[ジャニーズ・メディアの裏側]

SMAPバーター枠、Kis-My-Ft2からA.B.C-Zに移行!? 初CDがオリコン4位の大惨敗

2014/03/20 08:00
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A.B.C-Z公式サイトより

 3月12日にリリースされたA.B.C-Zの1stアルバム『from ABC to Z』が、オリコン週間ランキングで4位に初登場し、推定売り上げ枚数は3万9,000枚であることがわかった。2012年2月にジャニーズ初のDVDデビューを飾ったものの、知名度ではKis-My-Ft2やSexy Zoneに劣り、テレビ番組への出演機会も限られてきたA.B.C-Z。昨年後半からはSMAPを手がけた飯島三智氏の力を借りているが、初のCDリリースでは大惨敗を喫してしまった。

 同ランキングでは、同じく12日リリースのBUMP OF CHICKEN『RAY』が約18万2,000枚を売り上げ、EXILE ・ATSUSHIの『Music』が約17万3,000枚で2位に。続く3位はMAN WITH A MISSIONの『Tales of Purefly』が約6万2,000枚で、その次にA.B.C-Zがランクイン。5位のシドは約3万2,000枚のため、僅差での4位獲得となった。

「CD売り上げが伸び悩んだ要因としては、通常盤と5万5,555枚限定生産の5stars限定盤の二種リリースで展開が少なかったことや、購入者イベントなど大々的な特典を付けなかった点、テレビなどでの宣伝機会が少なかったことが挙げられます。また、ポニーキャニオンはSexy Zoneのアルバム『Sexy Second』の発売当日(2月19日)にTwitterで宣伝のツイートを流していましたが、A.B.C-Zの場合は発売1カ月前に告知ツイートを行ったのみだったことも、ファンから『A.B.C-Zに力を入れていない証拠』などと言われています。アルバムの初動が今回のような結果では『A.B.C-ZのCDは需要がない』ということになりますね」(ジャニーズに詳しい記者)

 3枚目のDVD「Twinkle Twinkle A.B.C-Z」(13年3月発売)からは、CD付き初回限定盤が販売されていることもあり、音源CD化の“プレミア感”が薄れてきたことでファンの出足も悪くなっているようだ。アルバム発売に際して、『PON!』『スッキリ!!』(ともに日本テレビ系)などの番組に出演したメンバーだが、『PON!』では「キスマイとかやらない仕事を僕たちがやる」「NGなし」と、ジャニーズなのに「芸人」のような体を張った仕事をこなしていることが紹介された。

「ファンの間では、こういった“ジャニーズなのに苦労してる”という売り方に不満を持つ人もいるようです。昨年7月に始まった冠番組の『ABChanZoo』(テレビ東京系)の視聴率も、日曜朝の放送というマイナスポイントがあるのか、0.6~1.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、爆死しており、いつ終了してもおかしくない危機的状況です。しかし、最近の出演番組を見ると、飯島氏がSMAPの関連番組にねじ込んでいることが見て取れます。キスマイも一定人気を獲得したので、今後は本格的にA.B.C-Zに力を入れることになるのではないでしょうか」(同)

 A.B.C-Zは21日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にSMAPとともに出演し、SMAP・中居正広が司会を務める『Sound Room』(TBS系)にも出演が決定。SMAPとの執拗な“バーター作戦”でキスマイをブレイクに導いたように、A.B.C-Zもヒットを飛ばせるグループになれるのか? 飯島氏の手腕の見せ所となりそうだ。

最終更新:2014/03/20 08:00

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『from ABC to Z(5stars限定盤)』
ご祝儀はDVDデビューの時に使っちゃったよ~
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