2013のアメリカが丸わかり

かなり辛辣! 米男性誌「GQ」が「今年、最も影響力がなかったセレブ」を発表

2013/11/27 16:00
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「なにも成し遂げない」というのがロッドマンのすごいところ

 今年も残すところ1カ月あまり。11月末になり、アメリカの各誌は次々と2013年を振り返る特集記事を組んでいる。そんな中、人気男性誌「GQ」が「今年、最も影響力がなかったセレブ」を発表。今年、大々的にメディアで報じられ、世間を騒がせたセレブの中から、「最低、最悪、影響力もない」セレブを選出した。

 1位に輝いたのは、今年2度も北朝鮮を訪問し、北朝鮮の若き独裁者・金正恩とマブダチになり、全米を唖然とさせたデニス・ロッドマン。NBA選手になるのが夢だった金第一書記は、大好きなマイケル・ジョーダンと同じチームで活躍していたデニスを大歓迎し、2人は国籍や人種、年齢を乗り越え、無二の親友になった。

 最初の訪朝後、メディアは「デニスは何か重要な情報を持っているのでは」と色めき立ったが、「オバマからキムに電話しろよ」と言うデニスに怒りを炸裂。「そんなに仲がいいなら、北朝鮮から15年の労働教化刑を言い渡されて服役中の韓国系米国人ペ・ジュンホを釈放させてみろ」と世間から声が上がり、デニスは5月、Twitterで金第一書記に対して「ぺを解放してやってくれよ」とツイートしたが、もちろん反応なし。

 9月の再訪朝後は、「キムに娘が誕生したんだ。オレはキムの娘を初めて抱っこした外国人なんだぜ」「キムはいい父親してたよ」「オレさ、北朝鮮バスケのナショナルチームの監督になるんだ」と浮かれまくり、なんでぺを連れて帰ってこなかったんだと聞かれると、「そんなのオレの仕事じゃないし」とムッとした。「オレはさ、オバマやみんなの偏見を取り去りたいわけ」と言い、再びバッシングされた。「GQ」は、「“キムは自国の人間を殺す冷酷な独裁者だけど、一緒に遊ぶと楽しいんだぜ”と言ってるデニスはアホ丸出し」「この上なく滑稽だが、あのバカげた国から生きて帰れただけすごいかも」と皮肉りながら、2013年度「最も影響力のないセレブ」に選出した理由を説明した。

 第2位は、人種差別を理由に黒人の元従業員から訴えられ、釈明するため出演したニュース番組で「大昔、銀行強盗に遭った時、ニガーと言った」と明かし、全米から激しいバッシングを受けた、カリスマ料理研究家ポーラ・ディーン。人種差別が最もひどかった南部出身の彼女は、弟の結婚式をプロデュースした際、黒人が奴隷として扱われていた古き時代を再現させる演出をしたことも発覚し、メチャクチャに叩かれた。「GQ」は、「ニコニコしながら料理してても、カメラの回ってないところでは、ニガーニガーと言ってるんだろうよ」と選んだ理由を述べている。

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