日本未上陸グループも!

ディズニーのゴリ押し女優も! 2013年、大ブレイクが期待される若手セレブたち

2013/01/03 19:00

 世界中に旋風を巻き起こし続けるスーパー・アイドル、ジャスティン・ビーバー。デビューから3年が過ぎたが、相変わらず若い女性層を中心に絶大なる支持を得ており、ビーバー・フィーバーは続いている。そんなジャスティンに追いつきそうな勢いの新星アイドルたちの存在が、最近とてもよく目立つ。彼らはすでに欧米でブレイクしており、その勢いはさらに強まるものとみられている。

 今回は、アメリカのタブロイド紙も夢中になっているNEWゴシップスターたちを紹介しよう。

■若さを前面に出すボーイズグループ「ワン・ダイレクション」

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『アップ・オール・ナイト』ワン・ダイレ
クション/SMJ

 2010年、イギリスの国民的人気オーディション番組『Xファクター』シーズン7のボーイズ部門に個人で出場していたナイル・ホーラン、ゼイン・マリク、リアム・ペイン、ハリー・スタイルズ、ルイ・トムリンソンの5人が、番組クリエーター兼審査員のサイモン・コーウェルの強い提案により結成したボーイズグループ「ワン・ダイレクション」。『Xファクター』は3位で終わったものの、番組で見せる彼らの姿に少女たちが熱を上げるようになり、彼らのおかげでシーズン7はシリーズ最高平均視聴率を記録。オーディション番組出身ということもあり、“私たちが育てる”と意気込むファンを多く得たことが幸いし、11年9月にリリースしたデビュー・シングルはUKチャート1位。11月にリリースしたデビュー・アルバムの初週セールスは同年リリースのデビュー・アルバムで1位になり、ヨーロッパ中で大ブレイクした。

 勢いに乗った彼らは12年に入り、すぐにアメリカに進出。平均年齢18歳という彼らの清潔感溢れるキュートなルックスと抜群の歌唱力に、全米の少女たちはたちまち虜に。3月リリースされたアルバムは、イギリス出身グループのデビュー・アルバム史上初となる全米ビルボードチャート初登場1位を獲得。発売初週に約20万枚を売り上げるという快挙を成し遂げ、テレビや雑誌に引っ張りだこになるなど、アメリカに大旋風を巻き起こした。ロイヤル・ウェディング、ロンドン五輪とイギリス・フィーバーに浸っていたアメリカ人はもろ手を挙げて彼らを受け入れたのだ。

 アメリカ人には真似できないイギリス人独特のウィットに溢れるユーモアセンスも最高で、人気深夜バラエティー番組『サタデー・ナイト・ライブ』ではメキシコ版ワン・ダイレクションを披露し、大好評。Twitterのつぶやきも絶妙で、メンバー全員の個人アカウントを足すとフォロワー数は断トツトップ。セレブの間でも彼らは大人気で、理想の男性像にメンバーの名前を挙げる者も少なくない。テイラー・スウィフトとハリー・スタイルズとの交際はあまりにも有名である。

■色気を見せるボーイズグループ「ザ・ウォンテッド」

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『ザ・ウォンテッド』ザ・ウォンテッド
/ユニバーサル インターナショナル

 09年にイギリスで開催されたオーディションで、1,000人を超える中から選ばれたマックス・ジョージ、ネイサン・サイクス、シヴァ・ケインズウォラン、ジェイ・マクギネス、トム・パーカーで結成されたのが「ザ・ウォンテッド」。10年にリリースしたデビューシングルは1位を獲得。デビューアルバムも飛ぶように売れ、プラチナアルバムに。「ワン・ダイレクション」と同じくイギリス出身のボーイズグループであり、同時期に活動を始めたことから何かと比較されることが多いが、平均年齢22歳の「ザ・ウォンテッド」の方が深みのある曲が多く、幅広い年齢層に支持されているとも言われている。

 ルックスも、若くポップなイメージを全面的に出している「ワン・ダイレクション」に比べ、「ザ・ウォンテッド」は成熟したシックなイメージを漂わせている。清純なイメージのテイラー・スウィフトが「ワン・ダイレクション」のハリーと交際しているのに対し、「ザ・ウォンテッド」のマックスはハリウッドの問題児リンジー・ローハンと交際のウワサがあるなど、何から何まで対照的だ。

 何かとライバル視される「ワン・ダイレクション」と「ザ・ウォンテッド」だが、実は仲がかなり悪く、ゴシップ好きにはこの低俗な争いがたまらないと大喜びされている。今年6月にはワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンが書店で値引きされているザ・ウォンテッドのファン本をニヤニヤ笑いながら読んでいる姿がパパラッチされる。11月にはTwitterで「ワン・ダイレクション」のゼインと、「ザ・ウォンテッド」のマックスが「オタク~」「そうだよ、何か文句あんのかよ!」と小学生レベルのケンカを始め、メンバーも参戦する騒ぎに。どちらともグループ内の結束はとても固いことがわかり、ファンを喜ばせた。

