今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

傍若無人・ホリエモンVS年寄りの道徳・尾木ママの対立に重なる、あの騒動

2016/04/22 21:00

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

horietakahumi.jpg
堀江さん、この頃輝いてたよ~

◎収束の行方は……
 出演予定だったネット番組が、震災で飛んだことで、番組スタッフを「おめーら」「アホ」呼ばわりで怒り心頭のホリエモン。バラエティ放送自粛に対し「あまりにも当然(原文ママ)」とご発言の尾木ママ。対照的な意見の2人は、SNSとブログを通じて対立構造に。

 傍若無人に自分の価値感でグイグイ行くホリエモンと、年寄り独特の道徳を振りかざす尾木ママ……。どっかで見たと思ったら、野村佐知代VS浅香光代と似た構図。どちらにもまったく肩入れする気が起きないところまでそっくり。この世で一番どうでもいいケンカ、リターンズ。

◎ローカルタレント量産
 吉本興業が沖縄に学校を作るという。吉本って、なんか沖縄に拘泥してるよなぁ。「首都がほしい」ってことなのか?

 沖縄の新聞社を訪れた社長が、鼻息荒くぶち上げた概要は、いわく「ダンスや歌唱、漫才、演技も学べる」「衣装デザインや特殊メイク、CGや照明など、裏方も含め、オールジャンルの芸能のプロを育成」「講師にはトニー賞受賞者を招聘」「沖縄は芸能の島」……。

 聞けば聞くほど、地産地消の匂いしかしない。

◎最後に勝つ者
 西内まりやが音を上げ、井上晴美がくずおれ。中傷されるいわれのない人間が次々とリタイヤする中、ブログでの発信を続ける、氣愛と喜愛のノリノリ紀香。

 阪神淡路と同じ震度7! 忙しくて睡眠不足だけど、眠いなんて言ってられない、皆のために発言し続けなきゃ、だそうな。ハートが強いっつーかなんつーか。

 芸能人のネット界隈が、ますますデリケートになっていく現在。このくらいのタマじゃないと、ブログなんてとても続けられないってことなのかもしれん。ふぅ。無事これ名馬……。

mishuran.jpg

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/22 16:22
アクセスランキング
  1. 持ち偏差値より低い中学を受験した娘
  2. 大谷翔平と代理人バレロ氏の心配な報道
  3. 「新しい自分になる」危険ドラッグで8階から飛び降り――「ラリってしまいたい気持ち」を禁止しても意味ない?
  4. メルカリで31万ネックレスが27万に! 4万円の値引きに成功したワケ
  5. 警察がヤクザより力を入れる犯罪組織「トクリュウ」とは? その厄介さを元極妻が解説
  6. 「私には迷信と思えない」幼い息子に起こった異変とは? 奇跡的だったお坊さんの指摘
  7. 皇室の“セックスマニュアル”? その内容は
  8. 「男の宿命的な性」への憎しみ
  9. 秋篠宮さまの“プロポーズ美談”は全部ウソ?
  10. 大谷翔平、違法賭博問題で「裏社会」関係に疑惑?
  11. 「美智子さまいじめ」の主犯
  12. 憲法は「暴力団員であること」を禁じていない! 餃子の王将社長射殺事件、パソカ規制問題、工藤會死刑判決を元極妻が解説
  13. 132万のジュエリーの代わりに買ったもの
  14. 学習院「常磐会」が行った「美智子さまいじめ」
  15. 実父の強姦が黙殺された「栃木実父殺し」から現在
  16. 『大奥』問題がある演出とは?
  17. 2023年のクスリ押収量は過去2番目! イーロン・マスクのドラッグ使用疑惑を解説
  18. 秋篠宮家が「推薦入試」にこだわる事情
  19. 中学受験の合格手続きでミス
  20. 山口組は分裂9年も平行線、「トクリュウ」が勢力拡大? 元極妻が予想する「2024年のヤクザ情勢」