ジャニーズ研究会
【ジャニーズ研究会レポート】

『LOVE』『JUKE BOX』から『トニトニ』まで勢ぞろい! ジャニーズの最新フォトレポート

2014/01/31 11:00
r-photo.jpg

 昨年末は嵐、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2らがツアーを開催し、全国のファンを喜ばせました。とはいえ、オークションでの高額取引が問題視されている嵐をはじめ、いずれもチケットが取りにくい人気グループ。公演を見に行けなかったけれど、ライブの様子を知りたい! という人にオススメなのが、鹿砦社のフォトレポートシリーズです。

 アイドル誌やテレビ情報誌のコンサートレポートは、少ないページで情報を伝えるために、どうしても写真が小さくなりがち。しかし、このフォトレポートシリーズなら、基本的に1ページに写真1枚という贅沢なレイアウトなので、アイドルの髪の毛や頬を伝う汗や衣装の細部、振付の細部までチェック可能。MCも再現しているので、本ながらもライブに行ったような臨場感が味わえます。もちろん、当日公演に参加した人の復習用としても活用できますよ。それでは、最近発売となったばかりのフォトレポートの見どころをご紹介!

『Sexy Zone×A.B.C-Z×薮宏太 トニトニワールドへ行こう!』

 1月27日に幕を下ろしたばかりのトニトニこと、舞台『JOHNNYS’ 2020 WORLD』。Sexy Zoneの佐藤勝利、中島健人、菊池風磨とA.B.C-Zの5人、そして昨年に続いてHey!Say!JUMP藪宏太が出演し、約2カ月間にわたって上演されました。水柱やフライングといったド派手演出に、ブロードウェイのような歌や踊り、アドリブ感満載のコントなど目まぐるしく変わる内容は、ジャニーズ喜多川社長の欲望をすべて再現したかのような複雑さをもっており、ファンから「全体像がよくわからない」「難解」といった声も出ていました。フォトレポートでは、『JOHNNYS’ 2020 WORLD』を徹底分析。「ストーリー・ダイジェスト」で時空を超えた舞台のあらすじを紹介し、「『JOHNNYS’ 2020 WORLD』のルーツを探る」というコーナーでは、パフォーマンスの元ネタを解説。もちろん、大量の水をかぶる藪や昨年に引き続きシェイクスピア作品でひとり10役を演じた中島、きりっとした表情を見せるA.B.C-Z河合郁人など、個々の写真も充実。とくに半裸シーンで、濃いめのギャランドゥを見せた菊池の写真は必見です!

『いつも心に関ジャニ∞』

 関ジャニ∞の『JUKE BOX TOUR』から、11月8日の東京ドーム公演を完全収録。錦戸亮の29歳のバースデーを祝うシーンや、ファンはもちろんメンバーをも驚かせた横山裕のトランペット演奏の様子も余すところなく伝えています。また、横山・渋谷すばる・大倉忠義・安田章大による「伝説の狩人」と、錦戸・村上信五・丸山隆平による「侍戦士」のユニット対決も。顔のペイント+インディアンを彷彿させる赤を基調とした衣装で奇抜さを見せつける「伝説の狩人」に対し、ふんどし一丁というまさに“丸腰”状態で勝負に挑んだ「侍戦士」。写真で振り返ると、侍戦士の面々は、ふんどしのひもの間から肌色のアンダーショーツが丸見えで、この詰めの甘さがツアー初日という空気を表しています。バンドスタイル、ダンススタイル、どちらのメンバーの姿も掲載されていて、関ジャニ∞の魅力が詰まった1冊といえます。

『Kis-My-Ft2 SNOW DOMEに願いを込めて』

 東京・大阪の2カ所のみだったツアー『SNOW DOMEの約束』の、11月15日・16日の東京ドーム2Daysをレポート。「キ・ス・ウ・マ・イ ~KISS YOUR MIND~」でメンバー7人が顔を積み重ねて作る“キスマイポール”や、「Black&White」でJr.と一緒に作る人間ピラミッド、「運命Girl」でJr.を従えた“キスマイトレイン”など要所要所で華やかな演出を仕込み、ファンを楽しませました。舞祭組の「棚からぼたもち」はこの日がコンサート初披露とあって、緊張の面持ちで踊っている4人の姿が捉えられています。もちろん、アイドルらしいやわらかな笑顔を見せる玉森裕太、片方だけ口角を上げてニヒルな表情を作る藤ヶ谷太輔、いつもどおりぎこちない笑顔を見せる横尾渉と個々の写真も大充実です。

『嵐のLovely&Funky Night』

 嵐の5大ドームツアー『LOVE』から11月8日~10日に行われたナゴヤドーム公演に迫った1冊。自身がMCを務める『今、この顔がスゴい!』(TBS系)でなぜか“ジャニーズのすごいファンサービス”として取り上げられた、櫻井翔の「調子はどうだ~い?」という瞬間の表情もバッチリ掲載されています! 同ツアーの公式グッズ「LOVE Tシャツ」がやたら似合う大野智や「Intergalactic」の宇宙服のような衣装で踊る相葉雅紀、黄色のネクタイ+ストライプのベスト+蝶ネクタイというキュートな衣装でソロ曲「20825日目の曲」を歌った二宮和也など、アイドルたちのキラキラした笑顔を一瞬たりとも逃していません。胡坐をかいておすまし顔&投げキッスする直前の松本潤は30歳と思えぬかわいさ! ファンは必見です。

『踊れ!A.B.C-Z 五つの星の伝説』

 2013年10月に日生劇場で公演された、A.B.C-Z主演舞台『ジャニーズ伝説』のステージを収録。公演名通り初代ジャニーズからフォーリーブス、少年隊まで半世紀にわたるジャニーズの歴史をA.B.C-Zが体現した異色作です。このフォトレポートの見どころのひとつは、A.B.C-Zの衣装。1960年代の設定なため、チェック柄のジャケットやキャスケットなど、クラシカルな“ちょいダサ”の衣装なのですが、見事A.B.C-Zがオシャレに着こなしています。戸塚祥太の整った顔とトレンチコートの相性がよく、河合郁人はティアドロップサングラスという難しい小物をうまく使い、五関晃一はもって生まれた昭和顔を存分に発揮しています。ジャニーズという歴史に触れながら、A.B.C-Zという新しいグループの魅力を感じられる、まさに温故知新といった内容になっています。

最終更新:2017/12/20 11:24
アクセスランキング