闘病するダグラスに無理させないで!

がん闘病中のマイケル・ダグラスが激痩せ! それでも続く刑務所通い

2010/11/04 11:45
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放蕩息子の服装、超おっさんぽいんすけど……

 今年8月、最もがんが進行した状態である「ステージIV」の喉頭がんと診断されたことを告白し、現在は闘病生活を送っている俳優のマイケル・ダグラス。喉頭がんは首より下に転移することが少ないため、楽観していると本人は語っているが、先日パパラッチされた写真に写る彼は治療の副作用により激痩せし、周囲を心配させている。そんなマイケルが、服役中の長男に面会するため、辛い体調をおして足繁く刑務所に行っていることが明らかになった。

 マイケルが最初の妻との間にもうけた長男キャメロンは、2009年8月に覚せい剤の所持および売買の罪で逮捕され、今年4月に禁固5年の実刑判決を言い渡された。求刑は10年であったが、マイケルをはじめとする親族が、減刑を求める手紙を判事に提出。マイケルは「息子は、有名な父親を持ったことでプレッシャーを感じたり、自分とは何か悩み続けている」「自分もアルコール依存症に苦しんだが、家系的にアルコールや薬物依存になりやすいようだ」と綴り、04年に薬物過剰摂取で急死した異母弟エリック・ダグラスのようになるのでは、と心配で仕方ないと胸の内を明かした。裁判にも顔を出したことが判事の心を動かし、刑が半減されたと伝えられている。

 現在キャメロンが服役しているペンシルベニア州のルイスバーグ連邦刑務所は、マイケルが住んでいるニューヨーク・シティから320kmあまり離れており、車で3時間かかる。化学療法と放射線療法の副作用で体重が激減しただけでなく、身体機能がボロボロだとも伝えられているマイケルにとって、この移動はかなりの負担。そのため、治療を開始してからは面会していないと見られていた。

 しかし、米「RadarOnline」の取材に応じたスポークスマンのアレン・バリーは、「今もキャメロンの面会に行っているよ」「毎日というわけにはいかないし、マイケルはもっと行きたがっているのだけれどね」と、今でもマイケルが頻繁に長男キャメロンが服役している刑務所を訪れ、面会していることを明かした。

 マイケルは雑誌「Parade」のインタビューで、前向きにガン治療を受けられるのは父親のカーク・ダグラスのおかげだと告白。「父は、ヘリコプター墜落事故にあっているし、脳卒中で重体になったこともあるし、ペースメーカーを入れており、88歳で両膝の手術も受けた。でも、何事もなかったかのように元気なんだよ。93歳になった今もね」と、自分も父親として子どもたちに強い前向きなメッセージを送りたいと語っている。どんなに辛くてもキャメロンに会いに行くのは、自分の姿を見て何か感じ取ってくれたらと願う気持ちが強いからなのだろう。

 マイケルは、00年に再婚した女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズとの間に1男1女をもうけており、治療中も子どもたちの学校送迎をするなど積極的に育児参加している。病院で治療を受ける自分の姿を、子供たちに見せていることも明かし「子どもたちは最先端の治療をクールだって思っているようだね。ビデオゲームかスター・ウォーズみたく感じているようだ」「ガンも治療も怖いと感じていない。これは素晴らしいことだと思うよ」と、「Parade」のインタビューで満足気に語っている。

 長年の友人でもあるスポークスマンのアレンは、現在のマイケルの状態についてもコメントを出しており、「3週間前に治療の全過程を終えたばかり。今は回復の段階にある」「現時点では、追加で治療を受ける予定はない」と、体調は確実に良くなっていると強調。しかし、先週末、中国海南島のミッションヒルズリゾート・ブラックストーンコースで開催された「ミッションヒルズ・スタートロフィー」に出場したキャサリンは、マイケルの状態に関してはノーコメントを通しており、現状は厳しいのではないかと伝えるメディアも少なくない。

 年齢を重ねると共に渋みと円熟味が増し、ハリウッドを代表する俳優になったと称されているマイケル。ガンに打ち勝ち、再び銀幕スターとして活躍する日が来ることを、願わずにはいられない。

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眼光のギラつきこそがダグラスだったのに……

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最終更新:2010/11/04 11:45
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