[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

娘が『だめんず・うぉ~か~』で映画デビュー! そこで初めてわかった、本物の子役のすごさ……

2018/09/17 19:00
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(C)倉田真由美

 これまで何度か実写化してきた、妻くらたまの代表作『だめんず・うぉ~か~』(扶桑社)ですが、今年に入って『だめんずうぉ~か~ THE MOVIE』として販売しています。シリーズ第1弾は5月にレンタル開始し、そこそこ借りられているらしい。ただ出演者が全員無名の俳優ということもあって、セルDVDは全く売れなかったんです……。

 それを踏まえてDVD第2弾のキャストをちょっとだけ豪華に。知り合いの芸能事務所社長に「ギャラはこれだけしか出せないが、キャスティングしてほしい。マジでお願い!」と頼み込みました。すると5人の女優、俳優を用意してくれた! さすが芸能プロ! マジで助かりました。

 DVD作品は1話30分の3話構成。くらたま役の女優が、女性からだめんずエピソードを聞かされ、その再現ドラマが始まるという設定です。ちなみに出演者たちは、グラビアアイドルの紗綾、声優として固定ファンが多くいる工藤晴香、柴小聖、江藤彩也香、末野卓磨、日比博朋というメンバー。一般的な知名度は低くても、それぞれ舞台で活躍してる役者さんたちです。

 そして今回のDVD第2弾ではなんと、小学3年生の娘ココも子役で映画デビューしたんですよ! ちなみにくらたまも特別出演してます。撮影日の1週間前から、ココはセリフと演技の練習をしてたんですが、初めは棒読みで演技もぎごちなかったので、見ているこちらが不安になりました。緊張して顔が引きつっているんですよ。

 一番大変だったのは、怒られて泣くシーン。ココは「うえーん、うえーん」と泣く演技をしているんだけど、これがなかなかうまくいかない! ココは笑ってしまうし、泣いてる感じが出ないし……。これは練習しても無理! ぶっつけ本番でいくことにしました。何度も練習して、どうにかセリフを覚えたタイミングで撮影日を迎えました。

 小学校が終わって速攻で千葉県・船橋市のハウススタジオにくらたま、ココとオレの3人で向かいます。ハウススタジオは一軒家が丸ごとスタジオになっているので、人の家に遊びに行ったような雰囲気。なので、ココはぜんぜん緊張しませんでした。スタジオに着いてすぐに撮影がスタート。まずはくらたまの登場シーンをいくつか撮影します。くらたまの演技は、まあ素人ながらがんばっている感じ!

 そして、次はココ。子役デビューの第一声は「ママー!」の一言。これはうまく言えたね! 当たり前か。続いては、懸念のココが怒られて泣くシーン。ダイニングテーブルにココとパパ・ママ役の人が3人で座っています。ここでは、パパの浮気がバレて、ママが怒ってるという設定。重苦しい雰囲気の中、ココはテーブル上にオモチャを乗せて遊ぶ。「ママ、お腹空いた」と話しかけると、ママに「うるさい!」と怒られる。そして「うえーん、うえーん」と泣くという流れです。

 事前に監督から「泣く時はテーブルに顔をつけて泣く感じで」という演技指導を受けてたので、ココも指示通りにして泣いてみた。顔をテーブルにつけて泣いているので、顔が映らない。ココは本番でも笑わなかったし、緊張してなかったので、一発でオッケー! 監督の演技指導のおかげですね。最後は外に出て、ママ役の女優さんと手をつなぎ、買い物に行くシーン。これもココはうまく演技できて、一発オッケー。

 今回のココの子役デビューはセリフが少なかったし、動きもそんなにないシーンだったので、素人でも問題なかったよう。本人も「また“女優”やりたい!」と言っていて、撮影が楽しかったみたいです。もしまた次があれば、もっと顔の表情を使って表現できるようにしないと! テレビで活躍している子役を見ていると、みんな目を大きく見せたり、大げさに驚いて見せたりしてる。ココは演技中、表情がずっと同じですからね。目を大きく見開く! 次回はこれでいこう。まぁ、次の機会があるとしたら『だめんずうぉ~か~ THE MOVIE』第3弾ですかね。

 そして、この『だめんずうぉ~か~ THE MOVIE パッション編』は9月28日から1週間限定、イオンシネマ板橋で上映されることに。そこで上映日初日に出演者、監督、くらたま、ココで舞台あいさつもやることになったわけです! その後日談はまた追って。

最終更新:2018/09/17 19:00
だめんずうぉ~か~ パッション編 [DVD]
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