噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第64回】

ショーケンの”母”・瀬戸内寂聴が、気になる下半身事情をポロリ!

2011/02/22 21:00
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「女性自身」3月8日号

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の”欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第64回(2/17~2/22発売号より)

 反政府デモから政権が崩壊したエジプトで、米CBS女性記者が取材中、集団レイプされたことが米国で大きな衝撃となっている。この事件を聞き、2003年にイラクで捕虜となった米女性兵の”事件”を思い出した。数カ月の捕虜生活の後に英雄となった女性兵に対し、拷問やレイプの有無が話題になり、さらにブッシュ政権の自演自作説、プロパガンダに利用されたなどの疑惑さえ巻き上がったのだ。エジプトの女性記者事件の後、オバマはイスラエルの入植活動を非難する国連安保理決議案に拒否権を発動した。

1位「大森南朋 秘める『両親の離婚』と実父が語った蒼井優との『結婚』」(「週刊女性」3月8日号)
2位「変わらぬ歌舞伎界スクープ1 片岡愛之助 妻と子隠し続けた理由」「スクープ2 中村福助 愛人が告発『流産と150万円攻防』(「女性セブン」3月3日号)
3位「萩原健一”母”瀬戸内寂聴さんが祝暴露告白『インポが治ってよかったわね!!』(「女性自身」3月8日号)

 ピリッとしたネタのない今週の女性週刊誌群の中、”企画賞”ともいえる一本が蒼井優&大森南朋の結婚ネタだ。といっても、何か進展があったわけではない。進展がないからこそ、知恵を絞って大森の実父を直撃!!

 しかも大森の父はタダモノではない。唐十郎とともに劇団状況劇場を設立、演劇界に革命を起こし、世界的にも注目される舞踏家であり演出家の麿赤兒なのだ。スキンヘッドで鋭い眼光、時には全身白塗りだったり、金塗りだったりする舞台の人、と言えば分かりやすいか。

 そんなすごいお父さんに、息子の恋愛話のコメントを取る。ナイスな考えだが、恐れ多いし、くだらない。それに少し怖い。私だったら断る。だが「週女」は果敢にもチャレンジし成功したのだ。

 大森が幼少の頃、麿は大森の母と別居・離婚し、母が苦労して大森を育てた。そのことが大森の結婚観に影響し、なかなか蒼井との結婚に至らないのでは、というのが記事の概要だ。かなりこじ付けっぽくはある。だが、肝心なのは麿と記者とのやり取りだ。

 蒼井を紹介されたか? の問いに「いやいや全然」「お互い仕事も大切な時期だし、難しいんじゃないかね」とここまではお約束通り。だが、次の問いにはかなり驚いた。

――PUFFYの吉村由美さんなんかは?

「あぁ、一度会ったことあるね。あのコとも別れちゃったもんな」
 
 気さくに応えてくれる麿に、調子付いて過去の恋人も聞いちゃえ! という流れなのだろう。が、唐突に名前を出された由美ちゃんは、とんだとばっちり、お気の毒である。

 最後に「(蒼井とは)遊びとかじゃないから」と麿に語ったという大森。結婚はそう遠くない!?

 次もとばっちりとしかいいようのないネタだ。

 歌舞伎の片岡愛之助と中村福助のスキャンダル。普通だったらこの2人のネタが大きく取り上げられることはなかっただろう。歌舞伎ファンじゃなければ、ネタになるほど世間的にはメジャーじゃないから。記事にも2人のプロフィールはかなり詳しく説明されている。そうでなければどんな人かよく分からないから。

 昨年の海老蔵事件以降、歌舞伎に関する情報量は格段に多くなった。自殺や刺殺された人もいたという成田屋の暗い歴史も、世間一般に知られるようになった。その流れで海老蔵の代役としてクローズアップされた片岡愛之助に未入籍の女性と息子の存在が発覚した。愛之助はもともと歌舞伎界に生まれたわけではなく、血縁が大切な歌舞伎界では苦労した。後に片岡秀太郎に見初められ養子縁組。こうした経緯から女性と子どもの存在を恩師に言えず、未入籍となった。息子も認知すると跡継ぎ問題も出てくる。

 中村福助は不倫関係にあった女性から告発された。約束した家賃も払われず、流産の際も3万円しかもらえなかった。弁護士を介して150万円の示談金提示があったが、それもなぜか拒否してきたという。

 愛人は今回の歌舞伎ブームを見て「今なら雑誌も話を聞いてくれる」と決心したのだろう。マスコミに不慣れな福助は、突然の取材に「なんでぼくの子どもだとわかるんですか?」と決して言ってはいけないセリフを記者に吐いてしまった。「セブン」も「2本まとめてなら話題性も十分」と判断したのだろう。突発的災難とは、こういう事態をいう。

 昨年の麻木久仁子三角関係に続き、40オーバー世代のみに注目を浴びているのがカリスマ熟女・冨田リカと萩原健一の熱愛だ。若い世代の人は、ほぼこの話題には関心がない。「おじさんとおばさんの話でしょ」。だが40オーバー=バブル世代の、特に女性には興味深々の話題なのだ。まだまだいける! と思うのだろうか。

 注目は結婚回数。麻木事件で登場した3人(麻木、山路徹、大桃美代子)を合計すると結婚5回、離婚5回、ショーケンは事実婚を含め今回で結婚5回目、富田も3回目、合計8回! 

 ここ10年来、この世代の女性は年下男性に熱い視線を送ってきた。だが現実となると草食系の年下男性の実像を思い知るばかり。やっぱり若かりし頃からチヤホヤしてくれた年上男性! そして周りをみると――ターゲットになりそうな男たちが離婚を経験して独身に早代わり、ってな感じ。

 心配は下半身と金と介護だ。ショーケンの場合、それが下半身だったわけだが、この記事によれば”新しい嫁”のお陰で復活したらしい。ショーケンの”お母さん”である天下の瀬戸内寂聴センセイからのお墨付きだ。「インポテンツが治ったみたいで」と。もともとショーケン世代は肉食系世代でもある。今や、バツ(離婚)はモテる印になっている。

『2011年版 瀬戸内寂聴 日めくり暦』

ぱーぷるさんたらっ☆

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最終更新:2011/02/22 21:00
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