【Jr.チャンネル週報】

Snow Man『ミッションV6』オマージュ、HiHi・橋本にポンコツ疑惑!?【Jr.チャンネル週報】

2018/08/19 21:00

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、8月9日~15日公開の動画をチェックします!

 Travis Japan・中村、手巻き寿司作りで「見てられない」

 9日にアップされたのは「Travis Japan【創作寿司】おNEWな手巻き寿司で新味覚発見!」。2日配信の「Travis Japan【斬新かき氷】いろんな食材凍らせて かき氷にしてみた!」に続いて、さまざまな食材を手巻き寿司にする実験的なグルメ企画だ。まず、マヨネーズをマイク代わりにした宮近海斗が「ここにある食材を使って、新たなお寿司を作り上げていこうじゃないかという。唯一、正解なのが納豆ぐらい。海外とかではね、カリフォルニアロールとか、ドラゴンロールとか。創作寿司を俺らTravis Japan、日本を背負って作ってみようじゃないかということで」と説明。みかん、バナナ、マンゴー、生クリームを集めたデザートコーナー、ナポリタンとピザのイタリアンコーナーや、フリスクを含むおやつコーナーなどがあり、それらを掛け合わせて斬新かつおいしい手巻き寿司を目指すそう。

 1番手の宮近はわさび&チーズと無難な組み合わせを選び、次の中村海人はピザやグラタン、グミまで混ぜたが、最終的に口の中はバナナ味の印象だった様子。松倉海斗はみかん+しょう油でいくら味になるかを試すも、「みかんじゃん」と苦笑い。今度は小さいガラスボウルにプリンと大量のしょう油を混ぜ、「うに」を完成させたのだが、手巻き寿司にするとプリンの風味が戻った。七五三掛龍也はフリスクにグラタン、ポテト、キムチ少々、ピザと自身の好物を並べ、「たぶん絶対美味しい気がする」と自信満々。食べる時の口の開き具合が小さく、「リスじゃん!」(川島如恵留)とツッコまれる中で味わうと、「フリスクが入ってるから」と、“眠気対策用”のご飯としてオススメした。試食した松田元太は「ない」と、顔の前でバツを作ってNG。

 その松田は焼きそばにナポリタン、ポテト、はちみつを入れ、本人は成功と認定。超甘党の川島はグミ、ティラミス、生クリーム、プリン、フルーツグラノーラ、はちみつで「デザート寿司」を作ったが、中村は具材を乗せている時点で「うーわ、ダメだ俺。見てられない!」と叫び、呆れた顔でフリーズした。川島の反応は良好ながら、一口かじった中村は半泣き状態で「これはナシよりのナシ」と、バッサリ。ラストの吉澤閑也は「これが本当のミックスサンド」と、生クリームをご飯代わりに使い、ポテト、ソースカツ、納豆、フルーツグラノーラ、マヨネーズを投入した。

 すると、「めっちゃうまい!」と強がる本人とは対照的に、食べた宮近は機能停止、残る1口を片付けた松倉は黙ってカメラの外に。絶対においしくないだろうと思った通り、生クリームが糸を引くさまは、見ているだけで気持ちが悪い……。よほど企画が楽しかったのか、全編通して妙におしゃべりだった中村は「ナシとかじゃない、ドクロです。これは」と、吉澤の組み合わせを全面否定し、エンディングとなった。前週、ハンバーグや餃子など、すでに冷凍庫でカチカチになった料理を削り、かき氷にする彼らを見て、筆者は「調理からやって凍らせる→次回の動画でかき氷でもよかったのでは?」と個人的な意見を述べたのだが、今回はある意味で“手作り感”が出ていて、見応え十分。再生回数は8万台だった(17日時点)。

