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「月収・小遣いレベル」でもタレント気分!? 自称・フリー声優の“ギャラ事情”を暴露

2018/04/14 11:45

「小遣い」から「120万円」まで

「普段は、声優業とまったく関係のないバイトをしている人ばかりですよ。仕事の経歴として、人気ゲームの『龍が如く』シリーズに出演したことをウリにする人も多いですが、あれは『通行人A』みたいな役が何百人分もあるんです。末端には、払ってもお小遣い程度の金額なんじゃないでしょうか」(前同)

 大手の会社が携わる、商業作品での声優業は“絶望的”と言わざるを得ない状況だが、とはいえ、ゲームアプリや同人ゲームなどでの需要はそこそこあるようだ。

「同人サークルが制作する、18禁のアダルトボイスドラマに出演している声優は、無名のフリーでも多く稼げているのではないでしょうか。そのジャンルにおいてのみ、局地的に知名度が高く、“あの○○さんが出演”とキャッチが打たれるくらいに評価の高い“フリー声優”もいますよ」(同人制作者)

 アダルトボイスドラマでの「声優代」は、1文字あたり1~6円計算での支払いとなる。そうした計算のうえで、テキストの文字数が10万文字、20万文字となる作品も少なくなく、そうなれば収益は、多く見積もって1作品あたり120万円にもなってくる。

「ジャンルこそアダルトですが、前者のような『お小遣い稼ぎ』フリー声優と比べ、こちらは完全に”勝ち組”といえるでしょう。まあ、いずれにせよ、実力が伴っていることが大前提ですが」(前同・同人制作者)

 “あこがれの職業”の肩書を持ち、チヤホヤされるだけで満足するか、はたまたニッチなジャンルでも地道に努力を重ね、その分野で名を成すか。同じ「フリー声優」でも、志のあり方はさまざまのようだ。

  (文=隅田歌子)

最終更新:2018/04/14 11:45
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「自称」ほどダサいものはないわよ
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