栗も土下座せんばかりに謝ったらしい。ということは、今のところ小栗も山田と別れる気はないということ。男にしたら単なる浮気で、女は浮気だったら、と許す。 あー、演歌の境地にまで達しているよう。だから今後も小栗は浮気を繰り返すでしょう。それを山田が許し続ければ、結婚できる可能性は高い。それ以前に小栗が別の女性と”本気の恋”をしなければ、という条件つきだろうけど。

 なぜ誰も”あのこと”に触れないのだろう。松平健の妻・友里さんの自殺は波紋を広げている。福岡での公演中に訃報を知った松平は、公演終了後に東京へ。だがその日のうちに福岡へ戻り、翌日再び東京へ。そして自宅で妻の霊柩車を見送り、また公演へ。

 この松平の行為を、ワイドショーや芸能マスコミは、一様に「気丈」「役者魂」と持ち上げたが、実際、そんな綺麗な話なのだろうか。唯一、映画監督の山本晋也が「自分だったら妻といた」と苦言を呈していたが、これも本質には迫ってはいない。遺体はすぐに荼毘に付さず、都内の霊安室に置かれ、葬儀は公演終了後の12月上旬を予定しているという。かなり異例なことだ。

 4歳の息子をおいて母親が自殺するには、相当な事情があったはずだ。「最愛の母の死」「育児ノイローゼ」「夫の長期不在」などの理由が述べ立てられている。だが、松平は義母を手厚く扱い、そして妻にも手厚かった。子どもも溺愛していた。豪邸を建て、介護の必要な義母のためエレベーターを設置する。育児の大変な妻のため、泊り込みのベビーシッターを手配する。スターなのにゴミ出しもする。傍から見たら、なんとも羨ましい家族だ。だからこそ、もしあの噂が本当なら、と考えざるを得ない。

 松平は以前から子どもを切望していた。だから前妻の大地真央は子どもを生まなかった。松平の希望を叶えてしまったら、その後は――。金銭的にも世間的にも何の不自由もなく、夫は優しい、だが――。様々な要因があるだろうが、”あのこと”も一因として加えるとパズルが揃う。

 松平が発表したコメントに「心が通じ合う医師とは巡りあうことが出来ませんでした」とあった。妻が「心が通じ合」いたかったのは、医師だけではないだろう。「セブン」記事中には、友人のこんなコメントが掲載されていた。

「子供がいることで深まるはずだった夫婦の絆が、逆に薄まったように思え、友里さんは寂しさを募らせたようです」
 
 きたー! 織田裕二の新妻公開!! 今週「セブン」は上位独占、3連発です。中でもこの巻頭グラビアの織田夫妻のツーショット写真は、スクープです。

 とある土曜日、夕食後に揃って歩く2人。美容研究家というだけあり、その姿はサマになっています。でも、残念なのは、それだけってこと。なぜ後を付けない。尾行を続行しない。愛の巣に入っていく様子を撮らない!? と思ったら、撮影クレジットがない。画像が荒い。ってことは、もしかして持ち込み写真? 本当に、織田の妻なのか!?(ネット流失画像と比べると、確かに雰囲気は似ているが)

 だからなのか、スクープなのにタイトルにも自信がない。「確保しました!?」ってクエスチョンマークが入ってた(笑)。

『朝日新聞のトンデモ読者投稿』

読者投稿・持ち込みは結構危険

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最終更新:2010/11/23 22:52
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