 SixTONES、ホタルより光る田中樹のセンスが見もの

 10日の動画は田中樹プレゼンツの「SixTONES【天然ホタルを探して】ドライブ旅奥多摩編最終回!」で、再生回数は17日までに12万台となっている。都内を出発してドライブを楽しんだ一行(7月27日配信分)は、松村北斗のお誕生日サプライズ(8月3日配信分)も無事に終わり、ラストはしっとりと夜の奥多摩を散策した。車に乗り込むと、後部座席の高地優吾が「樹、引き続き運転頑張ってください」と声をかけ、「うん。大丈夫だよ~、楽しかったから」と優しく応える田中。松村は「みんな誕生日ありがとう」と、あらためてサプライズに感謝し、「なら、良かったよ」(田中)としみじみ。「みんな、しゃべりすぎてちょっと声枯れてるし」と松村は指摘したが、それは「ホットケーキを食べて~♪」の歌のせいだろう。

 実はホタルは雨が強い日、風が強い日、冷え込む日は「鑑賞しづらい」と言われているそうだが、SixTONESが訪れた頃には雨も激しく、霧も濃くなっていた。「鳩ノ巣駅」付近を歩いた時、高地が雨の坂道で滑る危ない一幕も。近くの民宿で情報をもらい、ホタル観賞スポットへ向かったところ、意外にもすんなりと天然ホタルを発見。悪天候の中、条件は悪かったはずだったが、ここはやはりジャニーズアイドルの持っているスター性か。ジェシー以外は初めてホタルを見たといい、電車が通るだけでテンションアップするなど、6人とも感動しっぱなしだった。

 そして、ホタルと別で個人的に最も感動したのは、田中の“ツッコミ力”。これまでも彼の仕切りぶりは目を見張るものがあったが、ラストは特にその芸達者ぶりが光っていた。ジェシーが「ホタル」を「ホタテ」と言い換えるボケ(7月27日配信の動画に続き)を、今回も歩きながら「ホタテも見たいよね」と繰り出したのだが、田中は「ホタテはいいんだよ、寿司屋行けよ!」と一蹴。ジェシーも“ボケ甲斐”があるようで、思わず「うまいね~。うまいな、お前やっぱ」と、ツッコミに感心してしまうほどだった。また、ホタルと出会った後に高地が「俺、昼間に見たことあったわ!」と興奮気味に語った時には、「それもうカナブンだわ!」(田中)と、鋭いツッコミ。こうして田中は企画考案、バラバラなメンバーのまとめ役、運転という重大任務、しまいにはボケを回収する能力まで、とにかく大活躍。この人なら、芸能人じゃなくて普通に生活していてもモテるだろうなぁ……(これがリア恋枠というやつ?)。

 ドライブロケ自体、全編通して1本の青春映画を見ているような仕上がりで、満足。「Jr.チャンネル」開設を決めたジャニーズの運営サイドにお礼の言葉を述べたい気分になった。

 東京B少年・浮所の「絆が深まった」発言に安堵

 11日に公開されたのは「東京B少年【不思議な写真】ペンライトアートやってみた!」。前回の「東京B少年【大流行】ドゥビドゥバドゥゲームをやってみた」(4日配信)は個人指名をもらえず、なかなかゲームに参加できなかった浮所飛貴がメインの動画となっている。浮所が「今日はちょっと僕ね、面白い企画を考えてきましたよ」「ペンライトアートでございます」と発表し、まずは「ペンライトアート」の詳しい手法をインターネットで調べる6人。前回の流れもあって、浮所を中心にギュッと集まり、スマートフォンを覗くメンバーの姿にホッとしてしまう。「ペンライトアート」とは、暗闇でライトの光を動かして撮影する写真のことで、東京B少年は絵をイメージして作品を作るよう。

