
人間という生き物は、ある時ふと、世の中からの疎外感を覚えることがある。他人にもたれてようやく呼吸を整えられるほど“誰か”を欲する時期がある。もしその気持ちを表面的にでも共有できるのであれば、何物にも代え難い絆が生まれるのではないだろうか?
「蜘蛛と蝶」の主人公・真帆は、婚約者の和成か...
男と女の間に存在するルール。それは当人同士しか理解し合えないことのほうが多い。
それはSMの世界でも同じこと。男女間で主従関係を結び、緊縛や複数プレイなどで直接的に肉体的快感を与えることはもちろん、遠隔操作などで精神的にも快感を与えるSM。倫理を超えた行為から得られる快楽を共有し合う...
男女の上下関係は、一度定めると最後。逆転することは非常にむずかしい。恋愛の場ではそんな関係性も楽しみのひとつではあるけれど、いざ夫婦となるとそうはいかない。初期設定でマウントポジションを取れれば安泰、けれど逆は永遠に報われない思いを抱えながら過ごすことになってしまう。
男性から見ればミニスカートを履いていたりノースリーブを着ていたりと、露出度の高いオンナ=エロいと思われがちだけれど、実は「フツーの女」がもっともエロいのではないだろうか? なぜかというと、フツーの女は「普通である」という事実に満足していないから。きっかけさえあれば堰を切ったように貪欲にな...
女は強くならないと生き辛い世の中になって来た。仕事も経済面もできる限り自立をしなければならないし、自立を目指して社会的地位を得ている女のほうが、相応のイイ男を引き寄せやすい。ちょっと前に流行した"エビちゃんOL"のような、経済的にも精神的にもオンブにダッコを求めるお嫁さん女は、草食系がは...
昨年は官能小説界にとっても激震の一年だった。作家、団鬼六氏の死去。まだまだ世間一般には知られていないSMという世界を広く知らしめ、先陣を切って走り続けてくれた団先生。その耽美なSMの世界を引き継いでくれている官能小説家は大勢いる。なかでも、館淳一の描くSMの世界観は、どれも男女間の強い絆...
エロにおいて男と女でもっともかけ離れたスタンスに位置しているものが「オナニー」ではないだろうか。それがあってるかは別として、世の中的に男のオナニーは必需行為という位置づけに対して、女のオナニーは嗜好行為と位置づけられているから。
幼いころから開けっぴろげに話題にできる男とは違い、女は...
男はセックスに意味を持たせたがる。たとえば知り合って間もない女から突然ベッドに誘われれば「俺のこと好きなんじゃないか?」とか「失恋したばかりか?」と、余計な勘ぐりをする。セックスで女の愛や人生に付箋を付けたつもりでいるなら、おこがましい。男が感じるように、女だって「このオトコとヤリたい!...
自身の性の目覚めを覚えているだろうか? 土手に捨てられていたエロ本、両親の寝室、のぼり棒......それらを体感したときのことを思い返すと、「見たい」「聞きたい」という前のめりな感情と同じくらい「イケないこと」という認識がある。だから大人になってからのセックスも、どこかいびつな照れくささ...
モラルとセックスは決して正比例するわけではない。たとえば倫理的に外れた関係性だとしても、互いに至高な快楽が得られたとすれば、モラルなんて基準に置くことができないのではないだろうか?





