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なぜ『24時間テレビ』が苦手なのか? 「感動ありきであざとい」「視聴率稼ぎ」100人に調査

2018/08/25 10:00
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『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)公式サイトより

 今年で40回目を迎える『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)。同番組は、芸能人によるチャリティーマラソンやオリジナルドラマ、障がい者のチャレンジ企画などを、24時間生放送で届けるチャリティー番組で、すっかり日本の夏の風物詩となっている。「これを見ないと夏が終わらない」という根強い支持者もいる一方で、不快感を抱いている視聴者も。そこで今回、「『24時間テレビ』が好きではない」という100人の男女に、苦手な点を聞いてみた。

障がい者は見世物ではない

 障がい者のドキュメンタリーやチャレンジについて、感動を誘う演出感が強すぎると苦手意識を抱いてしまう人は多い。

・「身体の不自由な人たちを見世物にして感動を誘おうとして、集金を募ろうとしている魂胆が気に食わないし、うんざりする」(20代/男性/無職)
・「障がい者のイメージがキレイすぎると感じます。健常者と同じくドロドロしていたり卑怯な部分もあるので、少し間違ったイメージが伝わるように感じます。障がいがあってもなくてもみんな変わりません」(40代/男性/正社員)
・「障がい者をエンターテインメントのために利用している感じがするから」(20代/女性/学生)
・「金儲け感と、愛と絆という言葉が気持ち悪く感じてしまう。障がい者をうまくさらけものにしている感じも気持ち悪い」(30代/男性/正社員)
・「その行動に対して、障がいを持っている人に無理をさせているように見えるところと、その人はできたかもしれないけど、同じような障がいでもほかの人にはできなかったら、その人に努力が足りないと思わせそうなところ」(40代/女性/専業主婦)
・「障がい者を『かわいそう』という視点で世間に発信しているところが苦手です。障がいを持ちながらも普通に生活している人もいるのに、それを大々的に取り上げることに違和感を覚えています」(20代/女性/学生)

本当にチャリティー精神でやってるの?

 企画内容などが、ただの番組都合に見えてしまうという厳しい声も。

・「ぱっと見感動する企画を考えていても、よく考えるとそれが本当に当事者にとって望ましいことなのか疑問だから」(20代/女性/学生)
・「障がいのある方や不幸な方の身の上に涙して、いいことをしているかのようですが、実は自分は幸せなんだと再確認しているだけの気がします」(40代/女性/専業主婦)
・「善意の押しつけというか、その日だけ、なんかいけしゃーしゃーと、私ボランティアしてま~す!というムードが偽善以前のお笑い芸な感じがして、嫌悪感以外のなにものでもないです。もうエエ加減やめてほしい」(60代/男性/個人事業主)
・「『24時間テレビ』の時だけ、障がい者の方に寄り添っている感じがします。出演者の方々も本当に気持ちがこもっているのか疑問に思います」(40代/女性/専業主婦)
・「内容自体にマンネリ感が見られるのと、障がい者を食い物にしているところ。企画側と視聴者だけの、自己満足で終わってしまっているのが嫌。海外のチャリティー番組を見習った方が良いと思う」(20代/女性/無職)

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なぜ24時間もやるのかという根源的な問いよ……
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