 最初のお題は藤井直樹の提案で「天使」に決まり、それぞれ「右の羽書きます」(岩崎大昇)「左書きます」(金指一世)と役割分担をして挑んだ。次は浮所が出した「かめはめ波」の撮影で、「俺じゃあ、かめはめ波書くわ」「金指、ここからこうやってシルエット書いて」と的確な指示を飛ばす浮所。3つ目も「車とか書いてみる? 後部座席と前の席とかで、こうやってちょっと枠組み、みんなで作ったりして……」と切り出した浮所は、完成予想図をもとに動きの確認をしていく。いずれも出来栄えはキレイで、ラストは浮所が「最後めっちゃ団結したね。絆が深まったということで。ペンライトアート、オススメです! ありがとう!」と、視聴者に呼びかけてエンディングを迎えた。

 前週の“仲間外れ”感がだいぶなくなったこともあり、コメント欄も「先週、浮所くん出番少なくて不安だったけど、今回浮所くんの周りにみんな集まってて和んだ」「6人がギュッてなってるのかわいい! 浮所くんの企画最高によかった!」「飛貴くんの提案力に脱帽。段取りいいし、的確。B少年みんなの臨機応変な対応も素晴らしい。こういうグループいいよね。最高!」と、絶賛の嵐だった。再生回数は17日までに11万台。

 HiHi Jets・橋本のポンコツぶりに注目

 ここのところメンバー5人の暗記企画にチャレンジしているHiHi Jetsの動画は「大手企業の【入社試験】挑戦してみた!」(12日配信)。学生の夏休み期間だけに、「応援の意味も込めて、僕たちも夏期講習的なことやっちゃおうかなと思って」(高橋優斗)と趣旨を明かした。橋本涼は「クソ余裕」と強がるも、高橋は「『クソ余裕』じゃないよ、さっきあなたボソッと『英語で勉強ってなんて言うんだっけ?』って言ったじゃん」と暴露し、「シッ!」と古典的なリアクションで黙らせる橋本。先日の「先輩グループのデビュー曲を暗記せよ!」(7月29日配信)で暗記力の弱さが露呈するなど、やや“おバカ”な一面がどんどんとバレている橋本だが……。

 5人が挑むのは学力だけではなく、柔軟な思考力が重要な「有名企業の入社試験」。問題は「箱の中身を3回の質問で当てなさい。ただし試験官はあなたの質問に対して“はい”か“いいえ”でしか答えません」というもの。質問できる回数と相手の回答が限られているため、メンバーは「2、3種類聞くだけでも3回必要だよな」(作間龍斗)とブツブツ言いながら熟考した。シンキングタイムが終わり、最初の橋本は「生き物ですか?」「小さいですか?」「日常で使いますか?」と、3つの問いを発表したが、こちらは不正解。試験官役の高橋は、橋本が問題用紙に犬や虫、「HiHi Jets(ハートマーク)」とイラストまで書いている様子を見て「スゴい考えたんだろうけど、落書きがヒドい。絶対成績悪いヤツじゃん!」と、指摘した。

 続いての猪狩蒼弥は、期待を裏切らない“猪狩ワールド”を展開。「1億円払うので社長にしてください。まぁ、『いいえ』と言うでしょう。人は、人は『いいえ』と言うでしょう。なら、せめて合格にしてください、と。人は『いいえ』と言うでしょう。ちょっとハードル下がってますから、『ちょっといいかな』って、心の隙が見えますね。百歩譲って箱の中身見せてください、と。ちょっと『OK』って言いそうな感じ出ません?」とまくし立てたが、試験官役の高橋は笑みを浮かべて猪狩の頭をはたき、「言わずとわかりますけど、不正解です!」と、斬り捨てた。猪狩のようなタイプ、企業によっては試験官に好かれ、アッサリ受かりそうだと思ったのは筆者だけだろうか。ちょっと弁が立つ小憎らしいキャラクターが好きな社長ならば、意外と可愛がってもらえるような気がする。

