仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

剛力彩芽、大富豪・前澤友作と交際宣言――男たちが「カネを求める女」に眉をひそめるワケ

2018/05/03 21:00
goriki502
まさか初スキャンダルのお相手がZOZOとは

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「『やっぱり剛力彩芽も金持ちのところに行ったか』って言われちゃうんだよ」おぎやはぎ・矢作謙
『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ、4月26日)

 『サンデー・ジャポン』(TBS系)を見ていた時のこと。番組MCである爆笑問題・田中裕二から「モテるでしょ?」と振られたホリエモンこと堀江貴文が、「たで食う虫も好き好きですからね」と答えていた。たで食う虫も好き好きとは、「たでのように苦みのあるものでも食べる虫がいるように、人の好みとはさまざまである」という意味なので、「自分のような人間を好む物好きもいる」と謙遜しつつ、肯定したと捉えてよいだろう。その昔、ホリエモンは「人の心もカネで買える」と発言して物議を醸したことがあるが、露悪的に金の話をするホリエモンが、自分のモテる理由に金を挙げないことに驚いた。

 富豪の男性がモテた場合、「金があるから」と言われがちである。「女性セブン」(小学館)が女優・剛力彩芽と総資産3300億円ともいわれるファッション通販サイト「ZOZO TOWN」を運営するスタートトゥディ社長・前澤友作氏との熱愛を報じた。17歳という年の差、そして剛力が男性との交際を報じられるのは初とあって話題となったが、4月26日放送の『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)で、おぎやはぎ・矢作謙は、この交際は剛力にとって損であるとし、その理由を「『やっぱり剛力彩芽も金持ちのところに行ったか』って言われちゃうんだよ」と述べた。

 が、ここであらためて疑問に思うのは、実際に誰が「剛力は金持ちのところに行った」と言っているかである。先述の通り、確かに世間ではよく「富豪の男性がモテるのは金があるから」と言われるが、「週刊女性」(主婦と生活社)「女性自身」(光文社)「女性セブン」(小学館)という女性週刊誌をチェックしたところ、「カネ目当て」と受け取れる記事は1つもない。おぎやはぎは2人して「カネ目当てだと思われちゃう」と言っていたが、そう思っているのは、実はおぎやはぎ自身で、女性はある意味、当たり前のことと受け止めているのではないだろうか。実際、人気女優と大実業家というカップルは王道で、今さら驚くほどのことはない。余談だが、あの松居一代の最初の夫も、実業家である。初婚相手は伝説のDCブランド・パーソンズの創始者・岩崎隆弥氏で、彼は松居と結婚するために糟糠の妻と離婚をしている。

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紗栄子の歯ぎしりが聞こえる……
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