サイゾーウーマンコラム肝っ玉母ちゃんアンジーが女スパイで超アゲ~! 『ソルト』で男をなぎ倒す! コラム ブルボンヌの映画批評 「女優女優女優!」 肝っ玉母ちゃんアンジーが女スパイで超アゲ~! 『ソルト』で男をなぎ倒す! 2010/08/03 19:00 ブルボンヌブルボンヌの映画批評「女優女優女優!」 サイゾーウーマン読者の皆さん、今日もムダに体が火照ってますか~。クーラーも付けずに一人汗だくツユだくプレイ中の新宿2丁目ママ、ブルボンヌどえーす。 「女優」を冠したこの連載に、ゴシップネタ込みのセレブ女優としては、もはや世界一と言っていいあの女がついに登場よ! そう、アンジー。なつかしのロックバンドです! って違うわ。アンジェリーナ・ジョリーさんです! 故・清川虹子先生、そしてデッド・オア・アライヴのピート・バーンズ先生と並ぶ、「世界三大クチビル姐さん」の彼女が、今回はスパイ・アクション映画『ソルト』に挑戦されました。 は~、このエロい唇、アタシも欲しい......。ヒアルロン酸入れたい!でもきっと、ピート・バーンズ姐さんの二の舞ね。 実は、まだ内容をよく知らないで、アンジーの顔ドアップなポスターを観た時は、「あら、また『トゥームレイダー』みたいなSFアクション?」くらいに思ってたんですけど、意外にも硬派な設定の本格アクション大作だったのね。 イメージとしては、アタシの大好きなマット・デイモンたんのボーン・シリーズに近い雰囲気。実際、アンジーが演じている役はまずはトム・クルーズ(奇行兄貴)にオファーがいってたんですって。アンジーったら、本来男性の設定だったスパイ役を引き受けちゃったわけ。もう、その男役をぶんどった逞しさだけで、ちょっと濡れる~。 今さらロシアのスパイがどうこうってのが、ちょっと懐かしい雰囲気もする世界観だけど、中だるみしないアクションの連続と、二転三転するストーリーは、このテの映画としては十分のデキじゃないかしら。まあ、割とオチが見え見えの展開ではあったけどねぇ(と、さり気なく自分の洞察力を自慢するババア)。 さすがに昔の『007』みたいなバカっぽいスパイノリは期待できなかったものの、スパイのお約束、変装はばっちり! おしゃれ染めヘアカラーに、宝塚ばりの男装までしてくれちゃうんだから。CMでも使われてた、変装マスクを顔からべりべり剥がすシーンなんて、ベタすぎてウケるんだけど、あれも女優なら一度はやってみたい古典演出よねぇ。 最初はこの通り、ブロンド美女だったアンジー。でも黒髪になろうが、男装しようが、唇見りゃバレんじゃね? 肝心のアクションの質も、意外なほどご立派。カーチェイスあり肉弾戦ありで、見ごたえ十分な上に、宣伝文句かもしんないけど、ほとんどアンジー本人がスタントもこなしたんですってよぉ。世界一の美女な上に、しっかりハードなアクションまでこなすなんてホント立派。日本だったら、あんなアクションができるのは元ジャパン・アクション・クラブ (JAC) の志穂美悦子姐さんくらいじゃないかしら。 さすが6人も子どもを育ててる肝っ玉母ちゃんは違うわよね。今回も上の子4人引き連れての来日だったし。あー、いいもの食ってんだろうなぁ。アタシもカンボジアあたりでアンジーに拾われたかったわ……。 とにかくアンジーが逃げまくります。走る走る!走れ!ジョリ~♪トゥルルー(歌・堀江美都子)ってアラフォーしか分からないわね...... 基本的にアクション映画なわけですから、しみじみとしたストーリーの深み、とかは何もなし。アンジーの恋愛要素も重要なようでいて、意外とあっさり片付けられちゃってるし。となると完全オトコ向けなのか、というとそうでもない。アンジーが男役を奪ってくれたおかげで、むちゃくちゃパワフルで機転が利く「女のカッコよさ」を見せつけてくれる映画に仕上がってるのね。 そもそも、女スパイって単語自体、超アゲじゃない。峰不二子、マタ・ハリ、ボンド・ガール(とくに浜美枝)、金賢姫、市原悦子(家政婦という名の女スパイ)などなど……。みんな琴線に触れまくりの女性たちですもの! とまあアタシみたいな女スパイに憧れる女(装ってるだけだけど)からすると、アンジーの活躍っぷりを見てるだけで惚れ惚れしちゃう作品でしたわ。 世界一のセレブ美女が、バッコンバッコン男たちをなぎ倒して、孤独に闘い抜く姿は、見といて損はないかもよ~。 だって、サイゾーウーマン読者ちゃんって、男に媚びるより、殴り倒したいってタイプでしょ。(って偏見?)アンジーを見習って、ブラピすら尻に敷く、強い女を目指しましょ~! ブルボンヌ 全国クラブのお笑いショウや試写会テキトーMCで活躍中の女装パフォマー/ライター。『この映画がすごい!』