[ジャニーズツッコミ道場]

A.B.C‐Z・塚田僚一、泳げない理由は「筋肉がよくない」!?

2013/12/24 16:00
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カナヅチジャニーズの筆頭格に?

 ジャニーズのタレントというと、スポーツ万能のイメージが昔からある。昭和の時代には、芸能人水泳大会でマッチやトシちゃんが大活躍していた印象も強いだけに、余計にそう思う。それだけに、泳げないジャニーズが意外といることに驚く。ましてそれが、高い身体能力と華麗なアクロバットでステージを盛り上げる“体育会ジャニーズ”A.B.C-Zだなんて。意外さ倍増だ。

 A.B.C-Zの冠番組『ABChanZoo(エビチャンズー)』(テレビ東京系)の12月8日放送回は、「“体育会系ジャニーズ”A.B.C-Zには、ある問題が……」というナレーションで幕を開けた。問題というのがその、「泳げない!」(ナレーション)ということ。そういえば、Hey!Say!JUMPの山田涼介と八乙女光も、泳ぎが苦手だとテレビで話していたのを見た記憶がある。カナヅチジャニーズって、結構いるのだろう。

 さらに衝撃だったのが、メンバーの誰かがというのではなく、A.B.C-Zの5人全員が泳ぎが苦手だということ。全員、どこかの沖合から岸まで遠泳してもおかしくないイメージなのに! それにしても、泳げないジャニーズはなぜたくさんいるのだろうか。若い頃から忙しくて、泳ぎの練習ができなかったりするのだろうか。不思議だ。

 そんなわけでこの日は、「全員が25メートルを泳げるようになるため」、元日本記録保持者のコーチの指導のもと特訓する。まず実力をみるため、とりあえず25メートルをクロールで泳いでみることに。すると塚田僚一、いきなりクロールじゃなく平泳ぎを始めて、さらに25メートルの半分も泳げなかった。それでも本人は、「結構行った!」と喜んでいる。橋本良亮も、塚田より少し先まで泳げただけなのに「意外と行けたな、オレ」と、ちょっと満足げだ。結果は、五関晃一と戸塚祥太が25メートルを完泳で、河合郁人は20メートル、橋本18メートル、そして塚田は……10メートル。最もアクロバット能力の高い塚田がブッチギリで泳げないという謎……。アクロバットと水泳、何か因果関係あるのか。塚田自身は、

「筋肉がよくないんですよね」

 という、わかるようなわからないような理論を唱えていたが。そんな5人にコーチの指導が本格的に始まる。蹴伸びから始まり、バタ足、腕まわし、そして息つぎと、段階を追って進んでいく。すると、最初はあれだけへっぽこだったメンバーが、コーチの的確な指導と本来のカンのよさで、どんどんコツをつかんでいき、「おお!」「すげー!」と声をあげて喜んでいる。「泳げるぞ、オレ!」(橋本)「人生変わってきてる」(戸塚)と言う姿はちょっと微笑ましい。10メートルしか泳げない塚田も、足ヒレを付けてみたところ、なんとクロールで25メートルを泳ぐことができた。

「人生初クロールです!」

 と塚ちゃん、大喜び。でも、足ヒレを外したらやっぱりダメだった。そんな特訓を2時間重ね、結果発表として25メートルを泳げなかった3人が順に泳いでいった。まず河合。別人のように綺麗に泳ぎ、見事完泳。続いて橋本も苦手の息継ぎを克服し、ゴール。そして、「残るは一番の問題児、塚田」(ナレーション)。足ヒレなしで懸命に泳ぐ塚田に、「もうちょい!」「いける!」とメンバーも声援を送る。

「初めて泳いだ! ありがとうございます!」

 見事完泳し、コーチと抱き合う塚ちゃん。こんな5人のがんばりを見て、「よかったなぁ」とちょっとうれしくなる気分は、どこか息子の成長を感慨深く思うお父さんの気分に近い。まあかなり年齢の高い「息子」だけど。そんなわけで、カナヅチを克服できたA.B.C-Z。しかし、続く翌週15日の放送回では、

<水中アクロバット、男子シンクロに挑戦!>

 ! 25メートル泳げるようになった直後に、いきなり飛躍しすぎ。しかしそこは、“体育会系ジャニーズ”だ。「バレエレッグ」「イルカジャンプ」など、途中苦労はしながらも、シンクロ技を華麗に習得していく。4人1組でやる大技も、最後にバッチリ決まった。しかも、一番重要な跳ぶ役は塚ちゃんだ。水中から見事にバク宙で着水する姿には、これが10メートルしか泳げなかった人の動きなのかと目を見張った。シンクロの方が、アクロやダンス的な動きが多いから、逆にやりやすいということなのか? こうなると「泳ぎ」だけがダメだったことが余計に不思議だ。そんなメンバーの覚えの早さに、コーチも「早い! すごい! さすがだわ!」と大絶賛。すると「僕たちジャニーズなんです!」と速攻調子に乗った、塚ちゃん。A.B.C-Zの次のステージには、シンクロの要素が新たな斬新な演出として取り入れられたりして。

 やっぱりジャニーズって、A.B.C-Zってすごいんだな、と思う一方で、結局なぜ今まで泳げなかったのか、その疑問は解明されないままだったが。
(太田サトル)

最終更新:2013/12/24 16:06
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