 作間は「勝手に、自動的に動く?」「横文字ですか?」「音を発しますか?」と質問を絞るも当てられず、次の井上瑞稀は「パソコンですか?」「りんごですか?」「カエルですか?」と、バラエティでよくある「箱の中身はなんだろな?」ゲームの要領で考えたよう。これはもちろんNGで、最後の高橋が「形は丸いですか?」「パソコンで調べたら出てくる?」「試験官は好きですか?」と3つ挙げたところ、猪狩は「一番しょうもない!」と強烈な一言を浴びせた。実際の答えを聞いた高橋は「やられましたわ!」と衝撃を受け、「3回の質問で物を絞り込むのは不可能なんですよ。ならば中身を見れるように(試験官を)誘導尋問すればいいだけ!」と、解説。

 尋問方法を聞いた後、「見ている場所が違ったんだね」(作間)「発想が大事ってことですね」(高橋)と反省の声が漏れる中、井上は「さっぱりだ。全然わかんない」と言いつつ、解説用紙を確認して「なるほど」と納得。猪狩も「実質2回でいいってことだね。賢いな」と感服する隣で、橋本は「そういうことか……」とつぶやいてはいたものの、最後はうつむきがちで無言になっており、本当に意味がわかったのかは甚だ疑問だ。一度は把握できなくても、理解を試みる井上とは違い、橋本はなんとなく“わかったフリ”でうなずいているように見えてしまった……(あくまで個人的見解)。再生回数は17日時点で11万台となっている。

 Snow Man、バットを構える岩本がヤンキー仕様

 15日公開の動画は「Snow Man【V6三宅健】からの司令!! 6分以内にMISSIONクリアできるか?」(再生回数は公開から2日で10万台)。舞台『滝沢歌舞伎』でも共演しているV6・三宅健が提案した企画に挑戦している1本だ。佐久間大介いわく、三宅は「Jr.チャンネル」をチェックしているそうで、過去にV6がある番組で実施したミッション企画について「YouTube向けだし、Snow Manに合うんじゃないかな。やった方がいいよ」と、アドバイスしてくれたという。今回は「ぐるぐるバットを20回転したあとに針に糸を通せるか」「6人で合計6分間まばたき禁止」の2つの課題に立ち向かった。

 まずはぐるぐるバットだが、深澤辰哉、佐久間、渡辺翔太がフラフラな状態で糸通しに取り組み、メンバーは大爆笑。4番手の阿部亮平はフュギュアスケート選手さながらの高速回転を繰り出した。しかしこの時、あまりの速さで阿部は眼鏡らしきものを吹き飛ばし、それを岩本がサッと回収(阿部が投げ捨てたバットが渡辺の足に直撃するハプニングも)。一方、糸を通す阿部を見るのに夢中な佐久間から、“仕事人”深澤がバットをさりげなく取り、次の挑戦者である岩本が、それをほぼノールックで手に。同時に、岩本は阿部の眼鏡を深澤に授けており、2人の阿吽の呼吸に驚かされた。

 次にすぐ始められるよう、バットを手に待ち構える岩本は、真剣な表情で前を見据えているため、これから武器を持って敵陣に乗り込むヤンキーに見えてしまった(5分35秒頃から。その直後の笑顔に癒やされる)。ところが、その構えと裏腹に回転は超低速というギャップを見せる岩本。その結果、ぐるぐるバットチャレンジは岩本で終わってしまい、宮舘涼太まで回らずに失敗。“V6兄さん”の記録を超えられずメンバーが悔しがる中、深澤がさりげなくタブレット端末を持ってくる“デキジュ”(仕事ができるJr.)ぶりを遺憾なく発揮している。

 そして、2つ目のミッション「6人で合計6分間まばたき禁止」は、最後の宮舘が2分5秒の時点でギブアップを宣言して、アッサリ終了。どちらのミッションも成功しなかったとはいえ、岩本、深澤の絡みなど連携プレーを感じられる一幕もあり、舞台慣れしている彼らの臨機応変ぶりはさすがだった。コメント欄では「三宅さんに足向けて寝れない。感謝しかない」「MISSION V6懐かしい……こうやって受け継いでくれるのうれしい」と、先輩へのお礼の言葉が並んでいた。
(中村チズ子)

最終更新:2022/07/27 17:15

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