 曲だけでなく関連商品、コラボ商品が飛ぶように売れるなど、どんどん勢いを増していく「ワン・ダイレクション」と「ザ・ウォンテッド」。2013年に、日本でも大ブレイクする可能性大である。

■スポーツマンの爽やかさがウリな「Big Time Rush」

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「Big Time Rush」公式HPより

 子ども向けテレビ局「ニコロデオン」で放送中の人気ドラマ『Big Time Rush』。ミネソタ出身のアイスホッケー選手、ケンドール・シュミット、ジェームス・マズロー、カルロス・ペナ、ローガン・ヘンダーソンの4人がボーイズグループ「Big Time Rush」を結成し、ハリウッドで大奮闘するという物語で、このドラマから飛び出し実際に音楽界で活動するようになったのが「Big Time Rush」である。

 10年にリリースしたファーストアルバムは、ドラマの影響もあり世界中で300万枚を売り上げ、子どもたちが投票するニコロデオンの『キッズ・チョイス・アワード』も獲得。今年はファーストツアーを行ったこともあり、さらに人気が上昇し、全米の少女の心を虜にしている。

 4人はスポーツマンという設定であることから、ガッチリとした体形で爽やかな健康的なイメージがあり、少女だけでなく大人の女性たちからも支持されているとのこと。番組が子ども向けということもあり、グループはクリーンなイメージで「好感が持てる」と幅広い層から受け入れられているのだ。

 ペットの豚をかわいがり大量の写真を公開しているケンドール、ユダヤ系で「自分はスピリチュアルな人間」だと公言しているジェームス。カルロスは9月に女優のサマンサ・ドゥロークと破局したことを明かし「悲しいけれど、オヤジが言うように、ドアが閉まれば、新しいドアが開くと信じているしね」と失恋した気持ちを素直にツイート、ローガンは長年友人だったデミ・ロヴァートとゴシップされた。22~23歳の若者としては驚くほどクリーンな彼らが、今後、どのような俳優/歌手へと成長していくのか。才能がある彼らには大きな期待が寄せられている。

■「ディズニーのプリンセス」ベラ・ソーン&ゼンデイヤ

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 セレーナ・ゴメス&ザ・シーンがテーマ曲を歌う、ディズニーの青春テレビコメディ『シェキラ!』。単なるコメディだけでなく、一流ダンサーを夢見る少女2人を中心としたダンスが見どころの作品となっており、主演のベラ・ソーンとゼンデイヤはセレーナの後を継ぐディズニーのアイドルとなった。

 元気で超テキトーなシーシー役を演じるベラは、キッズモデルを経て6歳の頃から子役として活動を開始。10歳の時に『The O.C.』で子どもの頃のテイラー役を演じて注目されるようになり、20年に『シェキラ!』の主役を射止めた。このように15歳だが芸歴は長く、プロ意識も強く持っており、自分が「ディズニーのプリンセス」として売り出されていることも熟知しているため、スキャンダルとは無縁。ステディなボーイフレンド、18歳のトリスタン・クリアはフットボールが得意な学生で、2人はよくパパラッチされているが、至って健全な交際をしており、ファンも親世代も温かく見守っている。歌手としても活動しているベラは今後も大化けする可能性大、である。

 真面目で成績の優秀なロッキー役を演じるゼンデイヤは、母親が劇場管理を務めてきたカリフォルニア・シェイクスピア・シアターで幼い頃から演劇を学んだ。子役モデルやダンサーとして多くのCMにも出演するなど地道な活動を経て、10年に『シェキラ!』の主役に大抜擢された。大人びた表情をすることも多いゼンデイヤだが、「16歳になるまでボーイフレンドはダメ」という両親の言いつけを守ってきたことでも有名。9月1日で16歳になったが、ボーイフレンドは慎重に選びたいとしている。

 ベラ同様ゼンデイヤも歌唱力があり、シーズン2ファイナルとして90分枠で放送された「Made in Japan」エピソードでも自慢の歌声を披露。『シェキラ!』の2人が日本を満喫するこのエピソードは日本でもディズニーチャンネルで1月に放送されるので、ぜひチェックしてほしい。

 ほかにもシンガーソングライターとして人気急上昇中のオースティン・マホーン(16)、「ニコロデオン」の人気青春コメディ『ビクトリアス』に出演していたアリアナ・グランデ(19)とヴィクトリア・ジャスティス(19)。イギリスのボーイズグループが大活躍しているのを受けて、アメリカで結成された「IM5 Band」も近いうちに本格的な活動を開始するとみられており、13年は若手のさらなる活躍が楽しみだ。

最終更新:2013/01/03 19:00
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