人気司会者揃い踏み!

加藤浩次・小倉智昭・羽鳥慎一が激突! 6~10%獲得“朝の顔”真の王者は?

2013/02/08 11:45
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『とくダネ!』(フジテレビ系)
オフィシャルサイトより

 主婦をはじめ通勤・通学前など多くの人が目にする朝の情報番組。テレビ局関係者によれば、朝の情報番組の視聴率は「その日のトップニュースで何を扱うかによって大きく変動する」という。バラエティ番組やドラマのように、出演者重視で視聴される番組でもないため、日によって数字の変動が大きいことも特徴の1つだろう。今回は民放各局の朝の情報番組(午前7~9時台)について、2013年1月の視聴率データを元に解析する。

■早朝は『めざまし』が視聴率11%で大金星

 日本テレビ系列では、5時50分から8時まで『ZIP!』を放送中。総合司会を関根麻里と同局の桝太一アナウンサーが務めており、視聴率は6~8%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)で、安定した数字を獲っている。TOKIO・山口達也、EXILE・MAKIDAI、筧利夫、鈴木杏樹がメインパーソナリティーとして各曜日に出演しているが、MAKIDAIが出演している火曜日は1月に3回も8%台を出している。

 テレビ朝日系列の『やじうまテレビ!』(4時55分~8時)は、スタート時からの1時間半は1~3%、6時25分~番組終了時間までの視聴率は少し上がって4~6%に。しかし、同時間帯の中では最も低い数字を記録している。

 続いて5時30分~8時30分に放送している『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)は、7~9%台と、比較的高い数字を維持している。

「同時間帯の情報番組では唯一、番組名に司会者の名前が入っており、『朝ズバ』には一定のファンがついている。2011年9月には、みのがテレビ番組で『僕も来年3月に引退の身ですからね』と発言したことを発端に、一時は12年3月をもって芸能界を引退するのではないかと騒動になったこともありました。しかし、これはテレビ局やマスコミの反応をうかがっていただけで、現在まで普通に出演しているところを見ると、本人にまだ辞める気はなさそうです」(芸能記者)

 そして5時25分~8時に放送中の『めざましテレビ』(フジテレビ系)は、開始時から6時10分までの第1部は2~4%、以降の第2部は1月14日に異例の5.7%という低い視聴率を記録しているが、それ以外では7~11%と二桁に届くなど好調な成績をみせている。昨年4月にはフルリニューアルを宣言し、メインキャスターに三宅正治を据えた『めざまし』。数字にはさほど影響なく、第2部は4年連続で同時間帯の年間視聴率トップに輝いた。

■5~8%と低迷の『とくダネ!』に、菊川怜不要論?

 8時からの情報番組は、人気司会者が同時間帯に直接対決している。

 加藤浩次、テリー伊藤、石田エレーヌ(現在産休中)が司会を務める『スッキリ!!』(日本テレビ系、8時~10時25分)は、6~10%台を記録。日によってバラつきの差は激しいものの、一桁台後半を獲得しているため、同時間帯ではトップとなる場合も多い。

 元朝日放送アナウンサー・赤江珠緒と、元日本テレビアナウンサー・羽鳥慎一が司会を務める『モーニングバード!』(テレビ朝日系、8時~9時55分)は、11年4月にスタート。同年3月31日付で日テレを退社したばかりの羽鳥アナがテレ朝に“移籍”するということで、スタート時は大きな注目が集まったが、二桁に近かった視聴率は徐々に下がり、一時は3~5%台に低迷してしまった。

 開始から1年後には、昨年秋の改編で番組をリニューアルし、赤江アナから同局の『マツコ&有吉の怒り新党』で人気が再燃した元日テレの夏目三久アナに交代するのではないかという報道も噴出。ところが、ちょうどその頃から、視聴率も上昇傾向となり、今年に入ってからは6~8%と一桁台後半を推移。当面は、このままの体制でいくことになるのだろうか。

 最後に、小倉智昭がメインキャスターを務める『とくダネ!』(フジテレビ系、8時~9時55分)は、5~8%を行き来している。

「昨年7月からは、退社した中野美奈子アナウンサーの後任として女性司会者に菊川怜を起用したものの、くしくもその時期から視聴率の低迷がスタート。10月には眞鍋かをり、ピーコ、高木美保、中川翔子ら大物コメンテーターを大量リストラしたことも話題となりました。さらに、7月以降は『スッキリ!!』が1位となり、10~12月クールは『モーニングバード!』にも敗北し、3位に転落。明らかな不調により、春の改編で菊川が降板するのではないかという説も出ています」(同)

 実際に1月第4週(1月21~25日)の平均視聴率は『スッキリ!!』(第1部の8時~9時30分)が7.0%で1位、『モーニングバード!』は6.92%、『とくダネ!』は、6.76%と僅差ながら負けてしまっている。

 1月下旬に行われた定例会見で、フジテレビの豊田皓社長は「『めざましテレビ』は去年も非常に好調だったが『とくダネ!』は数字を落としており、現場には工夫を指示している」と語っているが、春の改編でどう変化するのか、注目していきたい。

最終更新:2013/02/08 11:45
『みのもんたの朝ズバッ! ココロが元気になる「感動ストーリー」 』
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