[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育てコラム

夏休み明けの急展開! 息子まーが福岡に帰ることになりました

2010/09/13 21:00
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(C)倉田真由美

 急な話ですが、息子のまーが福岡に帰ることになりました。この夏休みに1カ月ほど福岡に帰っていたんですが、その間に毎日福岡の友達と遊んだり、じいちゃん、ばあちゃんと過ごすうちに福岡で生活したくなったんだろうな。そもそもまーは9歳まで福岡で育ってきたわけだし、去年オレとくらたまが結婚した時に、こっちの都合でまーを東京に連れて来てしまったからなあ。ここのコラムでもマメに息子まーのことを書いてきたので、これを読んでる方はご存知だとは思いますが、まーは本当に屈託のない超素朴な子どもなんですよ。なので、本人曰く「東京は都会過ぎて僕には合わない!」と前から言ってたし、ずっと田舎で生活してたら、やっぱりそっちの方がいいいだろうなあ。

 それでもいきなりの転校はどうかと思ってたので、妻とは「2学期までは東京の小学校に頑張って通学して、冬休みから福岡に転校させるか」と話していたんですよ。しかし! 先日、まーを羽田空港に迎えに行くと、まーはオレと妻と会った瞬間から号泣。「何泣いてるの?」と聞くと、「今からでも福岡に帰りたい! 東京には1秒もいたくない!」とワンワン泣くんですよ! 「男だったら人前で泣くな!」といくら言っても泣き止まないし。なので、帰りの電車の中で「そんなに福岡に帰りたいのであれば、9月1日から福岡の小学校に転校するか?」と聞くと、「そうしたい! もう東京の学校には二度と行きたくない! 福岡の友達に会いたい!」と泣きながら言うんですよ。妻と「まーがここまで福岡に帰りたいというのであれば、帰してあげようよ」と話し合い、その場でまーは福岡に帰ることが決まりました。

 東京の小学校の何が嫌なのか聞いてみたら、クラスの全員が嫌いなんですって。まだ小学校4年生だから派手なイジメはないけど、イジメに近い嫌がらせは毎日あるらしいんです。確かに家に遊びに来るまーの友達は、皆別のクラスの友達。同じクラスの友達とは、もう誰とも遊んでないらしい。まーに「福岡で東京と同じような嫌がらせがあったらどうする?」と聞くと、「福岡で生活できるのであれば、イジメにあっても立ち向かえる!」と断言。福岡でじいちゃん、ばあちゃんと一緒に生活し、昔からの友達と一緒に遊びたいということなので、しょうがないよな。「お前の気持ちは分かった! 来週福岡に帰ろう!」というと、「ホント? マジでうれしい!」と速攻泣き止みました。

 オレとしては、イジメられないようにまーを少林寺拳法に通わせたり、毎日腕立てや腹筋やらせて鍛えてさせてきただけに残念です。あと、まーの東京での唯一の友達もオレに懐いて、まーがいなくてもオレと遊ぶためにオレの家に来たりしてたけど、これもなくなるのはちょっと寂しい。それで、翌日に学校に電話して担任の先生に転校することを伝えると、「クラスの子たちが嫌がらせをしているのを目撃したときは、何度も注意してたので残念です」と言ってましたね。

 そんなワケで、まーは2学期の始業式だけ学校に行き、みんなにお別れの挨拶をして終了。まーと仲が良かった別のクラスの子は寂しそうにしてたが、まーは全く寂しくないみたいで、「やっと福岡に帰れる!」と毎日喜んでました。東京には何も未練はなさそう。でも、福岡に帰ったら次にいつまーに会えるか分かりません。なので、東京にいる間、ずっと避けてきた「お化け屋敷」「ジェットコースター」に乗って、怖さを克服させることに。まーは相当嫌がってたけど、「なんでもかんでも嫌な事から逃げることはできないんだよ! 男だったら嫌なことがあってもやせ我慢くらいはしてみろ!」と無理矢理遊園地に連れて行くことになりました。この時の様子は、来週に。

最終更新:2011/01/13 14:07
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