失言連発!?　高橋大輔、女性の扱いは初心者級

　今回ツッコませていただくのは、5月6日放送分『とんねるずのみなさんのおかげでした～新・食わず嫌い王選手権』（フジテレビ系）でカーリング選手の本橋麻里と対決した、男子フィギュアスケート界のプリンス・高橋大輔の見事な天然ぶり。

　フィギュアの華麗なステップ・豊かな演技力では、いつも多くの女性を魅了している高橋。

　4月29日放送の『徹子の部屋』（テレビ朝日系）に出た際にも、徹子が開口一番、「相変わらずハンサムでいらして。何よりです」とただただ容姿を誉めていたほどなのだが、残念ながら、女性のあしらいにおいては、メダリストどころか「初心者」ぶりが全開となっていた。

　北京オリンピックの銅メダリストをとんねるずの二人に見せた後、本橋にも渡そうとしたところ、「私、見せてもらったんですよね」とにこやかに言われ、とっさに出た一言は、「見せましたっけ？」。

　これに対し、「あ～～覚えてない!!」と本橋が叫んでも、やはり「見せましたっけ？　どこで？」と繰り返すだけ。年齢の話になったときには、本橋が自分より年下と聞き、「え!!　年下!?　年下!!!!???　僕、ずっと上だと思ってました。上だと思ってました」と露骨にビックリし、何度も「上だと」と連発しては、正直すぎるリアクションをしてしまっていた。これ、女性に対してあまりに失礼な反応ではないだろうか。

　高橋の失言・失態はまだまだ続く。

　とんねるず・石橋貴明が本橋を「けっこうガタイがいい」「がっちりしてる」などなど、いじるたびに、悶絶し、笑い死にしそうなほどの高橋。

　好みの女性のタイプについて聞かれると、「明るくてよくしゃべるって感じの女性」と答えたまでは良い。「（本橋をさして）明るくてよくしゃべる。けっこうタイプじゃない？」と石橋にふられ、フツウは目の前にいる女性にある程度気を遣ったコメントをするものだろうに、「もともとちょっとヤンキーだった感じが残ってる人が好き」と改めて否定するあたり、高橋の無垢な心が見てとれた。

　そして、極めつきは、本橋に対する唯一の気遣いにも思える「結婚する（相手として）ならいいですね」というコメント後の一言。「ホント？」と本橋に聞かれると、天然パワー炸裂で「余ったらぜひ。僕がもし余っちゃってたら」と……。フツウはその気がなくとも、一応「もし本橋さんが余ってたら、そのときはぜひお願いします」と言う男性が多いだろうに。

　このように、女性に対してはことごとくデリカシーがなく、失言を連発する高橋だが、話題がスケートになると、別人になる。

「プルシェンコが喜んでたもんね。『おまえは同士だ』って。なんで4回転飛ばないやつが金なんだよって」（石橋）などとふられても、「つなぎがやっぱり大事で、総合点が」「（人が人を判断することが）そこが面白いところでもあるんですけど」と実に落ち着いた優等生的コメントをしていた。

　ひとたびスケートを離れると、とんだ天然ぶりだけれど、スケートのことになると顔も口調も変わるのは、まさに「王子」。改めてその魅力に脱帽です。
（田幸和歌子）

『高橋大輔OFFICIAL BOOK 200days バンクーバーまでの闘い (単行本)』

ボンクラ具合がむしろ好感

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