(宝島社)『BUBKA』(コアマガジン)等に寄稿しつつ、新宿2丁目ゲイミックスバーのママ業もこなす。芸能通のゲイたちと一緒にオカマなブログ『Campy!』もプロデュース中。 『ソルト』 CIA職員のイブリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、謎のロシア男性の告白により、米国大統領暗殺のために送り込まれたロシアのスパイ嫌疑をかけられる。CIAから追われる身となったイブリンは顔を変え、髪の毛の色を変え、変装をしながら真相を突き止めようとするが……。彼女の正体は? 真相は? 監督:フィリップ・ノイス 出演:アンジェリーナ・ジョリー、リーブ・シュレイバー、キウェテル・イジョフォー、ダニエル・オルブリフスキー、ほか 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 丸の内ピカデリー1ほか全国夏休みロードショーで公開中 公式サイト 『家政婦は見た! DVD-BOX5 』 悦っちゃん、女優ね! 【バックナンバー】 ・第一回ブルース・ウィルス『サロゲート』 ・第二回メリル・ストリープ『恋するベーカリー』 ・第三回ペネロペ・クルス、ニコール・キッドマンなど『NINE』 ・第四回ガボレイ・シディベ『プレシャス』 ・第五回『セックス・アンド・ザ・シティ2 』 最終更新:2019/05/17 21:06 次の記事 愛子さま登校問題の中、思い出の美談を綴る「女性自身」の計算 > Facebook Twitter プッシュ通知を受け取る クリックしてプッシュ通知を有効にする クリックしてプッシュ通知を停止する アクセスランキング コラム 殺害未遂の女医の告白 「男の宿命的な性」への憎しみ 「新しい自分になる」危険ドラッグで8階から飛び降り――「ラリってしまいたい気持ち」を禁止しても意味ない? 大谷翔平と代理人バレロ氏の心配な報道 持ち偏差値より低い中学を受験した娘 秋篠宮さまの“プロポーズ美談”は全部ウソ? 皇室の“セックスマニュアル”? その内容は メルカリで31万ネックレスが27万に! 4万円の値引きに成功したワケ 秋篠宮さま、大学時代に「7人の恋人」? 秋篠宮家が「推薦入試」にこだわる事情 94歳オンナ詐欺師、最後の大ボラ 学習院「常磐会」が行った「美智子さまいじめ」 大谷翔平、違法賭博問題で「裏社会」関係に疑惑? 婚約発表で“元カレ”問題が浮上の皇室 秋篠宮家が「推薦入試」にこだわる事情 2022年スピ“教祖様”たちの注目動向 名実ともに「学習院=皇族の学校」ではない 94歳、“オンナ詐欺師”の仰天「ホラ吹き」人生 山口組は分裂9年も平行線、「トクリュウ」が勢力拡大? 元極妻が予想する「2024年のヤクザ情勢」 刑務所が避難所に!? 近所にあったら困る「迷惑施設」から変わる実態 総合 劇場版『名探偵コナン』歴代最高の初動スタート 【レジ袋収納】プロのリピ買いグッズ 殺害未遂の女医の告白 【コンロ横引き出し】プロの収納テク6 「男の宿命的な性」への憎しみ ガスト、ヒロミ考案メニュー実食 シナボン店舗数増、再ブームの兆し BE:FIRST映画『BE:the ONE』レビュー 【コープ】を使わなくなった理由とは? 蛇口レモンサワー系【焼肉ホルモンたけ田】残念な点 若葉竜也『めざまし』出演が波紋 アラフォー婚活、セフレ認定してきた29歳の高校教師 「新しい自分になる」危険ドラッグで8階から飛び降り――「ラリってしまいたい気持ち」を禁止しても意味ない? 大谷翔平と代理人バレロ氏の心配な報道 M!LK、初アリーナ公演ライブ映像レビュー メーガン夫人の着用ドレスがソールドアウト! SMILE-UP.28組295名のタレントがSTARTOへ移籍の一方、「FC分社化」にファンの反応は? 「BE:FIRSTと嵐は違う」ファン公言の大島美幸、“推し活スタイル”の違い語り反響 【ヨドバシ.com】ネットスーパー的に使える? Number_iファンから滝沢氏に要望続出! カルチャーの人気記事 アラフォー婚活、セフレ認定してきた29歳の高校教師 臨床心理士が語るアイドルの葛藤 アラフォー婚活、23歳男子から終電間際の誘い アラフォー婚活「とりあえずホテルへ行こう」商社マン アラフォー婚活、押しが強い33歳の男性 カルチャー一覧へ サイ女の精神!過去の人気コラム Number_i・平野紫耀、弟が「快活CLUB」広告塔に! 猛プッシュの「元祖あんかけトルコライス」食べてみた コラム 刑務所が避難所に!? 近所にあったら困る「迷惑施設」から変わる実態 知られざる女子刑務所ライフ 「ザマアミロ」同僚に奪われた彼氏を“奪い返した”一夜! 幸せな新妻の咆哮 彼女が婚外恋愛に走った理由 コラム一覧へ