今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

三代目JSB・岩田剛典がCMで伝える熱いセリフの意味

2018/06/29 21:00
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岩田剛典公式プロフィールより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ぬけがけ
 「オレ、正社員になる」。求人サイト・バイトルネクストのCMで、岩田剛典が彼女と母親にそれぞれ熱く伝えるセリフ。土砂降りの雨の中で恋人に「一緒に暮らそう。オレ、正社員になる!」。停車した車の中から電話で「母さん心配かけてごめん。オレさ、好きになれそうな仕事見つけたんだ。正社員になる」。……「正社員になる」ことが人生のクライマックスでありゴールであり、親や彼女を安心させる最強のキーワード。そんな層に向けてアピールするのに、最適な人物としてチョイスされたのが岩田剛典であると。いやぁ、しびれるほどに適材適所。これを見て「オレも正社員になる!」という若者が増えたらいいなっと。納税しろよ。

◎二世の末路
 「出ずの踊り子」となってしまった坂口杏里。ホステスやってAVに出て風俗もやって、ストリッパーの話も出て。しかし、どれも全うせず。ホストを恐喝し逮捕歴も。この奈落のコンプリートのスピード感、深刻さより、マンガ的破天荒さの方が勝ってる気が。「全裸土下座写真」とかなぁ。余人には思いもつかない読ませるエピソードで、福本伸行のマンガみたい。『無法風没記・アンリ』、「ビッグコミック・スピリッツ」(小学館)あたりで、新連載どうでしょう。

◎二世の岐路
 やられたな、Koki,。いや、工藤静香。「海外の大学で学び、スポーツでも優秀な成績を収め、パリコレでモデルデビュー」。やりたかったの、これだろうに。見事にモックンの息子に油揚げさらわれちゃって。結局、あの表紙デビュー以降、目立った活動もしてないし。海外からのオファーがないんなら、結局は親のしがらみ漂う日本の芸能界での仕事しか選択肢はないはずなのだが。「芸能人にはしたくない(by静香)」って言われても。ご利用は計画的に。

 後から来たのに追い越され。早くも後藤久美子の娘と同じフラグが。伝説は始まる前に終わるのか。静香なるドンの次の手は。岡田圭右んちと同じ結末ってことはないだろうな。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/21 20:25
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