[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

「簡単には仲良くなれない」「○○の話はタブー」、3年間かけてわかったママ友・パパ友の作り方

2016/03/21 19:00
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(C)倉田真由美

 この原稿を書いているときは、娘ココが通う幼稚園の卒園式が目前。入園初年度は考えられなかったけれど、今は気軽に連絡できるママ友が結構増えました。このコラムの担当Sさんから、「4月に初めて子どもを幼稚園や保育園に入れるママ・パパのために、ママ友・パパ友を作るべきか、どうやったら作れるのかを書いてみては?」とオーダーされました。

 オレは、妻くらたまに「毎週、女性週刊誌をそこまで楽しんでる男は日本中でアンタだけ!」と言われるほど熟読しているんですが、最近はどの雑誌にもママ友特集が掲載されます。ほとんどが「1人じゃ寂しいので、ママ友を作りたいけど、どうしたらいい?」とか「新米ママを襲うママ友たちの闇」とか、ネガティブな記事が多い。オレはこういう内容が好きですが、確かにこれ読んだママたちは、ママ友作りにビビりますよね……。

 うちの場合、妻がママ友のような人間関係を新たに作ることが面倒だったらしく、「だったら一緒にママ友を作ろう!」と提案しても、「1人でやって!」と言われるほど消極的だったわけ。妻から「なんでそんなにママ友を作りたいのよ?」と聞かれたけど、それはもちろんココのため! 知り合いになれば、幼稚園や小学校の情報、子どもの遊び場の情報交換ができると思ってたんです。最初はね。そんなわけで、必然的にママ友作りはオレの役目になりました。

 入園前は「ママ友作るぜ!」と気合を入れてたんですが、入園式であえなく撃沈。初対面で話しかけること自体、無理があったし、入園式の段階で保護者が集まってワイワイ話すことがないからさ。そんなにすぐに仲良くなれるはずがない! だいたいね、男のオレがママ友作りをすること自体、ハードルが高いんです。なので、一旦ママ友作りを止めましたよ。

 入園半年後ぐらいから、ママ同士の飲み会に行ったり、幼稚園の夏祭りや運動会、お遊戯会に積極的に参加したりして、ようやくココのお友達ママと連絡先の交換ができました。例えば「今度子どもたちを一緒に遊ばせよう! LINE教えて」みたいな流れですね。かなり軽いノリだけど、たぶんほかのママたちはオレのことをすでに調べていて、「バツ3、600人斬り、自己破産」ということも知ってたから、面白かったのかも。妻がマンガ家ということを知ってるママもいたし、珍しかったのかもしれませんね。すでにこのコラムを読んでるママもかなりいたし。あとはFacebookでつながったママも何人かいます。

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